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PKを運だと言っている時点で新しい景色を観ることはできない? サッカー日本代表の森保一監督の采配に疑問?

何事も事前準備が大切です。今回のサッカー日本代表のワールドカップの試合もそうです。このゲームは引き分けでPKになる可能性が高かったので、それ相当の準備が必要だったのです。

以下、ど素人の直感的な考えですが、あながち間違っていないようです。なぜなら、元日本代表の城彰二さんも断言しているからです。

「PKは運じゃない」と。

私は、運的要素もあることは否定できません。しかし、このような一発勝負ですと準備をしっかり行った方が試合では勝ちやすいことを確信しています。

なお、今回のような5対5(あるいはそれ以上)のようなPKと普段のサッカーの試合のPKは、また事情が異なります。Jリーグなどで行っているPKは、たいていの場合、フリーキックのプロがボールを蹴っていますので対策が全く異なってきます。このことを念頭に置いて以下の記事をご覧下さい。

また、全然時間がなくて「超」急ぎ足で記事を書きました。ほとんど思い付きで書きましたので、後ほど段落構成を変えたり誤字脱字を修正したりするかもしれません。予めご了承下さい。


サッカーのゴールキーパーはなぜPKのボールを止められないのか?

その理由は、キーバーよりキッカーの方が圧倒的に有利だからです。
以下、その具体的な理由を書きます。

①ポストが広いから

 キーパーが守るポストは見た目以上に広いです。いざ守ろうとしますと一人の人間が守るにはあまりにもその範囲が広すぎます。

②球速が速いから

 プロのサッカー選手が蹴るボールの速度は平均時速100キロメートルです。しかし、最速では266キロメートルという記録もあるそうです。これだけ速いボールを蹴った瞬間にその方向を正確に見極めて体を動かして止めることはほとんど不可能です。

③キッカーはキーパーの動きを見てから打つ方向を変えられるから

 ゴールキーパーの多くは、キッカーが蹴る直前に体を投げ出して体全体で止めることが多いです。しかし、それは全くの勘で方向を決めています。キッカーの視線や体の動き、足の向きなどを参考にしているようですが、それでもキッカーはボール蹴る直前にそれらに変化を加えることができます。ですから、キーパーがそれらを見てボールが蹴られた瞬間に動こうとしても絶対に間に合いません。

日本がPKでクロアチアに負けた理由

 クロアチアは事前準備で方針を決めていました。しかし、日本代表は無策でした。しかも、ボールを蹴る順番さえ前もって決めていませんでした。
 つまり、この試合でPKになることが想定外だったのです。
 さらに、その場の思い付きで「監督が選手の蹴りたい順に蹴らせた」とある記事に書かれていました。
 それはあまりにも無能すぎます。
 普通ならば疲れていない選手順にボールを蹴らせたりフリーキックが得意な順にしたりして、最終的には監督が決めるのではないでしょうか。

選手に重責を背負わせるような采配はおかしくないか?

 日本代表の最初のキッカーは、南野拓実選手でした。おそらく最初に彼が自分で名乗り出たのでしょう。そして、彼は自分の好きなようにボールを蹴りその結果ゴールを外し、一生背負うような重責を担うことになりました。   一説には彼が号泣していたような話も伺いました。
 この時点で森保一監督の無策ぶりを感じるのは私だけでしょうか。
 あのような大事な場面ですべてを選手に背負わせることは間違いだと思います。もし私が監督ならば一発目はどこへ蹴るかなどの具体的な指示を出します。
 例えば、私ならば最初の選手にこう言います。
 「たとえゴールポストを外してもいいからゴールの左上か右上を狙って思いっきりボールを蹴って来い。仮に外しても全責任は私がとる」と。
 本来、PKだけでなく試合の結果も、監督が全責任をとるべきです。しかし、今回のようなやり方ですと、今後の選手活動に多大な影響を与えそうな
最悪の展開になってしまいました。
 もちろん、選手たちがこの厳しい結果を健全に受け止め、次なるワールドカップに向けて新たな決意とエネルギーを持ってサッカー選手を続けられればいいのですが、果たしてそううまく行くでしょうか。
 森保一監督は戦術家や策略家にみたいに言われていますが、本当にそうなのでしょうか。昼頃の速報によりますと、今後2年間も日本代表の監督を続投するような話が持ち上がっているそうです。
 しかし、私の中では暗雲が立ち込めてきました。私の杞憂で終わればいいのですが、・・・。 

サッカーにおけるPK(フリーキック)の本質は?

 サッカーのPKの本質を理解していないサッカーファンやプロの選手が多いようですが、PKはいかに点を取るかのゲームではありません。キッカーのボールをいかにして止めるかがその本質です。
 なぜなら、キッカーのPKは入って当然だからです。PKはゴールポストに入れるよりも止める方が圧倒的に難しいゲームでありルールなのです。
 ですから、そのための最善手を考え出したチームが勝ちやすいということです。
 もちろん、一発ゲームなので1回目の対策が次に生きるとは限りません。しかし、今回のゲームではクロアチアの方が一枚も二枚も上手(うわて)だったことは間違いないです。

クロアチアのゴールキーパーの方針とは?

①初めからゴールポストの両端や高いところを捨てると決めていた

 その理由はポストから外れる確率が高くなるからです。実際のゲームでも日本代表の選手はそのことを嫌って、ポストの中心を狙ってきました。
 ちなみに、そもそも大事な試合で端を狙ってくることは少ないのですが、肝っ玉が据わっている選手はそれさえも平気で行ってきます。今回のゲームでは日本側の選手で大胆に端にボールを蹴る人はいませんでした。

②真ん中と手の届く範囲を確実に止める方針だった

 さらに、もし少しでも反応できるならば、シュートを打たれてから数十センチだけでも動いて止める考えだったようです。

③キーパーは自分から先には動かない

 キッカーはボールを蹴る瞬間にキーパーの動きを見て、ボールを蹴る方向を変えられます。それを警戒したのでしょう。クロアチアのキーパーはボールを蹴る前に全く動いていません。キッカーが蹴ってから動いています。 

まとめ

 要するに、クロアチアのゴールキーパーは、ほとんど動かずに自分の目の前とその周辺のボールを止めることだけに精神を集中させたのです。これにより、日本のPK阻止率が異常に高まりました。

クロアチアの方針でPKを止められる確率は?

 私の個人的かつ直感的な確率を出しますと、上記の方法で10回中6回は止められます。実際のゲームでは5回中3回のPKを止められたわけですから、ほぼ的中です(笑)。
 単純に考えてみましょう。PK経験の浅いチームが無策でPKに臨んだ場合、守る側からすればゴールポスト端周辺のPKを捨てれば、高い確率でPKを阻止できるとは思いませんか。
 あくまでも想像ですが、クロアチアのゴールキーパーがあれだけ動かなかったところを見ると、やはり事前準備がしっかりしており、監督からの指示も徹底していたことは明白です。
 それにより、クロアチアのPK阻止率が異常に高まったのです。

PK(フリーキック)は運で決まるのか?

 昨夜のabemaTV放送における日本対クロアチアの解説は、元サッカー日本代表の本田圭佑さんでした。彼は日本サッカーに貢献した名選手です。
 その彼が、「PKは運だ!」と盛んに叫んでいましたが、私はそうは思いません。
 一発勝負のPKであれば、事前に研究した方が勝ちやすいはずです。特に、それが1試合目であれば、その傾向はますます高くなります。
 もし日本対クロアチアのPKが、短期間で5回も10回も繰り返されるのであれば、それは完全に運任せになります。
 その理由は簡単です。それは、お互いの対策が行き届くからです。対策と対策がぶつかりますと、あとは運任せになるのです。

 こういうことを百戦錬磨の本田圭佑さんが気づかないとは思えないのですが、私が何か大きな間違いを言っているのでしょうか。

日本の権田修一選手がゴールを決められた理由とは?

 それは、勘(直感)でボールの来る方向を予測して、自分から先に動いたからです。そのため、クロアチアのキッカーたちはその動きを見てから蹴る方向を決定することができたのです。
 このような試合では、キーパーの方から先に動きますとボールを止められる確率は33%以下になります。つまり、左・中央・右のどれかを直感で決めることになるからそういう数字が出てきます。

もし権田修一選手も動かない方針だったらどうなったか?

 おそらく日本もクロアチアも2本か3本止められて膠着状態になったはずです。つまり、ほぼ互角の状態で決着が付いたか、5対5のPKで決まらずにさらなるキッカーが出てきて6人以上の戦いになったはずです。
 しかし、このような作戦を用意できたクロアチアの監督ならば、途中でこの方針の裏をかいて強引にでも端を狙ってくる作戦に変えたかもしれません。
 なお、PKに出てくる選手が6人以上になりますと、疲労困憊の選手が多くなってきますので、PKを外す確率が高くなります。特に、蹴ったボールが浮きやすくなることは経験者や観戦者ならば誰でも常識として知っていることです。
 ですから、権田修一選手も先に動かない方針だったならば、PKの長期戦になったことも予想されます。もしその展開ならば日本側に分があったはずです。なぜなら、クロアチアの選手の方がより疲れていたからです。

サッカー日本代表はどうすれば良かったのか?

 記事の冒頭でも書いたように、やはり事前準備がすべてでした。あらゆる事態を想定して、それらに対処できるような準備をするべきだったのです。
 日本代表のサッカーは予選リーグで手の内をすべて見せてしまいました。そのため、今回の対クロアチア戦では日本の切り札に対する十分な対策を練られてしまい、試合では1対1の引き分けに終わっています。
 PK対策の事前準備ができていなかったことと同様に、三苫薫選手や浅野拓磨選手への相手の対策が取られた時の対処も全く考えていなかったようです。
 私の結論は、「用意周到な準備をしてもっと頭を使って闘いなさい」ということです。

新しい景色を観ることができるのか?

 体を使った練習だけでは限界があります。残念ですが、今のまま頭がポ〇コ〇ですと、4年後も8年後もベスト8は無理です。
 もちろん、新しい景色など観れるはずもありません。
 ですが、次のワールドカップまであと4年もありますので(笑)、意識改革と頭脳改革をして、次回はぜひともベスト8の壁を破ってほしいものです。
 私はサッカー日本代表選手も誇りに思っています。ですから、私が生きているうちにベスト8どころかワールドカップ優勝も可能であると心から信じています。

夢を見させてくれてありがとう・・・奇跡ではないよ

 2022年ワールドカップのサッカー日本代表の試合は、昨夜ですべて終わりました。結果は残念でしたが、予選リーグの闘いぶりは見事でした。
 世界中の多くのマスコミが、日本がドイツやスペインに勝利したことを奇跡だと表現しています。
 しかし、これは大きな間違いです。奇跡とは何万分の1や何億分の1、あるいはそれ以上に低い確率で起こることに対して言います。
 今のサッカー日本代表の実力ならば、少なくとも20分の1ぐらいの確率でドイツやスペインに勝つことができます。今回そのことを証明しました。
 その中でも最も素晴らしいことは、その20分の1の確率で起こりそうなことを短期間で2回も起こしたということです。実際の勝つ確率は10分の1や5分の1程度かもしれませんが、それでもこの大事な試合で勝利を手繰り寄せたことは後世に残るような偉業でした。
 私も十二分に楽しませてもらいました。そして、少しだけ夢を見させてもらいました。ありがとうございます。あとはゆっくり休んで下さい。
 

<参考>私のサッカー歴

 私は小学4年生の時に1年間だけサッカー部に所属していました。諸事情により途中でその部活動を辞めてしまいましたが、ちょうどその頃に私は心臓に痛みを感じて特別な検査を受けています。昨年心臓病で手術したことと無縁ではないかもしれません。
 なお、サッカー日本代表のサッカーは、20年以上観戦しています。自宅にテレビはありませんが、abemaTV放送やユーチューブ、その他のネット放送で大切な試合だけはいつも欠かさず観ています。


「PKは運じゃない」城彰二、敗退した森保ジャパンに苦言 「びっくりした、普通はない」と指摘したのは?【W杯】


<編集後記>ここだけの話だよ


 昨夜のPK戦を観ていて違和感を感じた人はいませんでしたか?
 一発目の南野拓実選手のPKでクロアチアのゴールキーパーは全く動かなかったのです。あの場面では心理戦がありました。南野拓実選手は相手の選手が左か右に横跳びして、ゴールの中央がガラ空きになると予想していたわけです。
 しかし、そうはなりませんでした。
 賢い人はここである仮説が頭に思い浮かぶものです。「もしかすると、この試合のPKでは、キーパーがほとんど動かないかもしれない」と。
 そして、この仮説は次の二発目のキックで確実なものとなりました。ここで日本代表の監督がこの異変に気が付いて3番目のキッカーにアドバイスをすれば良かったのですが、あの追い詰められた状況でそこまで頭が回らなかったのかもしれません。
 
 以上は私の想像です。
 しかし、この想像がそれほど間違っているとは思えません。

 私はこういうことが一瞬で頭に思い浮かぶタイプなのです。そして、それらを文章化しようとしますと長文になってしまいます。こういう面倒くさい脳を持っていますと、人間関係で神経をすり減らします。なぜなら、必要以上にいろいろなことを考えてしまうからです。正直なところ時間の無駄になることが多いですので、時には何も考えていない人が羨ましくなってしまいます(笑)。それでも思考力は高まりますし、他人に頼らなくてもある程度のことは自分で結論を出せますから、その点は非常に便利かもしれません。
 ちなみに、これらの考えたことを人前で話すかと言いますと、一切行いません。面倒ですから。しかし、この話さないことが私自身のストレスを高めてしまいます。ですが、それらをnoteで書くことによりストレス発散になっている可能性があります(笑)。その点ではnoteに非常に感謝しております。
 

<今日の3行日記>


今日は時間がないにも関わらず6,000字を超えてしまいました。本来ならばじっくりと取り組みたい内容ですが、あまりにも時間がなさすぎますので今回はこれぐらいにしておきます。サッカー関連では他にも書きたいことがありますが、それはまた別の機会にします。

<追記:12月7日>森保監督 涙ながらに悔やむ「勝たせてやりたかった」「PKは細部まで追究すべきだった」

選手からの報告で、森保一監督は自分の過ちに気が付いたようです。遅かったですね。まだまだ日本サッカーは浅いですよ。謙虚になって頭を使い次回こそはベスト8を実現しましょう。もちろん、20年以内にワールドカップ優勝も。その頃ならば私もまだきっと生きていることでしょう(笑)。

<追記ここまで>




人間は本来非常に運が良い生き物です。そして、人間は奇跡的な生物です。
ワールドカップはその奇跡的な人間同士の闘いですから、どうしてもその内容は厳しいものになります。今回のワールドカップの試合もそれらを如実に表しているような結果になりました。

今日の記事はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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