作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part46:緊張の原因は?
こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。
前回は、“判断基準を持つ”について書かせてもらいました。
今回は、 “緊張の原因は?”について書いていきたいと思います。
~緊張の原因?~
“緊張”
人によって、程度の差は異なると思いますが多くの人は「緊張する」という経験があるのではないかと思っています。
私自身も、
「大事なスポーツの試合」
「OT学生時代の実習」
「学会での発表」などなど…これまで、多くの場面で緊張を認識することがありました。
では、この緊張は何が原因か?
という事を今になって振り返ることも多くなってきました。
話しを、自動車学校の教習に移していきます。
教習生は、初めての自動車運転に緊張している場面もあれば
苦手な項目やスキルを発揮する場面で緊張することもしばしば見受けられます。
もちろん、効果測定という名の試験でも緊張を口にする教習生は多くいます。
さて、ここで緊張の原因について考えてみると
「うまくいかなかったらどうしよう?」
「車の運転が怖い」
などが考えられますが、その他に
「教習指導員や検定員が横に乗る」こと自体に緊張する方もいると考えています。
さて、
自動車運転の教育場面として、教習指導員や検定員への緊張が適切であるか?
という点について考えていきたいと思っています。
~必要な緊張?~
上述した通り、
教習指導員や検定員に対する緊張は自動車運転の教育場面で適切であるか?
という部分ですが、自動車運転への怖さや技能への不安からの緊張はある程度必要であると感じています。
一方、教習指導員や検定員に対する“過度”な緊張は適切ではないのではないかと、現在の私は考えております。
というのも、過度な緊張から学習や習得の阻害因子となりうる可能性があると考えているからです。
もっとも、
自動車運転免許を取得するまでには、各段階で必要な試験などがありますので
適度な緊張は必要であると考えています。
しかし、繰り返しになりますが
過度な緊張は学習や習得において阻害すると考えています。
~緊張を認識する~
教習指導員や検定員とコミュニケーションをとることは、必須とはされていません。
しかしながら、上記を理由に教習生に合わせたコミュニケーションを図る必要があると感じています。
自動車学校では、教習指導員に対する教習指導員および検定員という立場がある構造上
どうしても、教習生が委縮してしまうこともあるかと思います。
このコミュニケーションバランスを利用し、威圧するという行為等は問題外であることは考えが及びやすいとおもいます。
しかし、この特性を理解しさらに教習生の緊張の原因や、コミュニケーションにおける個々の特徴を理解し教習を行う必要性を考えることが必要であると感じていますし、
この部分が難しい点でもあると思います。
特に、コロナ禍を経験してきた世代の子供たちとのコミュニケーションについては
現在も日々考えさせられることが多くあります。
日進月歩、日々学びながら教習生が自動車運転の学習や習得がしっかりと行うことができる事を目的に今後も支援を続けていきたいと思っています。
本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。
また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。
それでは、良い一日を。