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組織改革・マネジメントあれこれ

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Weという言葉の危険さと効能

Weという言葉の危険さと効能

筆者が10年くらい前に参加したリーダーシップ研修での話です。
その研修には、企業に勤める二十人ほどの役員やシニアマネジャーが参加していました。色々と趣向を凝らし楽しくリーダーシップを習得できる内容だった丸々三日間の二日目に、講師が今からゲームしましょう、と宣言しました。

講師は教室前方の黒板に野球のスコアボードのようなものを書き始めました。上段にAチーム、下段にBチームとあり、横方向には1回、2

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“マイノリティの代弁者”カマラ・ハリスはいかにして副大統領候補となったか(篠田真貴子)

“マイノリティの代弁者”カマラ・ハリスはいかにして副大統領候補となったか(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第15回
"The Truths We Hold: An American Journey" by Kamala Harris 
Penguin Books 2019年1月出版

カマラ・ハリスさんの回顧録 “The Truths We Hold”を読みました。

ハリスさんは2016年にアメリカの上院議員になり、昨年は民主党内の大統領候補選びにも名乗りをあげ

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「ジョブ型雇用」にシフトすると、「人」の概念が変わりフリーランス・複業人材活用が進む。

「ジョブ型雇用」にシフトすると、「人」の概念が変わりフリーランス・複業人材活用が進む。

コロナ禍が僕たちにもたらした変化はあまりにも大きいですが、その筆頭格が「働き方」の変化でしょう。

「在宅勤務を7割に」とのことですが、罰則規定も何もないので、実際にどこまで浸透するかはさておき、カルビーや富士通をはじめ、大手企業を中心に、決して少なくない数の企業が在宅勤務やリモートワークへのシフトを表明しています。

それに伴い、にわかに議論が白熱しているのが「ジョブ型雇用」へのシフトです。

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DXは権限と責任によって出来る範囲が異なる

以前、担当社や課長レベルで実施する方法にて、簡単に現場から帰る方法について少し触れた。これをもう少し構造化し、権限/責任のレベルで何を実行できるかわかりやすくまとめることができたので共有する。

まず、考え方としては「枠組作り」と「Directに影響を与える」の2つにわかれる。枠組作りは部長以上、Directに影響を与えるは課長にとって重要。この論点は「経営を見る眼」からInspireされた。

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