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私の思ったこと

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2021年6月の記事一覧

欠損と想像力

欠損と想像力

彫刻のサモトラケのミケやミロのビーナスのように欠損にこそ人の想像力は掻き立てられる。

破れた窓ガラス、打ち捨てられた炭鉱の島、かつて国があった遺跡。

存在していた気配がするのだが、そこにあるはずのものが無いとき、人はその存在を忘れられない。

昔タイムマシンの話をしていたとき、平成の世にタイムマシンが来ないのは、世の中が平和で見たい光景や会いたい英雄がいないからだ。
乱世ではないからだ。

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忙しいの弊害

忙しいの弊害

忙しいとヒマはどちらも程度や加減が大事だろうと思う。

けれどどちらかと言えば忙しいよりヒマなことを人は嫌っているように感じる。

おそらく意味合いとして、
社会や他者からのニーズがない=ヒマ。
社会や他者からのニーズがある=忙しい。
と捉えていそうだ。

であるならば確かに忙しいということは必ずしも悪くないし、忙しいことの満足感はじぶんが求められていることの証ともなりうる。

ただしこの感覚はじ

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人間の力とは?

人間の力とは?

2年前の6/24の夜、病院から祖母が亡くなったと連絡が入った。

22時だったがバス電車を乗り継いで病院に向かい、諸々の手続きなどを終え、病院の最寄り駅までタクシーに乗り、そこから電車で帰路に。

帰りしなの道に朝まで営業している吉野家が見えた。

普段の生活で牛丼は食べないのだけど、なぜだかこの日、深夜の吉野家に惹かれた。

それは祖母が晩年まで牛丼を食べれるほど身体が健康だったからだ。

そし

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継続とお休み

継続とお休み

毎日何かを続けることは難しい。

なぜなら人には元気が出ない日や体調の波などがあり、起きていることすらつらいなどという日だってあるからだ。

なので継続に一番大切な要素は間違いなく身体的な健康なのだろうなぁと思う。

では仮にあなたが何かを毎日継続していたとする。

朝のランニングかストレッチか、英語か資格の勉強か、読書や通勤時の動画インプットか、それは何でも構わないが、それができないというほど気

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あなたに会いたい

あなたに会いたい

今の季節なら紫陽花を見に行きましょう。とでもお誘いしたら良いのでしょうか?

夏なら花火だとか野外ライブだとかビアガーデンだとかかき氷だとかバーベキューとかなのでしょうか?

暑いのも寒いのもイヤよ、インドアがいいよ。という人は映画とか美術館とかプラネタリウムとかなのでしょうか?

冬はどんなところ行くかわからないですし、春は桜やらお花見みたいなことしか浮かばないですけど、誰かを何かに誘うというこ

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疑いが引き寄せるもの

疑いが引き寄せるもの

卵が先かニワトリが先か、という話なので確かな答えはない話なのですが、どうにも疑いが疑いを、あるいは疑いが疑った現実を引き寄せてしまうのでは?と思っています。

例えばあなた浮気してるんでしょ?
こないだ帰り遅かったのは、仕事じゃなくて浮気してたんでしょ?

と問いつめられる人が男性女性問わずいたとする。

もちろん元を正せば、浮気の可能性を疑われるその人にそもそもの原因があるという見方もできる。

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健康な食事、食べ物とは?

健康な食事、食べ物とは?

無農薬やオーガニック。
砂糖、塩分少なめ。
ノンカロリー、化学調味料、添加物無し。

健康だと言われる食品、食事にはいろんな枕詞、宣伝文句が付随する。

それは人の興味を掻き立て、または迷わせたりもする。

そして自身がそれを欲しいのかもわからずに、その宣伝文句に誘われて、購入し、実際に試すことになる。

しかし劇的な変化などはもちろん感じられるはずもなく、信じて続けたら良いのか、むしろ別の基準で

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じぶんのネガティブが他者を救う

じぶんのネガティブが他者を救う

悪口や陰口、罵倒やマウンティングなどは、聞くと疲れてしまうという人も多いはず。

テレビやSNSなど社会が不安定になればなるほど、それらの不満は目につきやすくなる。

攻撃性のあるネガティブは見かけたり、関わるだけでエネルギーを奪われるのは事実だ。

そうであるが故に、人はポジティブなこと、人が元気になれるようなことばかりを呟いたり、話そうとしてしまう。

しかし人はポジティブなだけでは疲れてしま

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残らない人々

残らない人々

ドラマ『古畑任三郎』などでおなじみの田村正和さんの訃報が流れてから、時々ドラマを観かえしている。

もちろん画像は少ないが、若かりし田村正和さんのお写真も見ることができて、ほんとうに便利な時代だなぁと常々思う。

でスゴく私事なのだが、ボクの祖父は少し田村正和さんに似ている。

でも当然祖父の画像は名前を入れても、どんなに検索しても出てこない。

写真も上げていないし、祖父が活躍していた時代はイン

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ヒットとはまだ出会っていない感情との出会いの助け

ヒットとはまだ出会っていない感情との出会いの助け

『鬼滅の刃』がスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』を抜いて、歴代公収1位になった。

大ヒットという以上のヒットには現代社会の代弁者的なものが、あるいはこの社会に我々が無意識に足りていないと感じている何かが込められているのでは?と勘ぐりたくなる。

今回観客の皆様が心打たれたのは、主人公竈門炭治郎ではなく、炎柱 煉獄杏寿郎のほうであった。

彼は名前の通り、アツい男で明るく、裏表のない性格。

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仲良くなったと感じる瞬間

仲良くなったと感じる瞬間

一緒に仕事をすると、共に困難を乗り越えると、やっぱり人は仲良くなったりします。

これは自身が誰かの、あるいは社会の役に立てたことの嬉しさ。
そして組織やメンバーの一員になれたことのよろこびを人が感じあっているからなのでしょう。

わかりやすく、共感しやすく、また現代風に言うならある程度再現性もある、人と人の仲良くなりかたなのかなぁとも思います。

役割と一体感で困難を乗り越える経験は人の絆をつく

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欲望のウソ、ホント

欲望のウソ、ホント

最近じぶんの欲望で疑わしいものの中に食欲がある。

朝ごはん、お昼ごはん、夜ごはん。

まるで学校の授業のように区切られたごはんのタイミングにごはんを食べているが、果たしてほんとうに腹は減っているか?と疑わしい日が多い。

お腹が空いたから食べる。ではなく、ごはんの時間だから食べる。という順番に違和感を感じるし、続けていたら、じぶんの身体からの欲望が感じ取れなくなってしまうとすら感じる。

身体か

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テンション高い人の過ごし方

テンション高い人の過ごし方

人の気分は絶え間なく揺れ動いている。

昨日活力に満ちあふれて高エネルギーかと思えば、今日は低エネルギーであるということ、なんかもままよくある。

コントロールできる、整えられるという人もいるかとは思うが、多くの人がコントロールが難しい中で、その部分に無理を強いる圧力が社会の、対人関係のピリピリ感の根っこだという気もしている。

そしてそのような圧力が発生する際に気をつけないといけないのは、自身が

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アウトプットを続けること

アウトプットを続けること

サブスクリプションサービスが世に溢れ、ボクらは死ぬまで時間を費やしても消化しきれない作品やコンテンツを目の当たりにしている。

そしてそのような状況なのだから当然選べないという悩みが出てくる。

Netflixなどではオススメやランダム再生なる機能も存在し、選べない人をサポートしてくれる。

しかし多くの人の意思決定に最も関係しているのは、おそらく口コミではないかと思う。

友人の、信頼できる人の

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