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ドイツでは毎日コロナテストが無料で受けられる(2021年5月30日現在)

こんにちは、taigaです。
ドイツでは、現在1回目のワクチン接種を完了した人が約43%、2回目のワクチン接種を完了した人々が約17%となっている。参考リンクは下記の通りだ。

この数字だけを見ると、ドイツでは既に人口の約二割(主にお年寄り)が接種完了しているが、1回目の接種完了した人も続々と増えてきている。

とは言え、ワクチンは基本的に2回打たなければ効果が最大限発揮されないので(例外:ジョンソンアンドジョンソンのワクチンは一度でOK)、逆に言えば人口の80%以上がまだワクチン接種を完了できていないことになる。

そして、少しずつ迫り来るヨーロッパの夏。

ヨーロッパは6月〜9月がサマーバケーションの季節なので、それまでにはどうにかして、ある程度は国民の日常を取り戻す必要がある為、各国の政府は様々な対策が取っていると思う。
もちろん、ドイツも国をあげて、5月21日頃からどんどん規制緩和を始めている。

コロナの簡易テストが無料で毎日受けられるようになった

2021年3月より、ドイツ各州では『少なくとも週に一回以上のコロナの簡易テスト(Bürgertest / Schnelltest)』が最寄りの薬局、病院、コロナワクチンセンターなどで無料で受けられるようになった。

当初の法案では、『週1回無料』という文言があったので、国民の多くには長いこと普及しなかった。簡易テストの有効期限は24〜48時間程度なので、週1回であれば、ここぞと言うときにしか使えないように解釈できたからだ。

しかし実際には後日【mindestens(最低でも)】と言う文言が追加されたため、最終的には『テストセンターの供給量に合わせて、最低でも週1回』というような条文になった。

なので、実際は『希望するテストセンターに空きがあれば、毎日でも無料でコロナ感染チェックできる』状態となったのだ。

下記の画像が非常に分かりやすいと思う。
国民が混乱していた週1回(wöchentlich)という単語が斜線で消されていて、無料の簡易テストが毎日(täglich)でも可能となったことを表している。

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★Exkurs(余談):BürgertestよりSchnelltestの方が分かりやすい
上記の写真はSchnelltestという単語が使われているが、正式名称はBürgertestだ。しかしまた、この単語が曲者なのだ。

と言うのが、Bürgerとは本来【市民】という意味である。

だが、このコロナの簡易テスト上の意味としては『ドイツに住所登録がある者、またはドイツを主たる居住国としている者』なので、ドイツ国内に住んでいればどの地域でも無料テストを受けることができる。

しかし僕のドイツ人の友人は「Bürgertestだから、自分が住んでいる都市でしか受けられないから不便だ」と言っていた。ネイティブのドイツ人がそのように勘違いするのだから、正直ネーミングセンスが良くなかったのではないかと思う。

ちなみにSchnelltestのschnellとは【早い】という意味だ。

簡易テストは検査結果が15分程度で出てくるため、このように付けられたのだと思うが、こっちの方がよほど分かりやすい。

コロナの簡易テスト(Bürgertest / Schnelltest)の予約の取り方

現在は街の至る所で、上記のようなコロナ簡易テストの看板を見かける。
大体は事前予約が必要だが、何日も前から予約していなくても、その場でQRコードから予約をすれば問題ない。
試しに、とあるテストセンターのQRコードを読み取り、最初の画面をスクショしてみた。先に時間帯を選び、この後の画面で、名前・住所・電話番号・メールアドレス等を記入する欄があり、後は『この内容で予約する』を押すだけだ。

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こちらは町外れのテストセンターということもあり、すぐにでも無料チェックができるようだった。
街中のテストセンターはいつも混んでいるが(その足でお店やレストランに入れるため)、場所によっては待ち時間なしですぐに受けられることがわかる。

ちなみに、下記の看板を掲げているこちらのテストセンターでは『予約なし』で無料チェックを受けることができるようだ。
この場合は、自分の順番が来たら、用紙に必要事項に記入してテスト前に提出するだけである。

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ちなみに予約なしのテストセンターの場合、多くの場合は街中では常に5−10人程度待っているので、少し待ち時間を考慮することは必要だが、並んでいればいずれ自分の番が来るので手軽だ。

なお、テスト結果は、メールなどで送付されるデジタルタイプか、または紙タイプを選ぶことができる。
大体の人は、陰性証明書をスマホ画面で見せる方がよっぽど便利なので、紙よりもデジタルの方が発達していると思う。

コロナの簡易テストを受けて、もしも陽性だったら?

皆さんもご存知の通り、コロナの簡易テストの正確性はそこそこで、時にエラーが出て結果が出なかったり(エラーが出た場合の再検査はもちろん無料)、または間違って陽性になることもたまにあるらしい。

この場合は、どちらにしても原則としてGesundheitsamt(健康省)に報告が必要だが、Schnelltestの結果を持って、すぐに最寄りの病院・薬局などでPCR検査を受けてもしその結果が陰性であれば、PCR検査結果を正式な情報とできることになっている。

ちなみにPCR-Nachtest(簡易テスト後のPCR検査)も、Schnelltestの結果を持って行き、PCR-Nachtestを無料実施している病院・薬局で行えばもちろんタダでやってくれる。

大概の場合は、保険証の提示も求められず(念のため持っておくことを強くお勧めするが)、パスポートなどの写真付き身分証と予約票を提示すればOKだ。

注意点としては、コロナの簡易テストにしても、PCR検査にしても、国の認可を受けていない、完全プライベートのテストセンターで行うと、簡易テストで30ユーロ程度、PCR検査で50ユーロ程度掛かってくることだ。

これらは国が補填してくれるわけではないので自腹になるが、事前に必ず料金についての案内があるので、その段階で判断できると思う。
ついでに言っておくと、ドラッグストアで売っている簡易テストキットも払い戻し対象ではないので、こちらも自腹になる。

なので、でコロナ感染チェックを無料でしてくれるセンターかどうかは、事前に看板の案内や近くにいるスタッフに確認すると良いと思う。

まとめ

と言うわけで、今日はドイツがどのようにコロナの簡易テストを行なっているかを書いてみた。
基本的には全て無料で、万が一、簡易テストで陽性が出た場合は、焦らずにその結果を持参して、追加でPCR検査を受ければ良いと言うことになっている。

現在ドイツでは、ワクチンを2回接種完了した者、またはコロナが完全回復した者に関しては、コロナ耐性があると判断され、お店で買い物ができたり、屋外レストランを楽しむことができる。
これがない者は、簡易テストの陰性証明書を提示することで、同等の扱いが受けられる。

誰もがワクチンを完全接種完了するまでには、僕の予想では今年いっぱいはかかると思う。

それでも、このようにドイツに住むすべての人々が無料でコロナの簡易テストが受けられ、陰性であればショッピングや外食を楽しむことができるようになるのは素晴らしいことだ。

夏はもうすぐそこだ。
今年の夏も、皆がストレスなく過ごすことができれば良いと願っている。
2021年の夏は、もう二度と来ないのだから。

この記事を最後までお読み下さいましてありがとうございました。 これからも皆さんにとって興味深い内容・役立つ情報を書いて更新していきますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。