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パリ日記

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パリに行く夢が現実になったその日からのこと 今はただひたすらに パリに逢いたい
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2023年9月の記事一覧

シンデレラの、魔法は解けた。

シンデレラの、魔法は解けた。

旅立ちの日の朝は、いつだって忙しい。

シャルル・ド・ゴール空港に向かう朝は早起きして、Champs-Élysées Clemenceauあたりを散歩しようと思っていたのに、荷物詰めが地獄すぎてそんな優雅なことをしている余裕は一切なかった。

その代わり、6:00に起きてまだ寝ているルームメイトの邪魔にならない程度に窓を開けて、パリに日がのぼっていく様を空の色が変わるたびにぼんやりと眺めた。

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1ヶ月間のパリ留学が終わろうとしています。やっぱり泣いてます。先ほど1つ記事を書きました。パリにいる間ほとんど書けなかったので、そのぶん日本に帰ったらカメラの画像も使って、たくさんパリの思い出を綴ろうと思います。見守ってくださったnoteのみなさん、ありがとうございました😊

きっとまた、会いに行くからね。

きっとまた、会いに行くからね。

今朝、散歩が終わったあと、私の帰国を惜しむかのように雨が降った。

その後、授業が終わる少し前、窓から光が差し込み始め、私の最後を彩ろうと言うかのようにいつのまにか晴れていた。

明日 23日の朝8:30、寮に送迎タクシーが来てシャルル・ド・ゴール空港へ向かう。12時間のフライトで香港を経て、24日に成田へ帰る。

"憧れたちのほんもの"に心躍らせて、誰もが知る有名な場所を毎日歩き回った1週目。

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夢の続きからみる景色

夢の続きからみる景色

パリに来てから 時間 を気にしなくなった。

日本にいるときは、夜遅くなれば親がうるさいから、どれだけ遅くなっても許してもらえるゼミの飲み会を除いて帰る時間が遅くならないかどうか、いつも怯えていた。

朝は乗る電車の時間に間に合うように起き、朝ごはんを食べ、化粧をし、家を出る。なんとしても乗りたい電車の時間に間に合うよう、間に合わなさそうなときは愛用のチャリをかっ飛ばし、歩くときは全力で走っていた

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パリと別れるのがほんとうに寂しい。この1ヶ月「隣に誰かいたらな」とは数えきれないほど思ったけれど「日本に帰りたい」と思ったことはなかった。でも「パリに住みたい」とも思わなかった。非日常だからこその輝きがあると知っているから。きっと帰りの飛行機ではボロ泣きしている。

パリの日々が濃すぎてnoteの記事は1週間前の気持ちを1週間かけて書いているような状況です。読めても書けてもいないのにフォローしたままでいてくださり、ありがとうございます🙇‍♂️

昨日訪れた夕から夜にかけてのモンマルトル・サクレクール寺院、格別でした。

憧れで終わらせなくて、よかった。

憧れで終わらせなくて、よかった。

パリに来て、もうすぐ2週間。

毎日、どこに行こう、何をしよう、何を買おう、しか考えていない。ここにきてからの1日は、日本の日常の1週間分くらいの濃さをしている。

話したいこと、伝えたいこと、知ってほしいことが、たくさんある。

だけどまずは、今しか書けないことを。

***

物心ついた頃から私の夢の国はディズニーランドではなく、パリだった。

パリはきっと、とにかくおしゃれで、華やかで、美し

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この世界はあまりにも

この世界はあまりにも

スマートにパリに到着するつもりだったのに、新大阪から東京の新幹線を降りてから、まだ国内だというのに大冒険すぎた。せっかく早く辿り着いたのに、成田エクスプレスが遅れ、乗継前の成田→香港の飛行機が遅れ、「パリに辿り着けなかったらどうしてくれるんだ」と、もう心臓バクバクで緊張しっぱなしで、何もお腹に入らなかった。機内食は成田→香港で1回(夜)、香港→パリで2回(夜・朝)出て、最初あまりにも口に合わなくて

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