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#このコラムはフィクションです
ポップカルチャー集団「ワイルド・ゴリラ」が人類をゴリラにしてくれる
今回は読者のみなさんに、悲しい現実を突きつけねばならない。その現実とは、我々おろかなる人類が文明や経済やインターネッツのべんりさと引きかえにWILD(野生)をかんぜんに失った、ということだ。誕生してまもない時代、まだ人類は屈強な筋肉を搭載したたくましい生命体だった。そのたくましさゆえ凶暴なマンモスやサーベルタイガーと激闘をくりひろげ、時には勝利さえするほどだった。それが今ではどうだろう。筋肉ではな
もっとみるBOOM&DODO!!!
Imagine……(想像してください……)。今あなたの右手には、コミックヒーローのアクションフィギュアがにぎられており、しかもそれがおそろしくクールな一品だったとしましょう。そして反対の左手がつかんでいるのは、ブロック・トイで構成された自作のカイジュー・キャラクターです。
おそらくあなたは、たましいの奥底から発信されるなぞめいた衝動をキャッチしており、両手のトイを戦わせて遊びたい欲求におそわれて
岡基機動のおすすめSF漫画!!
今やご存知の方も多いだろうが、いちおう紹介しておこう。
岡基機動(おかもときどう)とは、1976年生まれ、北海道出身のSF漫画家である。1998年に短編『マシンハザード』で「たかださかな漫画賞」の準大賞を受賞すると、翌1999年には「月刊ポリバケツ」にて長編『マシンハザード』の連載を開始した。
岡基作品の特徴といえば、何といってもその世界設定だろう。重厚なSFでありながら、台詞や言葉による説明
決して滑らないスケーター“ロバート・B・パウエル”について
スケートボード。スケボー。スケート。SK8。呼び方は人によってさまざまなれど、そこから思い浮かべるイメージはおそらく同一のはずだ。縦長のデッキ(板)に四つのウィール(車輪)がついた乗り物、これに決まっている。
きっとスケートボードに興味のない人でさえ、いちどはストリートや公園でライディングするスケーターを目にしたことがあるだろう。ましてストリートのカルチャーになじみのある者となれば、それはもう、
謎の秘湯「伝法谷温泉」に迫るルポルタージュ
温泉。
人は誰しもその桃源郷を求め、荒廃した大地をさまよい続ける。時には己の命をかえりみることなく、危険に満ちた火山帯や未知のジャングル果ては地球外の惑星まで踏み込むことをためらわない。
だがそうした者たちの多くは、二度と帰ってくることはない。道半ばで力尽きるか、あるいは温泉の禍々しい魔力にとらわれ、湯から這い出す術を失うからである。
それでもなお人々は未だ見ぬ温泉を求め、旅することをやめよ
新鋭トイメーカー“HALK ROAD”がスゴすぎる!!
突然だが、皆さんは「デザイナーズトイ」と呼ばれる玩具作品を知っているだろうか? まるで聞きいたことがないという人も、案外多いのではないだろうか。
デザイナーズトイとは、デザイナーやアーティストなどの作り手が主体となって製作されるオリジナル玩具のことだ。場合によってはアーティストトイだとかインディーズトイなどと呼ばれることもある(実際、これらの定義は割とあいまいなのだ)。一般的な玩具メーカーやフィ
隠れた名作ゲームソフト「プリズム物語」
隠れた名作。
テレビゲーム界隈において、そのように評される作品は数多く存在する。とくに1993年に発売された家庭用テレビゲーム機「サイバーホーム(以下サイホム)」は、専用ソフトの多さゆえ埋もれてしまう作品も多かった。
たとえば他の大型タイトルと発売日が重なってしまった悲劇のレースゲーム「ワイルドストライプ!」や、製作費用がかさみ宣伝費が2000円しか捻出できなかったRPG「ウィアードテールズ」
ソニパルロックフェス、そして謎のニューカマーバンド「マヤカシ」に迫る
SONIC PULSE ROCK FESTIVAL
通称ソニパル。
みなさん御存じのとおり、ソニパルは我々ソニックパルスフィクションが主催する、日本100大ロックフェスのひとつである。1998年の第1回から始まり、なんと今年は記念すべき20回目の開催となった。そして例年通り大盛況のうちに閉幕したことは、まだ記憶に新しいだろう。
なかでも話題を集めたのは、2004年に惜しまれつつも解散したオルタ
伝説の少女漫画雑誌「カーディガン」について
1980年代前半のことだ。
ある漫画雑誌が、ほんのごく一部の漫画ファンを騒がせていた。それが大風社の発行する少女漫画月刊誌「カーディガン」である。この時代に青春を謳歌したコアな漫画読みならば、懐かしさを感じる響きかもしれない。
「未開のアリス」おーはしともえ
「リスとリボン物語」梶冬香
「ただリュディガーのために」山本基子
上記の作品をはじめ、現代までファンに愛され続けている名作が、カー