見出し画像

猫の下僕として徳を積むコンサルタント

こんにちは。カスタマーサクセスチーム八木です。
今回はカスタマーサクセスチームで一緒に仕事をしている遠藤さんにインタビューします。ほぼ毎日のように(slackでの会話も含め)話しているので、改めてインタビューするのも変な感じがしますが、早速本題に入りましょう。

遠藤さんが入社したのは2018年2月、まもなく5年目を迎えます。カスタマーサクセスチームのメンバーの入社順としては、私の次くらいに当たりますかね?当時の5~6名の状態に比べるとだいぶ大所帯になってきたので(現在は20名以上)、私含め今ではすっかり古参メンバーになりつつあります。

ここまで長かったような短かったような。色々ありましたね。今も毎日のように色々ありますけど。では、転職当時から振り返りつつ、今のお仕事について聞かせてもらいましょう。

Q1. 前職までの仕事

八木)
遠藤さんのSprocketに入社する以前の仕事の経験や職歴など、簡単に教えてください。

遠藤)
大学卒業して入社したのがNECで、基幹系システムのエンジニア、次にコナミで商品企画を経験しまして、その後に起業して11年ちょっとの間で幾つか事業を立ち上げ、スタートアップ経営を経験しました。

立ち上げた事業は大きく2種類あります。小売系のEC事業と、自社ブランドのスキンケア製品の製造販売です。後者では直営サロンを都内で何店舗か運営したりもしていました。

その後は、ご縁あって某上場化粧品会社で商品企画兼マーケ部長のようなことをやらせていただきまして、・・・からの、で、現在に至ります。

Q2. 転職のきっかけ、Sprocketを選んだ理由

八木)
なかなか手広くやってたんですね。大変な経験をした話は聞いてましたけど。私と同様に事業会社側にずっといた遠藤さん、転職を考えた理由や、あえてSaaS型ベンダー側のSprocketを選んだのはなぜでしょう?

遠藤)
ちょうど、ネットの世界に戻りたい、それもスタートアップにジョインして自分の力で会社を成長させているという感覚をまた得てみたいと渇望していたところでタイミングよく声をかけてもらった・・・という感じです。

ただ、スカウトに反応した(反応できた)のは偶然で、数ヶ月前に知人(Sprocket社員のI氏)と会った時にたまたま社名を聞いて知っていたから。そうでなかったら「どこそれ?なんで俺?」ってスルーしてしまっていた可能性が高い・・・。

八木)
確かに当時のスカウトメールは、「なんで俺?」な感じで送られてきましたよね。全く同感です。1通目はスルーして2通目でようやく開いたかな?よくわからないから話聞いてみような印象でしたね。

遠藤)
Sprocketに入ってみると変人ばかりですが、色んな方向に優秀なメンバーが揃っているので日々学びも刺激も多く、ご縁に感謝してます。

変人ばかりですが。

八木)
「変人」を2度言いましたね。強調しましたね。否定しませんけど。ちなみに私にとって「変人」は誉め言葉です。「他人と変わっている≒ユニークな存在」と捉えると悪い気はしない。「変態」だらけの会社でなくて良かったですね。

Q3. カスタマーサクセスチーム 取り組みの歴史

八木)
入社前に代表の深田さんからも予め「何もない」とは聞いてました。「何もない」とは環境面において、中途メンバーを受け入れる用意も余裕もないし、余剰のお金もない、そういうイメージでした。ところが実際に入社してみると「荒れ地」はありましたね。あの頃を思い出しつつ、これまで取り組んできたことを紐解いていきましょう。

遠藤)
入社して丸4年、いよいよ5年目突入! ですが、数年かけて売上(利益率)や契約継続への意識強化、メンバー教育・サポート体制の整備、ナレッジマネジメントの強化は、仲間と一緒に進めてこれたかなと思っています。

というより、入社時はほとんど何もなく、初めの1~2ヶ月は呆然・・としたいけど呆然としているような暇もないカオス状態でした。当時はSprocketを指して「野武士集団」と呼んでいたのですが、まさにそれ。

持っている武器で好きに戦う、補給なんてないので手弁当でよろしく! 技は人を見て盗んで勝手に覚えろ!! 今は合戦の真っ最中だけどな! みたいな。・・・そこまで酷くはないか。

八木)
ん~、遠からず、ってところじゃないかな。「持っている武器」も当時は全員が異なる武器を得意とし、それぞれの戦い方で手段は問わないから勝ってこい!みたいな感じでしたよね。

遠藤)
今は、業務プロセスもだいぶ整理され、教育やナレッジマネジメントの仕組みも整ってきていますので、かなり新メンバーに対しても「おもてなし」感のある受け入れができるようになってきているかと思います。

Q4. 現時点のSprocketでの役割

八木)
荒れ地を耕し、コストを意識して適正に利益を出し、新たなメンバーの採用や受け入れを繰り返して、随分と私たちも鍛えられた感じはしますが、改めて遠藤さんの広範に渡る守備範囲を教えてください。

遠藤)
気持ちとしては、「コンサルタント(カスタマーサクセス業務)3割」「チームリード(カスタマーサクセスチームのチーム運営)3割」「オフィサー(チームを越えた課題解決)3割」、残り1割で色々・・みたいな感じです。

コンサルタントとしては金融系クライアントの担当が多いですが、技術的な知識が必要なサイトや施策が多かったりするので、ここにきてエンジニア経験も活かせています。さすがに他の役割の関係でもう少しコンサルタント業務の割合を減らさなくてはならないのですが、現場感覚がなくなると正しい判断ができなくなるので、一定の割合で続けていきたいですね。

チームリードとしては、各案件の原価やリスクの管理、業務標準化、メンバー支援などなど。そうそう、採用活動も重要な業務です。あと、トラブル対応。それからトラブル対応、そしてトラブル対応。

オフィサーとしては、チーム跨ぎの課題解決や会社としての仕組みづくり、人と人、チームとチームの間にころんと落ちているものを拾って歩いたり・・・。

まぁ、楽しくやってます。

八木)
スタートアップだから・・・なのかはわからないですが、毎日何か起こりますよね。おかしなことに平和な日が続くとむしろ不安になりますよね。「何も起こらなかったとしたら楽しくないのかも?」と思うこともあります。適度な刺激はウェルカム、飽きる暇がないですね。

Q5. 働き方の自由度の高さと、必要な覚悟や責任

八木)
今回のインタビューで最も聞きたかったことです。noteをご覧になってジョインしたメンバーからも、「働き方に嘘偽りなし」という言葉をもらってますが、『自由に働ける権利を有する』というのは、同時に『それ相応の責任が伴う』ことを忘れてはいけないと思うんですよ。その辺を遠藤さんにも聞いてみたかった。

遠藤)
ここまで自由な働き方が許されている会社は日本ではそう多くないんじゃないかと思います。上司も部下もないし、寒いぐらいに風通しは良いし、Slackで連絡がつくようにしておけば、いつどこで仕事していても誰も気にしないし。

ただ、それはあくまでも「信頼できる仲間」だから許されているのであって、そうでなくなった時、信頼されなくなった時はかなり悲惨だとは思います。

今何をすべきか自分の頭で考え、誰も見ていなくてもやるべきことをやり切る強い信念を持ち、誰からも管理されなくても納期を守り、自分の失敗は自分でリカバリーする(まぁ、みんな寄ってたかって助けてくれるんですが)、そういう覚悟がないとダメです。

八木)
ですよねぇ。わざわざ信頼を口にして表現することもないし、口にしなくとも信頼される行動を自然と取れていることが大事だと思いますし。だから仮に周囲に「信頼されていない」としても、それをわざわざ誰かが教えてくれることもないんですよね。

失敗したとしてもそれを取り返す、取り返そうという意識が持てなくなったら、その時は私も引き際を考えよう。もちろんそうならないように自らを鼓舞し続けますけどね。これがなかなか大変。

Q6. 猫愛 -No cat, No life.-

八木)
話は思い切り変わりますがSprocket内でも、遠藤さんの「猫」に対する愛は半端ない、というのはきっと誰もが認めるでしょう。なかなかこういう機会も多くはないので、猫への愛を思う存分語ってください。

遠藤)
社内で猫愛No.1は恐らく(笑)。

The 猫の下僕です。猫原理主義者です。No cat, No life. 

猫はそこに存在してくれているだけで価値があり、存在そのものが正義です。何をやらかしても(というか何もしなくても)可愛くて褒めてしまうわけですが、これを応用すると、ヒトに対してもあまり腹を立てたりすることがなくなり、優しくなれますよ。

つまり、猫は世界を平和にする、と。

ちなみに、Sprocketにジョインする前の話ですが、愛猫の乗り物移動が難しくて遠くに引っ越せないことが理由でお仕事のオファー(海外勤務)をお断りしたことも何度かありますね・・・。

Sprocketを成長させて、信頼のおける仲間をどんどん増やして、アーリーリタイアをして保護猫活動にもっとリソースを割けるような自分に早くなりたいです。

Q7. カスタマーサクセスチーム応募者への期待

八木)
猫への愛を語って少しガス抜きをしたところで最後の質問です。カスタマーサクセスチームは新メンバーを絶賛募集中です。1~2名じゃ足りないですね。ペース的には月に1人増えるくらい?というわけで採用活動強化中でもあるわけですが、新しくジョインするかもしれない応募者の皆様への期待をお聞かせください。

遠藤)
一言でいえば、「学び続ける意欲と覚悟のある方」、「任されたことをやりぬく責任感のある方」に仲間になって欲しいです。

逆に、できないことや上手くいかないことを会社や周りのせいにしてしまうような他責傾向の強い方はちょっと困りますね。そういう方は、お互いに幸せになれないと思うので来ないでください(笑)。

とは言え、これだけだと読んだ方が応募を自分ごとにできるイメージがないと思うので、今活躍中のメンバーの経歴から抽象化してみると・・・、下記のような経験がどれか一つでもあると生かせるかなという感じです。

・ネットショップ店長など、サイト運営・改善を主体的に行った経験がある
・クライアントワークを伴うディレクション経験がある(ネット業界でなくてもよい)
・事業者側でマーケツール導入や運用を担当した経験がある

「デジタルマーケティング(以下デジマ)のプロでなくても応募して良いのか?」ってよく聞かれるのですが、はっきり言って、それまでの職歴や経験ではそこまで関係ないんですよね・・・。

デジマの世界は変化のスピードが速いので、仮にそれまで経験があっても、あっという間に陳腐化してしまうので。そして領域も広いので、ちょっと専門がズレたら言うほどの「プロ」ではなくなる。むしろ、入社してから必死で学び続けられるかどうかだと思います。

Sprocketのカスタマーサクセス(コンサルタント)というロールはかなり特殊なので、デジマの世界でコンサルタント経験があるようなメンバーでも即戦力にはなりにくく、独り立ちするには時間がかかります。

逆に、デジマ経験がなくても、学ぶ意欲が強い方なら、うっかり油断して成長が停滞しているデジマ業界出身者に追い付き追い越してしまうことも多い。つまり、スタートラインではそんなに差はつかず、本人次第であとから
「プロ」になれる。そのための先生も教材も揃っている。

あなたに意欲と覚悟があれば、先輩メンバー達はサポートを惜しみませんので、是非奮ってご応募ください!!

猫好きだと加点があるかもしれません(嘘です)。

八木)
猫派とか犬派とか、こういうのって派閥で争うものでもないと個人的には思うのですが、強いて言うなら私は犬派。犬種はコーギー限定ですが。でも今のところ遠藤さんと共存できているので、猫派でなくてもご安心ください。極端な話、きっと猫が嫌いでも大丈夫。興味があれば面接時に遠藤さんに直接聞いてみてください。

編集後記

the peace of the people for the people by the cats
猫による人類の平和、猫によって人類は均衡を保つ、猫に尽くして天命を待つ、という猫の下僕として徳を積む遠藤さんのインタビューでした。

面接で遠藤さんにお会いする機会があったら、「にゃー」と言ってみてください。きっと「にゃー」と返事してくれます。知らんけど。

日頃から仕事の話も真剣に、そして雑談も楽しく。厳しいだけでは人は成長できない。緩急あっての今のSprocketなんだと思います。楽しい時も、苦しい時も、一緒に乗り越えようと思えるメンバーを大募集!

いきなり本番の面接はちょっと・・・と思う方は、まずはカジュアル面談をおすすめします。カジュアル面談は本当に一切の選考はしませんのでご安心を!お待ちしております!

[コーポレートサイト]
https://www.sprocket.bz/
[採用情報]
https://www.sprocket.bz/company/recruit/
[募集職種一覧]
https://note.com/sprocketrectruit/n/n0521aa81e1da
[技術ブログ]
https://medium.com/sprocket-inc

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?