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精神疾患の人間が仕事を続けるために考えるべきこと(ストレス対策方法)


精神疾患の人間向けのタイトルにしましたが、実際うつ病や不安障害などにかかる人は近年どんどん増加しているので、今は心身ともに健康な方も、他人ごとではありません※認知症も精神疾患扱いみたいですね。

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↑調べてぱっと出てきた画像が、厚労省のこのデータ。

2017年までのデータですが、この時点で400万人越えです。おそらく今もコロナの影響で増えているでしょう。精神科も場所によっては3か月待ちだったりします※経験談


ストレスサインを知る


ストレスが溜まったら発散するかどうかで、心身の健康を保てるか否かが変わります。ただ、なかには、ストレスを感じているかどうかに鈍感な方もいて、なかなか気づけない場合もあります。

精神的な病になると立ち直るのに何年もかかることがザラにあります。抑うつ状態になると、ネガティブな面に思考が支配されがちになり、仕事のパフォーマンスも下がります


例えばストレスサインには、身体面、感情面、行動面の三つがあります。

①身体面
 胃痛、食欲無くなる、倦怠感がある、寝つきが悪い、中途覚醒する
②感情面
 イライラする、気分の上下が激しい、朝の落ち込みがひどい、失敗への不安がふくらむ、家に籠りたくなる
③行動面
 どこかに出かけたくなる、むしろ家に引きこもる、暴飲暴食をする、むしろ食欲がなくなる


自分のストレスサインを把握し、まずストレスに気づくことが大切です。


コーピング(ストレス対策)を日ごろから考えておく


ストレスを感じたとき、何をすることで気分が良くなりますか?

コーピングとは、『ストレスに対して意識的に対処すること』です。つまりストレス対策。


コーピングには約2種類あります。認知的コーピングと行動的コーピングに分かれています。

行動的……行動することでストレスを軽減
認知的……考え方を変えることでストレスを軽減


ただ調べたところコーピングには色々な種類の分け方があるので、これが正しいというわけではありません。私は就労移行の施設ではこういう学び方をしているので、施設で学んだことをもとに書いています


行動的コーピング
……家の片づけ、散歩、読書、誰かと話す、飲食、眺める、ダラダラする、発散する、運動する、無意味なことをする
認知的コーピング
……妄想する、思い出にふける、楽しい計画をする、好きなものを考える、受け入れる、誰かのせいにしてみる、問題の整理、自分をほめる

個人的には、ダラダラするとか、誰かのせいにしてみるとかは人間的で好きな対処方法です(笑)適応障害になった経験がありますが、私の場合は自分を責めてばかりいました。たまには、相手のせいにするのも悪いことではないかと思います。


ただし、逆にやりすぎるとストレスになるようなコーピングもあります。例えばゲームやSNSを眺める、美味しいものを食べる、何もしないなど。いずれも例えばずっと何もしなければ罪悪感を抱きますし、美味しいものも食べすぎたら気持ちが悪くなり罪悪感も抱きます


いろいろと試してみて、ストレス対策として効果的なものはどれか?を考えてみると良いでしょう。

また、どういう状況で試してみて、どう効果があったか?を記録したり、リスト化したりしておくと、いざストレス下におかれたときに対処できます。


ストレッサーから離れることも大切


ストレスの原因となるストレッサーから離れることも大事です。例えば、

スーパーに行くと同僚に合ってあいさつしないといけない
→時間帯を変える、ネットスーパー利用する
満員電車が辛い
→通勤時間を変える、車で通勤する
家族の話声やテレビがうるさくて集中できない
→耳栓、音を遮断するイヤホン利用

日常にも小さなストレスはたくさん潜んでいますが、身近なストレスを少しでも減らすだけでも効果があります。


もしそれができない場合、先ほどのコーピングを使います。もし精神疾患になった場合、週5フルタイム勤務をすることもままならなくなる可能性があるので、できれば抑うつ状態になる前に対策をするのが一番良いです。

一朝一夕で治るものではないので、日ごろから運動習慣や食習慣、生活リズムを整えることが大切になります※実際心の病気にならないと気づかないんですがね……


もちろんストレス対策は重要ですが、それ以前に土台として体と心の健康を保つことが大切なので、睡眠時間や食事、適度な運動を日ごろから行うことがまず大前提。


もうすでに、心身が不調でそんな健康的な生活はできない…という方は精神科で相談することも大事ですが、精神科医は親身になってくれない人も多いので、カウンセリングを受けられる精神科に行くのをお勧めします。

※相談したい場合ですが……💦薬と診断書をもらうことはできるので、現在進行形で精神的に辛い方にはお勧めします。


一応日本は一生働け社会なので、障がいがあろうとなかろうと働くための福祉制度は比較的整っています。特に最近は身体障がい者だけでなく精神障がい者向けの施設も多いですし、就労移行支援施設もかなりの数あります。


失業保険等もありますし、助けを乞えば何かしら救いあげてくれる制度はあると思います。たとえ精神疾患になっても親身になってくれる人もいるので、辛い時は福祉や周りに助けを求め、お互い何とか乗り越えられることを祈ります


※今後も他にもメンタルヘルス系の記事を書きたいと思っているので、良ければまた読みに来てください。


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