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スピカのこと

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日々のこと。雑記。 『幸せは途切れながらも続くのです』 というスピッツのスピカという曲のように、なんだかお守りみたいになりそうな記憶たち。
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本屋さんアドレナリン分泌選手権

本屋さんで「アドレナリン分泌選手権」が開催されるなら、ぜひ関東代表で出場したい。全国で苦戦しつつも、意外といい線行くんじゃなかろうか。 そんな妄想をしてしまうくらいには、本屋さんでアドレナリンが出るタイプだと自負している。心臓がドクドク動いて、自分自身が高揚していることがちゃんとわかる。私にとって特別な場所、本屋さん。 小さい頃から本という本に目がなかった私は、家族から「買い物に行くよ~」と声を掛けられるたびに、『その買い物先は本屋さんが店内にあるお店か、それともないお店

スピカのこと

本が好きで活字が好きな自分にとって、言葉は何よりも価値のあるものだ。 たった一行に惹かれて好きになった本はいくつもあるし、活字中毒が今よりずっと顕著だった幼少期は、ごはん中に文字が読めないことすらもどかしくて、何か面白いことが書いていないかとパッケージの裏面表記をなめるように読んでいた。 ただ読むだけではなく、お守りみたいにしている言葉もいくつかある。 そのうちの一つが、スピッツの「スピカ」という曲の一説だ。 椎名林檎のカバー版で偶然聞いたその曲のサビは、「単調な曲だ