転職眼鏡おやじっち

子供の音を街に響かせたい小説「騒音の神様」を書いています。歌も出しました。「子供の音よ…

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子供の音を街に響かせたい小説「騒音の神様」を書いています。歌も出しました。「子供の音よ街にひびけ」と歌っています。youtubeで見れます。 騒音の神様は子供の音が大好きで、子供達の音を守ろうとする神様と、喧嘩好きで強い盛山がコンビを組んで戦う物語。昭和の大阪が舞台。

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  • 騒音の神様

    連続小説、『騒音の神様』。1960年代終盤、子供の元気な音を町に響かせるために、騒音を片っ端から消してやろうとする二人の男の物語です。ヒジ討ちがたくさん出てくるアクション小説。

  • まとめ読み騒音の神様

  • 朗読 騒音の神様

最近の記事

創作活動に満足した2023年。

2023年は、書いていた小説にひと段落つけた。そして、その小説の曲を作れた。良い曲が作れたと自画自賛だ。小説に関しては、足掛け3年だろうか、4年だろうか。Amazon Kindleでの出版までやろうと思っていたが、面倒くさいので仕方ない。曲はyoutubeにアップロードし、TUNECOREにて販売までできた。何より曲そのものが、気にいるものができて自分でも満足している。自分でよく口ずさんでいる。良いメロディーだ。全く売れている様子はないが。良い曲を作った。 2023年までは

    • 初めて曲を配信するのにやったこと、難しかった事。

      初めて曲を、youtubeやiTunesで配信しました。自分でやったことを思い出しながら書きます。自分で曲を作って世に出したい人の参考になれば。 なお、私のスペックです。 51歳男子、音楽経験はバンドでベース30年前に少し。 弾き語りユニット20年前に少し。作詞作曲経験このときあり。ボーカルは別だが、ギターコードちゃんと押さえれない。楽譜読めない。 家にある楽器は20年弾いていないアコギと子供のリコーダー。 まず、僕が自分でやったことをランダムに書き出します。 作詞

      • 騒音の神様-街に響け子供の音-歌が完成

        騒音の神様の歌を作りました。 昔々、子供の音が山に海に響いたよ昔々、子供の音が川に村に響いたよ神様はとても喜んで村人たちは微笑んだ子供の音を喜ぶ村は永く永く栄えたずっと子供が走り回っている 昔話のようにはじめました。使った楽器はレコーダーです。懐かしい雰囲気で作りたかったので、良かったと思います。歌は素朴な感じです。ただ、音程を合わせるのが難しかったです。なので正直音程はあってないです。GaregeBandで作りました。  2,3ヶ月でできるかなと思ったら、6ヶ月くらいか

        • 名前変更と、tunecoreにて曲登録

          名前を「こうじょう長」から「転職眼鏡おやじっち」に変えました。 騒音の神様の曲を作りまして、tunecoreに登録しました。アルト笛、自分で作詞作曲、歌歌う、ガレージバンドでリズム。10月中には、世に出すのだ。

        創作活動に満足した2023年。

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        • 騒音の神様
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        記事

          【騒音の神様】09 神様、喫茶店で愚痴る。(激突体育会系暴力編)

          神様は喫茶店に入り、コーヒーを飲んだがさっぱり味が分からなかった。腹が立って腹が立って仕方がなかったのだ。 「ああ、腹立つ。なんであんなに子供を殴る必要があるんや。スポーツは面白いものちゃうんか。殴り飛ばして大人のいいなりにするためのものか。口も汚い。軍隊なんか?少年兵か?違うぞ。もう戦争は終わってるぞ。」 知らない間にコーヒーカップは空になり、神様が口をつけても何も入ってこない。 「空か。マスター、おかわりたのんます。」 神様のイライラしながら吸うタバコの煙がモクモクと立ち

          【騒音の神様】09 神様、喫茶店で愚痴る。(激突体育会系暴力編)

          【騒音の神様】08 花守、教師をぶん殴る(激突体育会系暴力編)

          鼻血を出している生徒の後ろから教師が口を挟む。 「わかったか、お前らは邪魔なんや。さっさとどっか行かんかい。練習の邪魔して時間返してくれるんか、」 神様は食い下がる。 「何が練習や、子供らをどついてるだけやないか。」 「指導や指導。お前らが代わりに教えれるんか。俺らの代わりに出来るんか。出来へんのやったら出て行け。俺らは教えたってるんや。感謝されるべき、、」 まで言ったときに花守のパンチがとんだ。 教師は一撃で吹っ飛んだ。地面を転がりながら鼻血が吹き出している。他の二人の教師

          【騒音の神様】08 花守、教師をぶん殴る(激突体育会系暴力編)

          【騒音の神様】07 神様、グラウンドに乱入する。(激突体育会系暴力編)

          神様は、子供達がぶっ飛ばされるのを見ていてもたってもいられなくなった。 「黙ってたらあかんねや、わしは知ってるんや。黙ってたらあかんねや。」 神様はグラウンドの中へ向かう。その間にも大人の指導者の荒々しい声が飛ぶ。 「ワレら、なめとったらあかんど、おうコラ」 一人の大人が、少年にまたがり上から殴りつける。 「すいませんでした、すいませんでした、」 と少年が必死に声を出す。神様は、馬乗りになって殴る男に突進した。ぶつかって止めようとしたが、吹っ飛んだのは神様だった。地面に転がり

          【騒音の神様】07 神様、グラウンドに乱入する。(激突体育会系暴力編)

          【騒音の神様】06 神様、少年たちのスポーツを見学する。(激突体育会系暴力編)

          神様は数日お酒を飲みながら、これからの活動について考えていた。 「万博の工事現場では、そうとう暴れたからな。しばらく時間を空けよう。警察も来るかもしれんしな。別の騒音を消しに行こう。何しろ、街が毎日うるさくなってるからな。子供の音を守るために、わしは動き続けるんや。」 花守は日によって昼だったり夜だったりと、とにかく毎日働いていた。そんな花守が珍しく休みの日があった。神様は驚きながら花守に声をかけた。 「花守君、珍しいな。とにかく、なんか嬉しいから散歩でも行こ。喫茶店に、コー

          【騒音の神様】06 神様、少年たちのスポーツを見学する。(激突体育会系暴力編)

          【騒音の神様】05 お土産を現金に変える。(激突体育会系暴力編)

          神様と花守は山道をでこぼこの山道を下る。神様はひとまず花守に居候代金がわりの品物類を渡せてほっとしていた。トラックがガタガタするのも気にならずタバコをふかす。ただ、神様にはあと一つ心配事が残っていた。 「なんぼになるんやろか、居候代くらいにはなるやろか、」 それが気が気でなかった。 「タバコはいっぱい手に入れた。しばらく困らん。酒も手に入れた。花守君と飲みたかったが、しゃあない。わしが飲もう。」 と楽しみも増えていた。花守は山を降りて、今に帰るまでに何度かトラックを止めた。質

          【騒音の神様】05 お土産を現金に変える。(激突体育会系暴力編)

          【騒音の神様】04 神様の戦利品を運び出す (激突体育会暴力編)

          神様は鳥居近くの石に腰かけて一服した。鳥居の奥には、古びた建物があった。花守は見てすぐに人の出入りがある建物だとわかった。 「神様、荷物はあの中ですか、」 神様は煙をふかしながら、答える。 「建物の裏にある。結構、重たいんや。ほんまは持って帰りたかったけど、出来んかった。すまんな、」 花守が建物の裏に行くと、また小屋があった。後ろから神様が声をかける。 「それや、花守君。そん中、全部や。」 花守は小屋の戸を開いた。中には米俵が積んである。ほかにも、箱や袋がいくつかある。 「花

          【騒音の神様】04 神様の戦利品を運び出す (激突体育会暴力編)

          【騒音の神様】03 神様の戦利品(激突体育会暴力編)

          神様と花守は、後日一緒にトラックに乗っていた。神様は地図を広げて案内をする。花守はいつものように運転する。そしていつものように、途中でからまれ喧嘩を売られながら、すぐにぶっとばして、また運転にもどる。だんだんと山道を進み、ガタガタ道を進む。神様の体が、ゴン、ガンと音をたてながら跳ね飛ぶ。 「花守君、もうすぐや。」 花守は、何度も聞いたこの言葉にも飽きずに返事をする。 「わかりました。」 しばらく走ると、トラックでは走れないほどに道に竹が生い茂っている。 「花守君、ここからは歩

          【騒音の神様】03 神様の戦利品(激突体育会暴力編)

          【騒音の神様】02 神様、ちょっとのんびりする。(激突体育会暴力編)

          神様は、相当汗臭かった。自分でも分かっていたのだろう。銭湯ではとにかく素早く臭い服を脱ぎ捨てた。急いで服を脱ぐと、ズボンのポケットから花札やサイコロがバラバラと落ちた。花守はその姿が目には入ったが、何も言わなかった。 「背中流しますよ、」 と花守は言い、神様は照れ臭そうに 「ありがとう。」 と言った。神様も、花守の背中を流した。たくましく広く分厚い背中は、いくら洗ってもあきなかった。 「わしに、若い頃なんてあったんかなあ。若い頃があったら、どんな体してたんかなあ。たくましかっ

          【騒音の神様】02 神様、ちょっとのんびりする。(激突体育会暴力編)

          【騒音の神様】01 神様、稼ぎの旅から帰る。(激突体育会暴力編)

          神様が稼ぎの旅に出ている間も、花守はよく働いた。現場仕事でよく体を使い、仕事が終わってからも体を鍛えた。ときおり仕事場でおこる喧嘩に参加しては圧勝していた。たまに、スーパーカブで大和川の河川敷を走る。そうすると、鰻谷が現れてスーパーカブを整備して綺麗にしてくれた。神様がいなくて変わったのは、神様がいたときほど大人数相手に喧嘩することが無くなったことだった。 「神様がいつ帰ってきてもええように、鍛えとくんや。また、現場で大暴れするんや。」 街路樹から緑色が消えて、地面から小さな

          【騒音の神様】01 神様、稼ぎの旅から帰る。(激突体育会暴力編)

          【騒音の神様】154 神様、稼ぎの旅に出る。

          神様は酒をたらふく飲んだまま、家に帰った。真っ赤な顔をしながら、真っ暗な部屋の中でごそごそしている。 「これも、持っていこか。ああ、これも、」 とトランプや花札、サイコロをカバンに詰め込んでいく。一通り準備を終えると、枕元にカバンを置いて寝ようとした。 「朝、起きたら花守君に旅に出ようと言おうか。なんなら、花守君にカブで途中まで乗せていってもらおか、どうしよか。」 布団から体を起こし、タバコに火を付けた。家の外で、赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。小さく、母親が 「ねんねんね、

          【騒音の神様】154 神様、稼ぎの旅に出る。

          【騒音の神様】153 神様の夜のお散歩

          神様は外に出て歩いていた。なんとなくわかっていた。 「もう、行かないかんな。もう、言わないかんな。」 神様はお酒の店に立ち寄り、またビールを飲んだ。花守の今日の戦いを思い出すたびに、お金を稼ぎに行かねばと強く感じる。 「このビール代も花守君の稼ぎや。わしは、体もはらんとビールとタバコばっかり吸うとる。せめて、自分のタバコ代と酒代くらいは払わんと。ああ、わしは何百年も存在してるのに、なんの資産もない。稼ぐ方法も知らん。商売も持ってない。ああ、わしは何百年も何しとったんや、、」

          【騒音の神様】153 神様の夜のお散歩

          【騒音の神様】152 神様の眠れない夜

          神様は布団に入ってからも、眠りに落ちれないでいた。今日の花守の戦いが、何度も何度も頭の中に浮かび上がってくる。 「今日は、わしも暑い中頑張った。動き回った。音の鳴る機械を走り回って止めて回った。よう頑張ったから、はよ寝な。」 そう思いながらゆっくり呼吸をして眠りにおちようとする。しかし、また花守な戦いが目の前に浮かんでくる。何人もの逞しい男達を、一人でぶっ飛ばす花守。誰がどうみても強そうな、ハーレーで現れたボクサーを倒す花守。 「かっこええ、かっこええなあ、、」 気がつけば、

          【騒音の神様】152 神様の眠れない夜