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私の思ったこと

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1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています
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#ことば

大家さんの心意気

大家さんの心意気

今にも崩れ落ちそうな昭和の木造アパート。

※イメージです。

おそらくどの街にもあるだろう。

建て直しやリフォーム、時代と共に古いものは新しく変わっていくという宿命は、生命の、人間社会であり、それは建造物も例外ではない。

僕が住んでいる街に古いアパートがあり、そこのオーナーさんと話す機会があって、彼に尋ねてみたことがある。

建て直ししたりはしないのですか?
駅から近いし、立地もいいので、長

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自然と都会

自然と都会

先日夏休みで箱根の山のヴィラに泊まってきた。

飲食店や宿泊施設の選び方|taiki yumoto @lan_0061|note(ノート)https://note.mu/taiki_yumoto/n/n44e0fa255395

そしてこのテラスのような場所が想像以上に良くて、夕方も夜も長い時間ここに居た。

それは僕が都会の明るさと喧騒から離れたいと、どこかで思っていたからなのだと思う。

日が

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デザインは誰のためのものか?

デザインは誰のためのものか?

昨日こんなnoteを書いた。

飲食店や宿泊施設の選び方|taiki yumoto @lan_0061|note(ノート)https://note.mu/taiki_yumoto/n/n44e0fa255395

今日もその宿泊したホテルでの話し。

今年の8月初旬は僕は腰を痛め、身体の不自由を味わっていた。
そのせいか、今回の旅程中も腰が痛かったら、どうだろう?
腰以外でも身体に不自由や痛みがあ

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飲食店や宿泊施設の選び方

飲食店や宿泊施設の選び方

少し世間の皆様よりは遅い夏休みということで箱根に行ってきた。

https://www.hakone-retreat.com/villa/

箱根は箱根といっても所謂箱根湯本ではなく、箱根の山を越えた仙石原というエリアにある箱根ヴィラリトリートというホテルで、一棟貸しのヴィラのようなところに泊まってきた。

今回この場所にしたのはルックスが気に入った(=美しい)というのが一番大きな理由で、僕は日頃

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人の品や品格と呼ばれるものについて

人の品や品格と呼ばれるものについて

思えば何でも残る時代になったと思います。

誰が、どこで、何を、いくら使ったかなんてのは意図せずとも残ってしまったり、またボタン一つでほんとうはその場限りで過ぎ去ってしまう当事者同士のための性交渉の記録すら簡単に残せてしまったりもします。

でもそれは、人が自然に過ごしていたら過ぎ去って、姿形を変えて、忘れて、手からこぼれ落ちてしまうものだからなんとか残そうと試行錯誤してきた進歩である、とも言える

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自信の正体

自信の正体

22時を回ったタイミングからこれを書き始めている。

実は昨日で200日連続で、今日が201日目なので、何かこうよく見かける、書いてみて◯◯とか、何のために書くのか?
ということを書こうかなぁと思っていたけど、この時間まで出かけていてヤバいヤバいとなって何をどう書こうか?と焦っている。

と思っていた。

でも不思議なもので帰路の電車でこれを書いているが、一ミリも焦っていないじぶんがいる。

大丈

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心の存在

心の存在

今という現在はテクノロジーによってあらゆるものが、履歴として残り、テクノロジーの中で可視化できるもの、あるいは数値化できるものを、データとして活用できるものを重要視している。

人の欲望の多くがデータとなり、履歴になり、数値化できるようになってきた。

しかしそんな中でも可視化したり、数値化できない数少ないものの中に、僕らが心と呼んでいるものがある。

近年あらゆる不便や不満がテクノロジーによって

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花火という指針

花火という指針

昨日この夏線香花火をなぜプレゼントするのか?
という記事を書いた。

線香花火|taiki yumoto @lan_0061|note(ノート)https://note.mu/taiki_yumoto/n/nddaee533c4fb

じぶんが他の人に対しての想いを昨日は書いたが、僕も僕のための思想が花火というものの中に入っていると思えたので今日はそれを書いてみます。

花火は火薬と金属の粉末を混

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線香花火

線香花火

今年線香花火をプレゼントする。
という機会がたくさんあった。

線香花火のいいところは、大切な誰かと二人でも、家族でも、友人同士でも、ベランダで一人でも、どの形でも、今のじぶんに合わせて形が選べるところにある。

花火が久しぶりに連絡するきっかけを作ったかもしれない、会うきっかけになったかもしれない、昔仲間でやった記憶を呼び起こさせたかもしれない、なんだか今年は一人でやりたい気分だったかもしれない

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いつどうなるかはわからない

いつどうなるかはわからない

しゃがんで重い荷物を持ち上げたときに腰を痛めてから一週間が経つ。

走るのってどうやるの?
走るって神じゃない?
という思いが芽生えるなんて痛める一週間前には思ってもいなかった。

同様に仕事で僕は街の方に会う。
歩けない、歩きにくそうな方も居れば、毎日健康に気を使い、街を歩いている方もいる。
けれど歩いている方を見かけることが減ったなぁと思っていると亡くなられたということを、歩きにくそうにしてい

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見えないのが普通

見えないのが普通

今朝スマホで動画を観ていたが、映像は流れるものの音はしない。

音が付随されていないのかと、次の動画を観るが、次の動画も音がしない。

上がっている動画ではなく、スマホの音声の出力自体が故障しているのかと思い、次々と動画を再生するもことごとく音がしない。

いよいよ故障かと思ったとき、あることに気付いた。

イヤホンジャックには差しているが、イヤホンを耳に入れていなかった。

レンズ入れてないメガ

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payとツケ

payとツケ

日常生活には驚くほど複雑な作りをしているのだけど、その複雑さにそぐわないシンプルな機能を担っている機械がある。

コピー機と、ATMだ。

印刷されたものや物質を置くと複製して紙になぜか印刷してくれるコピー機、そして現金を入出金したり、送金したり、街中に現金を保管する箱となっているATM。

そして信用情報をやり取りするため、生身の物質をやり取りするため、故障しにくいように最先端の技術で、複雑に作

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ひとりずもう

ひとりずもう

さくらももこさんの著作『ひとりずもう』を今友人から借りていて、先日読んでみた。

この著作はさくらももこさんが、小学校五年生から短大の期間に漫画家デビューを果たすまでが描かれている。

思春期のさくらさんの将来に対する迷いや葛藤、漫画への情熱、学校で書いた文章がエッセイのようで上手だと褒められ、それを漫画にするというアイデアを思いついたときの世界が一変する描写など、さくらさんの観察力と記憶力に驚か

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夏のもの悲しさ

夏のもの悲しさ

僕は昔から夏というものがどこか寂しげな季節だと思って過ごしてきた。

でもそれは僕が日本人で、日本という国で産まれ育ったからだと、環境なのだと、言い聞かせてきた。

お盆があって、終戦記念日がある。

口には出せない感情や想いが渦巻いていても、それは空気として確実に場を、街を、包んでいる。

でも最近はそれだけではなくて、夏という季節はコントラストが強いのだと感じた。

花火やお祭り、あるいは焼け

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