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音楽とマーケティング

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音楽を中心にみたものだけをまとめました
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記事一覧

エンタメマーケティング17「私の推しは何を売っているのか」

ざっくり言うと
AKB48もおしまいかなって話。

心が耐えられない可能性があるなら見なければいいと思います。

48グループはじめアイドルは夢を売ってる。

踊りが抜群、歌が上手い、演奏が素晴らしい、感動する…etc…
色々な売りが音楽エンタメの売り物がある中
アイドル、特に48グループは夢を売ってると思っている。

そんな中
NGT48の「女のグループなんて仲良いわけない」
といったり

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エンタメマーケティング15 紅白当落に見る新規顧客開拓の重要性

11月24日、第67回紅白歌合戦の出場歌手が発表された。伍代夏子、藤あや子、紅白常連の演歌歌手が紅白落選した。
その一方で、紅白で歌う曲がだいたい決まっている「石川さゆり」「坂本冬美」が出場する。

紅白の選考で重要視されたとされる3点
「今年の活躍」
「世論の支持」
「番組の企画・演出意図に合致するか」

三番目は放映されるまで解りませんが
1、2番目の今年の活躍は?世論の支持は?
それ

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エンタメマーケティング14 「ゲストパス」から考えるお客様とアーティスト

関連企業、関連業界で働いた事のある人なら、身に付けた事があるだろう。

「ゲストパス」「バックステージパス」と呼ばれる関係者であることを示すシールだ。

このシールは周りに「関係者ですよ」と訴える事が目的であり「記事を書くための筆記用具、パソコン等を使いますよ」「知り合いだから楽屋に許可があれば入りますよ」等色々な事への免罪符的なものを周囲に無言で訴えるものである。
このパスは色々な人間に配られる

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エンタメマーケティング有料版01 これからのお客様にウケるもの

エンタメだけではなく、マーケティング、ターゲティングを考える時には色々なデータを参考にして考える。

数値的に目で見てわかる「収入」や「エンゲル係数」「年齢」だったり、
感性や感覚で捉える「服装」や「趣味」だったりもする。

数年前騒がれたビッグデータも数値的に見ることができるデータの1つだ。
しかし、最近あまり言葉を聞かない。活用されている場面が少ない事と、データの値段が高額だからだろうと考える

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エンタメマーケティング12 CMのオスカーでの生き残り

「CMのオスカー」
きっと、業界内外関わらずこのイメージがあるだろう。
「上戸彩」を代表として「武井咲」「剛力彩芽」「忽那汐里」が看板の若手女優としてあげられる。
もちろんベテラン女優、俳優も多く所属しているが、オスカーらしいと言ったら「上戸彩」であろう。「CMの女王」と呼ばれCM好感度も高く、結婚妊娠出産した現在もCM出演を続けている。
しかし、女優としてはどうだろう。「CMの女王」「CMのオス

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エンタメマーケティング11 悪女時代に見る差別化

商品を展開する上で、差別化は色々なものに影響を与える。

・宣伝をするとき

・お客様が選ぶとき

・流通の方法を決めるとき

どこに差別化を発揮するかも商品による

・顧客ターゲットを中心にした差別化

・機能や性能を中心にした差別化

・デザインを中心とした差別化

etc…

残念なほど差別化されず、右に倣えで同じような商品戦略をするのがエンタメ業界である。

ソロ歌手が流行れば歌姫がわんさ

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エンタメマーケティング10 CMと音楽

CMと音楽が密接な関係にあるのは読者の皆さんもご存じだろう。

CMからヒット曲が生まれることは、音楽にお金を使わなくなったと言われて久しい現在でも続いている。反対に、音楽の評判が良かったことで売行が伸びるケースもある。

私が最近耳にして気になったCMを例にあげて話していこう。

花王の柔軟剤「ハミングファイン」のCMである。CM曲は2012年にヒットした「カーリー・レイ・ジェプセン」の「コール

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エンタメとマーケティング2 女性歌手市場のポジショニング

先日、武藤彩未という一人のアイドルがアイドルをやめた。
正確には、アイドルだけではなく、アーティストとしても通じるアイドルになるという事らしい。

名前を知らない方も多いだろうが、彼女はソロで渋谷公会堂コンサートを成功させていた。
アイドル戦国時代と言われ始めはや数年、グループアイドルブームでありながらソロになり、「勝ち抜いた」と言ってもいい程の実績だろう。

彼女自身「アイドル」が好きだった

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エンタメとマーケティング1 韓流アイドルEXOにみる海外戦略

先日、ファン待望の日本デビューした韓国のアイドル事務所SMエンターテイメントの今一番キてるアイドル、EXOのコンサートに行ってまいりました。

デビュー直後で東京ドームを連日満員にする彼らを見て、日本の文化が好きで文化のマーケティング研究をしていた身としては悔しいな、という正直な思いもありながらも、クオリィの高いパフォーマンスにしっかり楽しんできました。

EDM系のクールな楽曲に、SMの

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エンタメとマーケティング3 顧客分析から見る近未来予測

12月に行われたAcid Black Cherry(以下:ABC)のライブに参戦してきました。
前々から好きなバンドでしたが、初めてのライブでした。
もちろんライブを純粋に楽しみに行ったのですが、そこでマーケターとして気になることがありました。

最初、勝手なイメージですが、ボーカルのyasuさんがhydeさんのファンだということもあり、L'Arc-en-CielやVAMPSのファンと客層が近

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