マガジンのカバー画像

フリーランスマザー

47
2016年3月に長男、2019年10月に次男を出産。 フリーランスライターという立場からみる、妊娠・出産・育児のこと。
運営しているクリエイター

#新生児

新生児のかわいさを突き詰めたら、亀梨くんと山Pを経由して、人類みなかわいかった

新生児は、経産婦ウケがやばい。赤ちゃんはみんな尊くてかわいいけど、なかでも「新生児」というワードは、経産婦にすごい威力を発揮する。ふにゃふにゃで、さらさらで、甘い匂いがして、むくんでいて、見えない湯気が立っていて。生まれているんだけどまだ完全には生まれていないような、独特の神々しさ……これはやっぱり、新生児ならでは。

うちの次男もあっという間に、そのすばらしい期間を終えました。しかし、2人目の子

もっとみる
私と息子のおっぱい事情

私と息子のおっぱい事情

「おっぱい」という言葉を口にするのには、抵抗がある。自分のバストの女性性をすべて母性に置き換えられてしまうような感じが、どうしても受け入れられない。でも、母親の「おっぱい」を指す言葉に、ちょうどいい“代わり”がない。「胸」とか「バスト」では、母乳が出るものじゃないように聞こえる。いまもなるべくなら口にしたくないけれど、話がややこしくなるのは本意じゃないから、あきらめて言う。なんかいい言い方ありませ

もっとみる
“子育てスタートダッシュ”をするための準備

“子育てスタートダッシュ”をするための準備

わたしは里帰りをしなかった。ぎりぎりまで仕事もしたかったし、夫と一緒にいるのが一番安らげるのもわかっていたから、東京で産むのは自然な選択だった。地元に住む親友の出産予定日がたまたま11日後だとわかったとき「同じ病院で産もうや~」と言われて、ちょっと揺れたけど。それも結局、彼女のほうが9日も早く産んで、もしそのためだけに里帰りしていたら入院期間はかぶらないところだった。

いろんなひとに「産後は手伝

もっとみる
ふたつに分かれて重なる呼吸

ふたつに分かれて重なる呼吸

2016年3月16日、いままさに産まれてきたばかりの我が子は、ピンク色で、ぱんぱんにむくんでいた。お世辞にもかわいいとはいえない、細い目と大きな顔。「新生児は本当にかよわくて、自分がこのもろい命を育てていけるのか不安になる」なんて話をよく聞くけれど、我が子はずっしりと頑丈そうに見えた。

助産師さんに「抱っこしますか?」と尋ねられたものの、いきみ疲れて手がぷるぷるしていたし、羊水まみれの我が子も早

もっとみる