マサキ

上越市高田に「古本と日本酒の店」を作りました。 20代後半、酒匠。料理、コーヒー、ビー…

マサキ

上越市高田に「古本と日本酒の店」を作りました。 20代後半、酒匠。料理、コーヒー、ビール、温泉が好きです。 考え事をぽつりぽつりと記します。インスタも見てねhttps://instagram.com/swimmy______?igshid=14zppa1wovjuq

最近の記事

若くなくてよくない?

こないだはじめて来てくれたお客さんに 「オーナーさんは男性の方かと思ってました! …すみません、すっかり従業員の方かと思って話しかけてしまって…」 と言われて、にやり。 店主は28歳の女ですが、 あんまりそれを表に出していないほうかも。 だって、 「若い女性」だからなに?って感じだし。 お客さんが召し上がるものに必要なのは.おいしいかどうか。空間に必要なのは快適かどうか。 年も性別も関係ないでしょう。 大学生の時から「若いのにすごいね」と言われることがあって、 若いの

    • 雪かき中の頭の中。

      「いいね!」 「いいじゃん!」 お客さんやバイトに、そう声をかけることが多くなったなぁ。 町内で一斉に雪かきの日。 もくもくと雪かきしながら、ふとそんなことが頭に浮かんできた。 髪型を大幅にイメチェンしたお客さんとか、 個性的なファッションの友人とか。 かわいいものが好きとか、 インスタに自分の写真を投稿することとか。 「それ、どうしたの」「もう若くないんだから、やめたら」「ふつう、しないんじゃない」 そんなふうに言われることもあるって。 私も高校生のときならそう言

      • 2022年、はんぶんの日記。

        2022年2月、1年と10ヶ月位続けてた バイトを辞めて、自営業一本になった。 ところが3月頭まではまん延防止の時短要請。 飲みに行くのが悪いことになって、 人が全然来なくなった。 スイミーは金土の昼営業と、日曜遅めのランチに。 それ以外の時間は何やってたかあんまり覚えてない。 たぶん、サウナに行ったりゴロゴロしたりしてた。 クラウドファンディングのリターンとして、 去年の6月に完成させるはずだったzineが、 この頃ようやく完成した。 スイミーの1年間をまとめた一枚の

        • ネコ型ロボットと接客業。

          先日、とあるビアフェスに立川へ。 帰りに近くのファミレスに入ると、 パートナーが「なんかいる!」と小さな驚きの声を上げました。 そちらを見てみると、ネコミミのついたロボットが。 お料理を運ぶワゴンをまぁるくかわいらしくして、上に画面と猫耳がついたみたいなやつ。 ゆっくりと動き回っていました。 その店ではロボットだけで接客するのではなく、 テーブルの近くにロボットと人間の店員さんがきて、 最後は店員さんが料理を渡してくれるという感じだったのですが…。 他のところでは,もうロボ

        若くなくてよくない?

          落ち着け、まずは目の前の洗濯物を畳め

          朝起きてなんとなくインスタをひらいちゃう。 キラキラした人、すごいことしてる人、 丁寧な暮らしの人、情報が流れ込んでくる。 アー…なんかすごいことしなきゃ。 丁寧な暮らししなきゃ。 変な焦りが出て来た時に自分に言う。 落ち着け。まずは目の前の洗濯物を畳め。 iPhoneから目を離して手を動かせば、 変な焦りも虚無感も、SNSの中にしかないと気づく。 だいたい、キラキラしてる人もすごい人も、 地道な一歩一歩の積み重ねの結果だ。たぶん。 私は私の目の前の生活をコツコツ

          落ち着け、まずは目の前の洗濯物を畳め

          飲食店経営と週3のバイトを1年続けたらどうなる?

          あけましておめでとうございます。 スイミー 店主マサキです。 お店に来てくれる方はご存知かと思うのですが 店主、副業でバイトしてました。 というかまだ、してます。週4日お店開けて、週3日バイトしてます。 では2021年、どのようなスケジュールをこなしてきたのか? アルバイトと飲食店経営の両立はできたのか? 良かったことと困ったことをまとめます。 まず、こちらは2021年3月末頃のスケジュール。 スイミーがオープンしたばかりの頃です。 月曜 夜塾講師 火曜 午前飲食店バ

          飲食店経営と週3のバイトを1年続けたらどうなる?

          失敗と向き合いながら。

          こんにちは。 スイミー 店主のマサキです。 11月頃から、コロナの不安も落ち着きはじめ たくさんのお客様に来ていただけるようになりました。 メニューもあれこれ、増えてます。 日本酒の取り扱いもどんどん増えて、冷酒だけでなく熱燗もカウンターにずらり。 クラフトビールもいろいろあります。 そんなスイミー、最近はある問題を抱えていまして… それが、伝票のつけ忘れ なのです。 伝票につけ忘れる、つまり売上が立たない。 結果として無料で提供してしまったことになります。これは

          失敗と向き合いながら。

          お姉さんが今日眠れるように。

          スイミーは、高田駅から徒歩5分、駅前の本町通りを「暗いほう」へ進むとぽつんと立ってる小さな店です。 店主ととり一匹(置物ですけど)、 それから、誠実で優しいお客さんたちで、できています。 こないだ、来てくれたのは女性2人組のお客さん。 とても楽しんでくださったのですが、 店主の確認不足で、申し訳ないことをしてしまって。 ごめんなさいでお見送りしました。 その数時間後、お店に戻って来てくださって。 私が不安に思っていたことを解決した、と伝えにきてくれたのです。 「私

          お姉さんが今日眠れるように。

          27歳のテーマは脱力

          27歳になりました。 最近考えてることのメモをそのまま。 自分がブレた時に見返す用に。 ■マイナスからゼロまでのご機嫌取りは自力で。 プラス以上になるのにお金を使いたい。 マイナスからのご機嫌取りにお金を使うと そこに依存してしまいそう。 ご機嫌取り力が衰えそう。 お金のかからない回復方法 掃除をする。 普段気になるけど手を出せなかったところを。 冷蔵庫の棚とか。車の足元とか。電子レンジの中とか 部屋の隅の、ごちゃごちゃした場所の整理をする。 少し長くお風呂に入って、丁寧

          27歳のテーマは脱力

          スイミーで、実現したいこと。

          どうして、古本と日本酒の店を作るの? どうしてスイミーなの? その理由を、クラウドファンディングの本文に詰め込みました。 おかげさまで目標を達成したので、これ以上多くの皆さまにクラウドファンディングのページをお送りする必要はないかと考えているのですが、 この文章だけは多くの人に読んで欲しくて。 こちらに残すことにしました。 よかったら読んでみてください。 スイミーで、実現したいこと。 「上越なんもないしなぁ」 地元について話そうとすると、ついぽろりと出る言葉です。 これ

          スイミーで、実現したいこと。

          ちょっとそこの絶景まで。

          少し前のことですが。 にいがた当たり前品質100 という記事に、掲載していただきました! 夏の弁天岩の写真を載せてもらってます。 ふと思い立って,ぷらっと行ける距離に 絶景がごろごろあるのが、新潟のいいとこだよねって話をしています。 で、今日もふらっと行ってきました。 今日は1日とっても天気がよくて、アルバイト先が大忙し。 ひっきりなしに入る注文に、厨房は息もできない忙しさ。 ヘトヘトで退勤した私は、 気づいたら海へ車を走らせていました。 海のにおいをかいで、波の音を

          ちょっとそこの絶景まで。

          やってることは、変わんないね

          こんにちは。 スイミーは、ただいまお店作りの真っ最中。 数々のリノベーションで素敵な空間を作っておられる ニトデザインアンドリビルドさんに監修していただき、できる部分はみんなでDIY! DIYワークショップ第2回です。 前回もひとり、今回もひとり インスタの投稿を見て、 初めましての人が来てくれた! SNSじゃぜんぶの事は伝わらない。 フォロワーやいいねの数が全てじゃない。 と、思うけど。 全く知らない、会ったこともない人が、 私の発した言葉を何かの機会に受け取ってくれて

          やってることは、変わんないね

          この下に高田あり、といわれて。

          スイミー は、上越市高田のまちにあります。 雪深い地域ではありますが、今年の1月は災害級の大雪に見舞われ、 工事も仕事も電車もストップ。 一晩で一年分の降雪量を超える勢いで、降り続けました。 雪は綺麗で静かでありながら、 おそろしい魔物のようでした。 そんな歴史的な大雪の、数日間のことを書きます。 高田のまちは道が狭く、雪を捨てて置けるところが本当に少ないです。 ところが、歩道と車道の間に流雪溝という溝があって、雪が積もったときは決まった時間だけここに水が流れ

          この下に高田あり、といわれて。

          メニューをつくる。

          こんにちは。 スイミーの、メニューについて考えています。 みなさんにとって、ぴったりのお酒に出会って欲しい。 でも、味わいをあんまり詳しく伝えてしまったら、 ネタバレになっちゃうかな…。 感じ方は人それぞれなのに、限定させてしまうかな…。 なかなか、悩むところです。 昨日はインスタグラムでこんな投稿をしてみました。 https://www.instagram.com/p/CInvxAZDn8x/?igshid=1r6rruhlzceb0 みなさんは、お店でメニューを

          メニューをつくる。

          あなたの味覚はあなただけのもの。

          1年前、小さな日本酒バーで、雇われ店長をしていた頃。 お客さんから、 「いや、日本酒全然わかんなくて」 「全然詳しくないんですけど」 といった言葉をよく聞きました。 また、日本酒を飲んでみた感想を尋ねるときも こちらは何気なく尋ねたつもりが、 「詳しくないから間違ってるかも知れないけど…これ、辛口ですか?」 なんて、まるで先生に答え合わせをされるかのような、不安な顔をさせてしまったり。 たしかに日本酒は、奥が深い。作り方も、いろいろ。そして味の違いは、繊細で微妙なものです

          あなたの味覚はあなただけのもの。

          スイミー をつくる理由

          スイミー をつくる理由の話。 高校生の頃、 田んぼの真ん中で育った私には 学校帰りに通る高田の街が新鮮。 友達とラーメン屋さんを開拓したり、 入ったことのないカフェに寄ってみる。 高校生は珍しがられて、 ちょっと優しくしてもらえるのが嬉しかった。 でも、進路を考えだす頃になると。 同級生は口を揃えて「上越を出たい」 「上越は何もないから」という。 わかる。自分も上越を出て広い世界を見たい。 でもなんかちょっと寂しいな、と思った。 大学は「まちづくり」なんてものを学べそ

          スイミー をつくる理由