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自然と都会

先日夏休みで箱根の山のヴィラに泊まってきた。

飲食店や宿泊施設の選び方|taiki yumoto @lan_0061|note(ノート)https://note.mu/taiki_yumoto/n/n44e0fa255395




そしてこのテラスのような場所が想像以上に良くて、夕方も夜も長い時間ここに居た。

それは僕が都会の明るさと喧騒から離れたいと、どこかで思っていたからなのだと思う。



日が沈むと、あたりは暗闇になり、明るさといえば部屋から漏れる明かりくらいしかなく、太古の昔、人類が過ごした夜をどこか思い起こさせた。
欲しかった暗さ、暗闇は確かにそこにあった。


しかし喧騒、つまり静寂はそこにあったかと言えばそれはNOだった。
暗闇の中でも、飛ぶ虫の羽音、鳴いたりさえずる虫や鳥、風に吹かれる木々。

暗闇の自然の中には、見えないのだけど、確かに他の命の息遣いが、まるで満天の星空のように、お前は一人じゃないと言わんばかりに聞こえてきていた。

自然の中に行けば静寂が、と思っていたのは大きな勘違いで、都会の喧騒とはまた違った賑やかさが、自然の中にもあった。


僕が求めていたのは静寂ではなく、人間社会の一員だという実感以上に、まず多くの生き物の一員なのだと、思いたかったのかもしれない。
その音を聞くための静寂が欲しいということだったのかもしれない。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
人の人による人の世界では、受け取れるものも人由来にしかならない。
それが人が自然を求める理由なのかも。

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