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崩壊する虚構 ESG投資

「シリコンバレー神話の終焉……EVにも大打撃、SVB破綻で「世界の脱炭素」が遅れるワケ」
(ビジネス+IT/岩田太郎)


 この記事を書いた岩田さんという方を私は詳しく知らないが、引用した記事を読む限り、真性の糞野郎だという事は確実である。
 米国のシリコンバレー銀行=SVBが経営破綻した件であるが、その理由はESG投資という虚構への投資に傾注したからである。
 付加価値を生み出す可能性への投資で無く、虚構に投資し続けたらどうなるか。破綻するに決まっている。子供でも分かる、極めて簡単な論理である。

 引用した記事を書いた糞野郎・岩田は、この様な「当たり前」に触れず、虚構が虚構として認識されるのを阻止すべく必死になって、涙と鼻水と涎を撒き散らして叫ぶが如く、バカ文章を書き殴ったという訳である。

 SVBが何をやっていたかと言えば、ESG投資という虚構への投資に傾注し、それと同時に自身もLGBTやダイバーシティに熱心だと公表していた。
 これで経営破綻しない方がおかしい。


 企業というのは顧客満足と利益向上に邁進しなければならない。他の事に目を向けている暇は無く、他の事をやればやる程、最重要な二項目が蔑ろになる。
 ESG投資というのは、顧客満足や利益向上を蔑ろにし、虚構に手を出す不埒な企業を優先する投資である。
 もし、企業が利益向上の為に、従業員を奴隷の様に扱ったり、レアメタル欲しさに発展途上国で人権無視の採掘事業を行ったり、競合他社を貶める為のデマを流布したりしたら、それこそ法の出番である。
 法が正しく機能している限り、顧客満足と利益向上に邁進する事は、そのまま社会的価値に繋がるのである。

 ESG投資を推進する輩は言う。「これからはESGを重視する企業が成長する」と。
 大きなお世話である。
 企業が成長するという事は、顧客満足度が高く、利益を継続的に上げているという事であり、従業員が離れていくような非人間的経営を行っていないという証拠である。
 それを、態々第三者が「あれに重点を置け」「これに注力しろ」などと、知った事では無い。
 下記URLで、ESG投資に関してアホみたいな解説が為されている。

 勝手に引用しておいて「アホみたい」というのも失礼な気がするが、解説されている内容を鑑みれば手ぬるいほうだろう。遠慮なくぶっ叩かせてもらう。

ネガティブスクリーニング

環境破壊や社会へ悪影響を及ぼす企業、業種を排除して、投資対象を選択する方法です。タバコやギャンブル、化石燃料を扱ったりCO2を大量に排出したりする業界を除外します。

 タバコもギャンブルも自己責任である。
 また、化石燃料は経済成長に欠かせないものであり、環境改善は経済成長によってのみ為されるものである。
 まして、CO2を排出して何が悪いというのか。
 気候変動人為説というカルト宗教が蔓延して久しいが、このカルトが叫ぶCO2悪玉論が大嘘である事は周知の事実である。(※補足①)
 バカも休み休み言え。

ポジティブスクリーニング

環境や社会へよい影響を及ぼす企業、業種を選択する手法です。ダイバーシティに取り組んでいる企業、CO2削減を目指す業界を選んで投資します。

 「ポジティブ」と言っているが、続く内容は思いっきり「ネガティブ」である。
 ダイバーシティなんぞを殊更に意識せずとも、人材登用方法が本当に許せないならば、従業員の方から勝手に企業を離れていく。それだけの事である。(もっとも、雇用規制によって離れたくても離れられない状況ではあるが、それはまた別の問題である。)
 役員と部長職全員が白人男性でも、或いは全員が黒人女性でも、顧客満足度が高く利益を継続して上げられ、従業員が付いてくるならそれで良いのである。
 CO2に関しては前述した通りである。

国際規範スクリーニング

ESGに関連する国際規範を基準に選択する方法です。国際連合の提唱している「国連グローバル・コンパクト」や、国際労働機関(ILO)の定める規範などが挙げられます。

 国連やILOの定める規範にまで突っ込んでいたらキリがないので、ここではザックリとだけぶっ叩いておく。
 国連に関しては先ず、「国際連合」という日本語訳を止めろ。言うなら、「連合国」だろう。国境という、極悪国家から国民を守る為の枠組みを破壊しようという醜悪な思想。それを知らなければならない。
 ILOが掲げる規範は左翼思想そのものである。中国やロシアや北朝鮮の様な国になりたいのか?という事である。

ESGインテグレーション

財務情報とESGに関連する非財務情報を、組み合わせて選択する方法です。ESGの要素だけでなく、従来の投資家が重視する財務状況を反映できます。

 例えば日本政府の様に、「辞め難く、それ故に雇い難い」社会を作ったりしていない限り、企業の財務状況が良いならば、その企業は顧客満足度が高く、利益を継続的に上げており、従業員が離れていくような非人間的経営を行っていない可能性が高いという事である。
 それなのに、投資家が何故に財務状況以外の情報を得る必要があるのか。
 今は収益が上がっていなくても、先見の明が窺える事業計画が出来ているかというのは重要だろうが、生憎とESGはその様に高尚なモノでは無い。
 提唱されるのは、ポジティブなものをネガティブ扱いし、ネガティブなものをポジティブ扱いする変質者の様な思想である。
 ESGなんぞ、投資家にとっては邪魔でしか無い。

サステナビリティ・テーマ投資

社会に対する持続可能性を重視している企業や、プロジェクトを選択する方法です。SDGsと深く関係するため、注目が高まっています。

 我々が築いてきた歴史は持続不可能なのか。
 大きなお世話である。
 SDGsというのは、平たく言うと共産主義思想である。「共産主義」というと拒否されるので、名前を変えているだけである。

インパクト・コミュニティ投資

ESGの取り組みが社会にもたらした好影響を数値化し、経済的な利益と社会への貢献の両方を重視する方法です。

 ESGの取り組みが社会に好影響をもたらすことは有り得ない。
 抜粋した一文は、「1+1の答えは2だけでは無く、1とか3とか1,000,000になる事もある」と言っている様なものである。

企業エンゲージメント

株主となって、企業にESGの要素を取り入れるよう促すことを目的とする方法です。株主が議決権を行使したり、経営層と対話したりすることでESGへの取り組みを推進していきます。

 自分の会社にそんな株主がやってきたら恐怖でしかない。
 いくらESGバカが投資しようが、その企業はバカが期待した様な収益を上げられず、従業員に逃げられる。
 これはSVBが経営破綻した事から明らかである。


 企業が実力で無く、固定観念で女性は駄目とし、男性ばかりを昇進させていたらどうか。その様な企業が無いとは言わない。
 では、何故にこの様な企業が淘汰されないのか。
 例えば日本で言うなら、労働三法の仕業である。不満があっても辞められない。何故辞められないかと言えば、今と同じ条件で雇ってくれる企業が見つかる見込みが無いからである。何故その様な見込みが無いかと言えば、企業は雇用に当たって慎重になるからである。何故企業が雇用に慎重かと言えば、もし雇ってみて駄目だった場合、法的な縛りで軽々に辞めさせられないからである。
 この様な縛りが無ければ、人材の流動は活発化する筈である。

 人材の流動が活発な社会において、もしも役員や部長職の男女比率が同等の会社に人が集まるならば、企業は自然とその様な対応を行うものである。
 別に、ESGとやらでとやかく言われるまでも無く、である。
 ESGというのは、悪法の撤廃という「やるべき事」をそっちのけにし、寧ろ保護して、悪法による利権を守る為に創造されたプロパガンダに過ぎない。


補足①

 バカの岩田が「イノベーションは10年後退する」と書いていたが、別に後退などしない。寧ろ、前進する可能性の方が高い。
 後退するのは、後退した方が良いものばかりである。
 「EV向けバッテリーを設計・製造するスタートアップの多くが、SVBの世話になっていた。」らしい。
 つまり、EV向けバッテリーを設計・製造するスタートアップというのは、ESGみたいな虚構によってカネを回してもらわなければ成り立たない、商業的に採算の合わない事業だという事である。
 この様なスタートアップにカネが回らなくなるという事は、もっと必要なところにカネが回るという事である。
 万々歳である。

補足②

 「SVBは、全米の家庭用太陽光発電向け融資の60%に関与していた。」らしい。
 補足①で書いたのと同じである。

補足③

 気候変動人為説並びにCO2悪玉論は大嘘である。
 これまで、コレらの嘘を暴き立てるには、IPCCの報告書に用いられている論文が「内輪の査読ごっこ」によるものでしか無い事や、NIPCCとかハートランド研究所のデータを持ち出したり、場合によってはポケモン論文まで引き合いに出すという、”面倒で煩雑な作業”が必要であった。
 しかし、最近になって欧州委員会が「e-Fuelを使用する場合に限り、エンジンの存続を認める」という妥協を行ったことで、その様な”作業”も必要無くなった。
 楽になって大助かりである。
 これに関しては、また別の記事を書く予定である。

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