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成功する人はいったいどこが違うのか?

ご機嫌いかがですか?思考の整理家の鈴木です。

普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。

あらゆる業界のクライントと接し、観察した結果、自分なりに頭が整理できたことがあります。成功するには成功するだけのツボがあったということを。

「成功する人はいったい他の人と何が違うのだろうか?」

一言で言うと、”努力”です。

おいおい、今さら努力なんて陳腐化した言葉はないだろう。そう思ったあなた、少し焦らずに最後まで話を聞いてください。

努力は努力でも、成功する人は「努力の方向性」というものをしっかりと見極めながら行動します。他の言い方で言えば、「筋の良い努力」です。

多くの人は、”とにかく”、”やみくもに”努力します。えいやー!とばかりに、モチベーションを上げて大量行動を試みるのです。ところが、やがてモチベーションのエンジンは切れ。

しまいには、「頑張っているけど、一向に成果が現れないぞ。。。」と、嘆いてしまう始末。あなたには、このような経験がありませんか?かつての僕にはたくさんありました。

これは、無駄な努力に陥っている典型なんですよね。

たとえば、あなたが美しいボディを目指して筋トレを頑張っていたとしますね。見た目が良くなり、モテるようになりたいとしましょう。ここでは男性がムキムキの身体になることを前提としてみます。

しかし、意中の女性が「いや、私はムキムキの人は嫌なの。キャシャで軟弱系の方が母性本能くすぐるから好き!」と言われたらどうでしょう。

おいー!せっかくハートをつかもうと思って筋トレしたのにー!努力が無駄だったじゃないかー!ってなりません?挙句の果てに、筋トレしすぎて膝を怪我したり腰痛に襲われたらもう最悪ですよね。

これは、努力は大量にしても努力の方向性を誤ってしまうパターンの典型例です。でも、アホすぎる!といって笑うことはできるでしょうか?

たとえば、私のまわりの同業系(コンサルや講師業系)の人は、ひたすら自己研鑽としてスキルアップに努めている人がいます。もちろん、それ自身は素晴らしいし否定されるものではありません。

ところが、この方々が今、独立したてで仕事を軌道に乗せなければいけないとすれば、今優先すべきことは集客や受注活動ですよね?どれだけ資格をとったりスキルアップしても、それだけではその人の良さが世間には伝わりません。

せめて、その方々の能力が見える化された商品やサービスをつくって、営業活動をしなくても先方からお問い合わせいただけるような商品開発やマーケティング活動に力を入れなければいけないわけです。

単なる努力「スキルアップ」
あるべき努力の方向は「受注活動」

受注活動というツボを外してしまっています。

では、このケースにおいてなぜ受注活動というツボを外してしまうか分かりますか?経験的には、ツボを意識せずに動く人は少ないのです。

みな、頭の中ではツボは受注活動が大事ということは分かってはいるのです。ところが、受注活動は同じ努力の中でもハッキリ言ってシンドイです。

断られるリスクもあるし、もちろんすぐに成果が見えません

一方、スキルアップはどうでしょうか?断られるリスクもなく自分のペースで可能です。日々スキルが上がることを体感できるため、前進が目に見えやすいのですね。さらに自信が湧いてくるためにモチベーションが上がり、充実感まで感じます。

だからこそ、またもや同じスキルアップに時間を割いてしまい、気づけば顧客開拓ができていなかった。これだけスキルがあるのだから、世間は気づいてくれるはずなのにー!といっても後の祭りです。

つまり、努力の量が多いと充実するためカンフル剤の役割になってしまうのです。でもね、努力の方向性(質)を見誤るとすべては挫折につながってしまいますよね。

僕は、努力量だけで突っ走っていた若かりし頃の経験を踏まえ、日々、以下のことを注意しています。

1.振り返りをすること
2.目的と手段を整理すること
3.手段は常に3択までつくる

シンプルですが、これだけです。

振り返りは言わずもがなです。冷静になって、目指すべきゴールに向かっているのか?道を踏み外していないか?もっと良い道はないか?など最低週1回はまとめて振り返る時間を持ちましょう。

目的と手段の整理に関しては、振り返りの中で確認をすればよいのですが、常に頭の中で「目的は?手段は?」と整理します。

良く例として出すのですが、「会議の時間をどうやったら減らせるだろうか?」、様々な企業から嘆きの声を聞きます。

でもね、「そもそも会議の目的は何?」っていうところから始めなければいけません。仮に会議の目的が「情報共有」にあったとすれば、実現手段は会議である必要はないですよね。

つまり、会議時間を減らすことばかり努力しても、時間削減につながる答えは見つからないわけです。

目的と手段を頭の中で自動仕分けできること。これは絶対で!

手段を考える際には、1つだけではなく3つ程度を目安に。これを自分の頭の中のデフォルトにしています。

突っ走ってプランAに集中したけど、方向性がずれてきているかも?と思ったら振り返りをしつつ、すぐにプランBに切り替えれるようにしておきましょうということです。

多くの場合、考えるのが面倒でプランAどまりなのですが、実にもったいない!というわけでプランはA~Cまで予め準備しておき、方向性がずれてきた場合はすぐに切り替えられる準備のほどを。。。

この3つは今さら目新しいものでも何でもありません。

ところが、成功した方の表面しか見ていない人ほど地味だけど本質的なツボを見落としてしまいがちです。

ツボをおさえずに努力するなんて、マッサージ屋に行ってツボを探すこともなく、自分の気が向いたところだけ適当にマッサージしてくるインチキマッサージ師と同じですよ。

成功する人とそれ以外の人の差は、些細なことにあったという気づきを得ていただければ幸いです。

成功していない男の一人語りより。

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※写真の書写はフォロワーさんの「おじゃこ/フレミングパロット」さん作

というわけで、今回は「成功する人はいったいどこが違うのか?」というお話でした。

この内容を音声で聴きたい方は以下よりお聴きください。

いかがだったでしょうか?

それでは、またお会いしましょう!(^^)/

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

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