見出し画像

イタリア高架橋崩落の原因に迫るデータ

完成後50年以上経ったインフラを多数抱えるわが国。1967年に完成した高架橋が崩落したイタリア・ジェノバの事故は、他人事ではない。

OECDの統計によると、イタリアの2015年の道路投資額は、2006年と比べ3分の1に減っており、今回の事故はイタリアの緊縮財政がせいなのか。

データを精査すると、この道路投資額は、新規投資額のデータであって、維持更新費が含まれていない。高架橋崩落を止めるのに必要なのは、新規投資費ではなく維持更新費のはずである。

イタリア財政のデータを読み解くとともに、今回の事故から得る示唆を解きました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?