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2018年4月の記事一覧
『新しいカテイカ』について、そろそろ考えてみませんか?
今週の日曜日、下北沢の本屋B&Bで、新刊記念トークイベントを行った。ゲストには生活史研究家の阿古真理さんを迎え、編集の野本有莉さんと三人での対談形式。
阿古さんとはプライベートでも友人で、よく料理や家事の話などをしている。阿古さんの近著『料理は女の義務ですか』(新潮新書)は人はなぜ料理をするのかという大きなテーマのもとに料理の変遷が書かれているのだが、その最初にスープの章がある(実は私もスープ作
強いものだけが素直になることができる
河合隼雄さんの本があまりにも素晴らしくて、もっと早く読んでいたら自分がもやもやと考えていることがもっときれいに言葉になったのだと思いながら読んでいる。素晴らしい人間洞察。氏が「強いものだけが感謝することができる」と書いていたのを読んで、はっと掲題のことに気がついた。
何回か同じ内容のことを書いているけど、僕は謙虚素直であることは知恵を育むために欠かせないことだと思っている。完全な人間はいない。そ
山の上のパン屋に人が集まるわけ
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初めまして。株式会社わざわざの代表の平田はる香と申します。これからnoteに経営のことを中心に書き綴っていきたいと思います。最近の趣味は、会社の現状分析です。夜に好きなお酒を飲みながらデータを見ながら会社のことを考えるのが大好きです。
このnoteにはパンと日用品の店「わざわざ」の経営から考えたことを書いていきたいと思ってい
これからに向けての大前提。
今日から数日間、ちょっとだけまじめな話をします。
本のライターである自分が、これからどんな仕事をしていくのか、どこに向かって進んでいくのか、というお話です。もう何年も前から考えてきたことであり、最近ようやくその答えが見えてきたような気がしています。
もともとのきっかけは2015年3月17日でした。
この日、任天堂とDeNAの業務・資本提携が発表され、当時任天堂の社長だった岩田聡さんと、DeN
学校よりも先に必要なもの。
会社とは別に、「学校」をつくるのはどうだろう?
月曜日からだらだら続けてきた「これから」の話、きのうはここで止まっていました。でも、学校のプランを説明する前に、そもそもなんでぼくが「次代のライター育成」なんて大それたことを考えているのか、そこに時間と労力を投じようとしているのか、お話ししておく必要がありそうです。
なぜ「ライターの育成」なのか?長年ビジネス雑誌やビジネス書のライターをやっていた
マニフェスト(ドラフト)
世界はそもそも不平等だ。これまでもそうだったし、おそらくこれからもそのままだ。草木だって大きなもの・小さなもの、長命なもの・短命なものに分かれるのと同じように、生まれた時から僕たちに与えられている親、名前、国籍、容姿、才能、お金は人それぞれ異なっている。
僕がつくりたい世界は決して不平等が完全になくなる世界ではない。そんなことは不可能だからだ。共産主義がうまくいくとも思えない。
僕が欲しいのは
メディアの話、その60。喫茶店ランドリーに行ってきた。
江東区森下に、その店はある。
喫茶ランドリー。地下鉄の駅から地上に出て、大通りを少し歩いて、路地に入る。周囲は小さなビルが多い。印刷会社に繊維問屋。東京の下町は印刷会社と問屋の町でもある。なぜ、印刷会社と問屋がこんなに多いのか。世界でも珍しいのではないだろうか。
右手にソメイヨシノが満開の公園。人通りのなかった街ではじめて人の声を聞く。ベビーカーのお母さんたち。
公園の脇の、さらに細い道を隅