そもそも魔王って倒さなきゃ駄目なのか？【第一章 旅立ち編 ５】
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ードミリア 村道ー
盛ったおっさんが現れた！マサアキ
HP 9
MP 0
LV.1
なんだこりゃ？何この感じ？
おっさん襲ってきたと思ったら固まったまま動かなくなったんだけど
こうげき
とくぎ
ぼうぎょ
どうぐ
にげる選択肢が五つある…選べってこと？
じゃあ…とりあえず
こうげき ◀︎
とくぎ
ぼうぎょ
どうぐ
にげるﾌﾞﾝ！
【マサアキの攻撃！】
【しかしひらりと身をかわされてしまった！】
何なんだよ…
【盛ったおっさんはケタケタ笑っている！】
いや何なんだよこれ！
【盛ったおっさんの攻撃！】
うぐっ！？
【マサアキは４のダメージを受けた！】
いって…理不尽だろ。なんであっちのこうげきは当たるんだよ
マサアキ
HP 5
MP 0
LV.1
うっわ…体だっる、さっきの養鶏所のおじさんの話を聞いてからいやに体調が悪い
次あたりくらったら死ぬ気がする
え、死ぬの俺？これ知り合いから卵貰ってくるお使いだろ？
こうげき
とくぎ
ぼうぎょ
どうぐ
にげる俺の番ってか？じゃあ…
こうげき
とくぎ
ぼうぎょ ◀︎
どうぐ
にげる
【マサアキは身を固めた！】
【盛ったおっさんの攻撃！】
【マサアキは2のダメージを受けた！】
【盛ったおっさんはケタケタ笑っている！】
なんでこのおっさんさっきからケタケタ笑いながら俺を殴りつけてくるんだよ
マサアキ
HP 3
MP 0
LV.1
しんどい…きつい……ホムパ…じゃなくて体力ももう無い
意識が朦朧とする…俺どうして知らんおっさんと戦ってんだっけ？
「ちょっとあなた大丈夫！？しっかりしなさい！！私も手を貸すわ！」
あぁ…そうだ、こいつのせいだった
手を貸す？白馬に乗った勇者様を待つことしか出来ねぇあんたに何が出来ん…
マサアキ 村娘
HP 3 HP 424
MP 0 MP 227
LV.1 LV.59
あれ…?
意識薄れてきてるからか？変な数値が見える…
あんた年中パーリーナイトじゃねぇか
「む！？どういう事だ！？お嬢ちゃん何故そんなモヤシに肩入れする！？なんでなんだお嬢ちゃん！！嫁！？なんでなんだわしの嫁よ！？」
「誰が嫁よ！！さぁあなた、なにボケ～っとしてんの！協力してこいつを倒すわよ！！」
協力っつーか俺いる？
「いりまくるわよ！準備はいい？私の指示に従って！まずは私が突っ込むわ！その余波に巻き込まれないようにとりあえずあなたは身を守ってて！」
了解
こうげき
とくぎ
ぼうぎょ ←
どうぐ
にげる【マサアキは身を固めた！】
「あぁ～…ちょっと違うわ、もっと膝をついて…手は両手で頭を覆うように、うずくまる形で、うん！そう！それで私の後ろに隠れていて！」
やっばぁ、オスとして終わらされたわ今俺
「さぁていっくわよ～！！」
ｽﾞｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬッ！！
【村娘の攻撃！】
音すごっ
【盛ったおっさんに216のダメージ！】
「ぐわぁ横隔膜がァァァ！！わしの横隔膜がァァ！！」
「やった！どうやら効いているわ！」
いやあんた何したんだよ
「おのれ…お嬢ちゃんとてもう許さん！わしを怒らせた事を後悔させてやる！」
【盛ったおっさんは怒り狂っている！】
おい、なんか怒ってんぞ…やばくね？
「大丈夫私に任せて！あなたは引き続き身を守ってなさい！」
了解
こうげき
とくぎ
ぼうぎょ ←
どうぐ
にげる【マサアキは身を固めた！】
「ん、亀のようね。合格よ」
それ誉めてんのか？
ﾌﾞﾝ！！
【怒ったおっさんのこうげき！】
おい来たぞ、よけろ！
「言われるまでも無いわ！え～い！」
ﾊﾞｷｨ！！
【怒ったおっさんは92のダメージをうけた!】
「ぐわぁァァァ！！わしの腕がァァ！！」
今度は何したんだよ
「避けた際に両腕の関節を逆方向へ曲げてみたの、何とか上手くいったみたい！」
お前戦闘スタイルエグすぎだろ
「ぐぅ…こ…この…！！」
【怒ったおっさんはひるんでいる！】
だろうな
「さぁ今度はこっちのターンよ！」
もう毎回お前のターンだろ
「相手は弱ってる。次で決めるわよ！いいわね？」
俺はどうすりゃいい？
「あなたはそうね…少々判断に悩むところだけど身を守っていなさい！」
こうげき
とくぎ
ぼうぎょ ←
どうぐ
にげる【マサアキは身を固めた！】
「速い…上出来ね。まるでヤドカリよ」
いやもうヤドカリ以下だろ。俺なんかしたか？
「最後は派手にいくわよ～！！」
ｷｭｲｨｨｨﾝｯ！！
【村娘は力を溜めている！】
「う…うわぁァァァ！！」
【おっさんは逃げ出した！】
怒っても盛ってもいねぇ。ついにただのおっさんになっちゃったよ
もういいんじゃねぇか？
「ちょっ！？あんたこの期に及んでそんな…！待ちなさいっ！！」
ｶﾞｼﾂ！
「逃がしてなるものですか！行くわよ！」
うおぉい！？何で俺まで行かなきゃいけねぇんだよ！
~To be continued~
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