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心の拠り所

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文章を書くとは…という振り返り場所。心の拠り所、目指したい人たちのnoteを集めました。
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【対談・さとゆみ×シャープさん】 「書くこと」は、本当は選べたはずの可能性を殺していくこと。それでも、書き続ける理由 

【対談・さとゆみ×シャープさん】 「書くこと」は、本当は選べたはずの可能性を殺していくこと。それでも、書き続ける理由 

他人の言葉を捻じ曲げる罪悪感が今でも強く残っている

さとゆみ:
シャープさんはSHARP公式Twitterの中の人であるとともに、ご自身で文章を書くことも長くやってきていますよね。そんなシャープさんが今書くこととどう向き合っているのかなって、すごく興味があって聞いてみたかったんですよね。

シャープさん:
僕はまず、言葉を扱うことに対して人よりも少し敏感になっているかなと思います。特に言葉を削る

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自分のよさは知らなくてよいのだ

自分のよさは知らなくてよいのだ

こんにちは。『tobira.』店主のれいです。

今回は、現在Amazon Primeで配信中の『僕の姉ちゃん』を見て感じたことについて。



『僕の姉ちゃん』は、イラストレーター益田ミリさんの人気漫画が原作のドラマ。社会人1年生の弟・順平と三十路のベテランOLの姉・ちはるとの絶妙な掛け合いがユーモラスかつ心に響く作品です。

そして今回のお話しは、劇中のこんなワンシーンから……。

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必要とされたかった「自分」

必要とされたかった「自分」

今から数年前の、ある夏の日。
副業のような気持ちで始めた「文章を書くこと」が、いつしか本業として大きな軸となり、だいぶ軌道に乗ってきた。

最初は自分から提案をして獲得していた仕事も、今では企業のほうから依頼がくるぐらいには、安定してきている。

次から次へとやってくる依頼、頻繁に光るスマホのメール通知。わたしの返事を待っている人が、こんなにたくさんいる。仕事を依頼してくれる人が、これだけいる。収

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書く仕事は、おそろしい。

書く仕事は、おそろしい。

大学を卒業してから就職もせず、ずっとライターとして書く仕事をしている。
そのくせ、おそろしくてたまらない。年々、書くことへの恐怖が増している。

インタビューをして、人の思いを記事にしてまとめ、世に届けること。こうして、自分の胸の内をつづること。どちらにしろ、誰かに何かを届けるために、文字にして残そうとすると、自然と呼吸が浅くなる。

書くことは、海での遠泳のようだ。書き上げない限り、書いていない

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少なくとも、僕より長生きしてほしい。書いてきたもの備忘録

少なくとも、僕より長生きしてほしい。書いてきたもの備忘録

2008大学でお世話になっていた先生の紹介で、編集者さんにOB訪問。その縁がきっかけになって、週刊誌でライター業を始める。大感謝。

2010就活失敗を機に、ライターとしての仕事が増える。

2011就職留年をしたのに、結局いろいろ乗り切れず、見栄でフリーランスの道へ。

2012あの地震の後、取材という口実を得て、初めて被災地に行った。技術云々の問題ではないところで、どう書いていいかわからない話

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