わたしが人材採用で重視する項目BEST5(空想採用活動より)
ご機嫌いかがですか?思考の整理家の鈴木です。(^-^;
普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。
今とは異なる事業を展開していた時は、過去に2回ほど組織化をしようと社員がいた時期もありましたが・・・ここ10年ほどは、ひとり社長です。
でね、ふと思うことがあるんです。
「今、自分の会社に新卒を採用するならどんな条件で採用するかなぁ?」って。
そこで、今回は「空想採用」というお題でお話をしたいと思います。
今、僕が採用するなら、ここを重視するという視点のBEST5!は以下です。
【1.素直さ】
素直な人はどんどん仕事や学びから吸収し、成長がはやく軌道修正もはやいことが特徴です。
頑固な人は自己流にこだわり伸びが遅いのです。なかでも、すばやく軌道修正ができる力になるというのは大きなポイントです。
様々な企業の人材教育に携わるのが多いのですが、斜に構えている人は伸びないですね。もしかしたらインプットの中に良い情報が紛れているかもしれないのに、「そんな話は聞いたことがある」といった表情でスルーしていますから。
でもね、その大部分は思い込みだったりするんです。知っているつもりで知らないとか。
にもかかわらず、吸収することをはじめから拒否しているので、実にもったいない。いったんインプットしてから自分のフィルターにかけてふるい分けすればいいだけなのに。。。
あとは、自分は「こう思う!」「このやり方がいい!」というのが先に強く出過ぎるタイプ。つまり、自分のやり方に固執しすぎている人です。
例えばね、自ら学びたい講座があって受講したとしますよね。自らですよ。にもかかわらず、講師が話す内容を「いや、違う、こっちの方がいい」と自分のやり方を軸に否定するってもったいなくないですか?
素直さがないと、機会ロスをしてしまうので結果として伸びないのです。
【2.明るさ】
どれだけ性格が良くて能力が高くても、暗く陰湿だとその雰囲気は組織に伝染してしまいます。逆に明るい人は、それだけでまわりの人を巻き込んでいけます。
能力や経歴ではなく、人を魅了し、多くの人を巻き込むことで他人の力を自分の力にできるひとが掛け算式で伸びていく人。
明るいって要素はやはり外せませんね。今のようなコロナ禍、相次ぐ天災、仕事上のトラブルがあった時に、しんみりしているばかりでは自分やまわりの気持ちが萎縮します。
委縮すると能力を活かしきれないまま、さらなる問題を発生させるリスクがあります。だからこそ、「明るさ」という空気感は、モチベーションの理論や問題解決スキルの前提として必須だと思います。
誰も「暗い」人と仕事を一緒にしたくないですよね?
【3.レスのはやさ】
レスのはやさとは、メールやLINEの”返信”という意味では必ずしもありません。反応の良さというニュアンスです。
秘めた情熱や秘めたレスというのは僕にはありえない。秘めている人を尊重はしますが、僕の会社でいえば秘めていても気づかれなければ意味がないという考えです。
大きな声で返事をすること、目をみて挨拶すること、YESの返事でもすぐにレスする人。。。これ大事ですよ。仕事にはリズムというものがありますから。
互いにリズムを高めていくからこそ、言語化しにくい空気が共鳴して仕事がスムーズにいくこともあります。
反応が分かりづらいと、変な憶測を呼びます。また、誤解も生みます。
同じ能力が高い2人と仕事していて、反応が良い人と悪い人だとどちらと仕事をしたいですか?
スキルの前に、まずは反応を!特に新人の頃はスタート地点はここからです。変な話、新人にスキル面では当初期待していませんから。
【4.論理性】
一定レベルの論理性を求めます。
話の結論が明確な人、根拠とワンセットで話せる人。感覚だけではなく整理してエビデンスに基づいて話せる人。
これなくして僕達の仕事は成り立ちません。なぜなら顧客の頭を整理するのに自分が論理で整理できていなければ話にならないからです。
学生でも論理性が高い人は数多く存在しています。(理屈っぽいことと論理的は意味が異なります)
論理性は、合理性を生み、効率化にもつながります。
論理だけでは人も仕事も動きません。ですが、論理性なくして人も仕事も気持ちよく前進することはできないのです。
これだけ複雑な社会において、筋道が見えない、いや情報の交通整理が人に説得力ある形でできないと、生き残りすら難しいのが現実ではないでしょうか?
世の企業の多くは新入社員研修でロジカルシンキングを学びますが、会社に入ってからでは遅い。理論の詳細は知らなくても、採用時点では素養を持っている人に注目したいと思います。
【5.さらけ出す力】
自分のすごさより、さらけ出してダサい部分を語れる人が一番人を魅了する。
新卒は能力や見識よりも、まずは自分をさらけ出し、正直でいること。これが全てです。もちろん、これは中途でも経営者でも同じことが言えるでしょう。見栄と虚構は時間のムダです。
また、自分の武勇伝で他人をマウンティングしてくるなんて嫌われますよね。上には上がいる世界で、勝ち誇ってPRしても時間の無駄だと思うのです。
コミュニケーションの鉄則は、冒頭に自己開示、弱さの共有。これが僕の流儀です。
すごい!と思われるか、人間味があって親しみやすいと思われるか。前者のパターンもありますが、ハードルは高いですよ。肩に力を入れずに自然体でいること。
これは素直さ、明るさにもつながるのではないでしょうか?
いかがでしょうか?この5つ。
これは空想採用の基準ですが、様々なクライアント企業を見ていると本質的に大切な鍵が見えてきます。
僕自身の会社では新卒を採用するわけではありませんが、伸びる人の条件をいつも思考しております。
以上、伸びる人の条件を思考の整理してみました。
それでは、またお会いしましょう!(^^)/
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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