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2000件の葬儀、家族の形を隣で見てきて〜仕事と家庭のバランス〜


泣いている人が居ないお葬式・いるお葬式

私は葬儀社の経営に16年間携わりました。
自身が担当した葬儀は
累計2000件以上になります。

2000件も葬儀をすると
本当にいろんな葬式や家族の姿を
目の当たりにします。

・少人数だけど暖かな人や
 家族に囲まれた胸があつくなる葬式

・故人が地域や事業で大きなことを成し遂げ
 たくさんの人が訪れる葬式

・さまざまな事情で見送る人が
 いらっしゃらず
 葬儀社スタッフだけで見送る葬式

 などなど

私は10代の頃から葬儀社に身を置き
人として青年になるまでの多感な時期を
このような普通の方では体験できないような
貴重な経験をさせていただきました。

しかし、上記のような側面とは異なり
葬儀社スタッフでないと
知ることのできない側面もあります。

葬式だけを見ると
大人数で立派なお葬式に見えても
名刺交換会のような誰も泣いていない
お葬式や親戚同士一言も話さずに
通夜告別式が終わるお葬式などもあるのです。

葬式は人生の卒業式という表現があります

たまに耳にしますが、誰が言い始めたのか
「葬式は人生の卒業式」のような
表現を聞いたことがあります。

私はその通りだなと思います。

卒業式の時、寄せ書きを
学業を共にした仲間からもらったり
別れの時、今まではいがみ合っていた
仲間や先生、先輩後輩なども
一緒に時を過ごした思い出を
共に分かち合うものです。

まさにお葬式も同じではないでしょうか。
人生をどのように生きてきたか
それがそっくりそのまま葬式に
映し出されます。
私は心からその通りだなと
実務から断言できます。

仕事の顔・家族への顔

本当に色々な葬儀や家族の形を
見てきました。

葬儀社は24時間営業、夜中でも
朝方でもお客様からお電話が入れば
病室にお迎えにあがります。

息を引き取られてまもない病室。
ご家族様が周りにいらっしゃいます。

まだ温もりが残る中
葬儀社として仏様のお体をお清めするところ
から始まり、家族の方とお打ち合わせに入ります。

お打ち合わせでは
ご家族様からたくさんの故人様の
思い出やお人柄などのお話を
たくさんお聞きします。

もちろん心温まるエピソードをたくさん
今までお伺いすることができ
「人生のお勉強」をたくさんさせていただきました。

まだまだ若輩者の私にとって

こういう人生って素敵だな

家族に最後にこんな風に
思われる人になりたいな

などなど
非常に貴重な体験・経験をさせていただき
ました。

しかしながら、全ての家族が
そうであるとは限りません。
人生いろいろ。家族も色々なのです。

父は仕事人間で家にほとんど
いませんでした。

本当に色々な家族に対する
ネガティブな思いなどを
たくさん聞くことも多かったのは
事実です。

葬儀にたくさん人は来るけれど
家族はお線香もあげることもなく
家族親戚は誰も悲しまず
一般の方の会葬が終わったら
そそくさと家に帰ってしまう。

そんな葬式もありました。

私はそんな時は逆に
反面教師と思って自分の
戒めにしようと思っています。

ビジネスマッチングのシステムを作った理由


前置きが長くなってしましましたが
前述のようなことが理由だったのです。

私は葬儀社を経営していたので、
多くの異業種交流会に出ていました。

すると、はなまる手帳に登録されているような
相続・介護・終活に関する専門家の業種の方
が多くいらっしゃいました。

仕事の傍ら、夜は異業種交流会に出て
士業事務所を経営されていたり
企業経営者であったりと
おそらくプライベートの時間を
削り削りの方が多かったのが
印象にありました。

いろんなお葬式があると前述
しましたが、
こういった異業種交流会に
たくさん出ていた方が
病気になり突然交流会に来なくなりました。

最初のうちは皆さん心配して
連絡したり、お見舞いに行ったり
しましたが、いつの間にか話題に上がることも
なくなりました。

そして数年経ったあるとき
私の葬儀社に電話が入りました。

その方が亡くなったのです。

お迎えに上がると
家族の方は、
誰も悲しんでいませんでした。

話を聞くと
堰を切ったように
たくさんの思いを話されました。

仕事ばかりしていて
夜は飲み会に出かけ、
家族と顔を合わす機会は
ほとんどなく、子供との
思い出も全くない
お酒の飲み過ぎで
体を壊してから家族は
介護に追われた。

異業種交流会ではとても
良い方で、きっと
家族のために仕事を
なんとか安定させるための
異業種交流会だったのだろう。。

そう思いました。

しかし、葬式の時は
異業種交流会を離れてから数年経っていて
あまり人も来ませんでした。

そして家族は誰も悲しむことなく
淡々と葬儀は進行しました。

仕事は家族のために
することなのに
なぜこうなってしまったのだろう

相続・介護・終活は家族に関わる温かい仕事、だからこそ家庭と仕事のバランスを

前述のように、私はもっと効率よく
異業種交流ができるようにしたいと
考えました。

異業種交流会に出ても
本当に自分に紹介案件を
もたらせてくれる業種は
メンバーのうち数名しかいないなど、、

時間を取られずに
銀行のビジネスマッチングサイトや
Facebookのように手軽に
直接的に仕事にプラスになる
異業種と交流ができたら、、

そう考えて作ったシステムが
はなまる手帳のビジネスマッチングシステムです。


無料で利用できます。

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プラスになるシステムになっています。

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