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次の季節を待つように
と、太宰治が書いていたなぁ、とふと思い出した。
ダンジョン飯のアニメ二期が決まったときだ。
ちいさな楽しみを積み重ねると生きていけるなぁ、と意識的に気づいたのは大人になってからだけれど、子どもの頃から本や漫画、アニメや映画、音楽などにずいぶん助けられてきたと思う。新刊が出る。気になっていた映画が公開される。好きな作者の最新作が出る。ライブのチケットが当たった。それまでは頑張ろう、と思う。
ねむ
ひとりぼっちの夜の底
仕事帰りに寄ったコンビニで、お酒と、おつまみと、何となく体のことを考えて野菜スティックと、デザートにプリンを選んでカゴに放り込んだ。店員さんはたった一人で品出しとレジの両方を受け持っていて、私がレジの前に立つと、走ってこちらへやってきた。品出しで忙しいところに買い物に来てしまったことに勝手に罪悪感を抱きながら、『お待たせしました!』とおじぎする店員さんに「いえ…」ともぞもぞ俯いた。
ピッ
ピッ