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‐私たちのフルリノベーション記‐「子供たちが温泉と呼ぶようになった家」


2022年6月
当社SMARG「THELIFE」デザインでリノベーションを施工
転居を済まされた東京都港区F様ご夫妻へインタビュー。
物件詳細:港区
間取り:2LDK
広さ:74.90㎡
築年:1973年(築45年)

Before
After

■どのようにして、SMARGのリノベーションに出会いましたか?

奥様:
子供の学区の関係で、このエリアで物件を選んでいる中で発見しました。外観写真をみてこの物件という事が判るくらい、エリアを絞って探し内装の写真を見て、すぐ連絡しその日に見学できました。

■THELIFEをご覧になられたときの印象、そこから購入に至るまでの経緯

奥様:
THELIFEというデザインパッケージをみて、トータルデザインが完成されていて驚きました。特にバスルームは、空間の使い方がすごく独特で印象的でした。壁の質感、木材の曲線など、素人ながらディテールへのこだわりがわかるほど、作り込みと統一感がすごく良いなと感じましたね。

■SMARG:THELIFEで気に入っているポイントは?

旦那様:
私は家で仕事をすることが多いため、仕事環境にはこだわりがありました。出来る限り、クリエイティブな空間で仕事がしたかったので、叶えられて嬉しいです。

奥様:
玄関口を入ってすぐ正面に見えるガラスですね。
玄関開けた時からもう優しい光が入ってくるのが心地良い。この様なガラスはあまり見たことない。このガラス普通はあまり使わないものですよね?

※SMARGデザイナーから当社THELIFEで使用しているガラスについて改めてご説明。
通常ガラスの断面は不純物の多さから光が屈折し緑色にみえてしまいます。THELIFEで使用しているガラスは透明度の非常に高い、通常住居には使わずブティックなどの店舗に用いられるガラスで、それを部屋の採光部分に取り入れました。

SMARG THELIFEで利用しているガラス

旦那様:
家に来た知人達にそのウンチクを話します。

■SMARGのリノベーションはパッケージになっているデザインラインがあり、御客様が「選ぶ」リノベーションですがいかがでしたか?

奥様:
私達夫婦は、過去にフルオーダーのリノベーションを経験しており、楽しいけどすごく大変な思いをしました。だからこそパッケージでデザインされていることの素晴らしさをより感じたし、理想のエリアの物件で既にリノベーションされている物件があった事が衝撃で。

旦那様:
見学に来て、部屋を見てすぐ購入を検討し始めました。

奥様:
オーダーメイドのフルリノベーションより、住む人にとってはパッケージ化されているリノベーションって、結果ハッピーなのではないか?と思えました。

旦那様:
住んでみてわかる緻密な計算。本当にプロの「デザイン」と夫婦で話しています。例えば、パウダールームのドアは左開きか?右開きか?ってみんな考えることだと思いますがSMARG「THELIFE」のパウダールームへのドアはスライドという設計。
その手があったかと思わされました。

奥様:
住まいの設計は、住んでからの生活の想像がすごく重要だと思います。ドアはどちらから開けるのか?家具や家電を置く場所は何処がベストか?など。
パッケージ商品なのに、自分たちが想像する以上に、トータルで、細かいところの計算・空間設計に配慮されたディテールで仕上がった空間だった。

■過去にフルリノベーションの経験があるとの事ですが、その時の購入体験との大きな違いは?

奥様:
過去に私達がリノベーションで失敗している様な細かいポイントを、パッケージ化されていることによりすべて抑えて提案してもらえたというイメージ。

旦那様:
私達夫婦は過去にもリノベーションの経験があり、リノベーションの可能性を知っていますが、それ故の大変さや手間もよく知っているんです。

奥様:
ある程度自分でできると思って自分で工務店さんを比較して、建築家を探してと考えたこともありましたが、リノベーションはそんな甘いものではないですよね。

旦那様:
自身で建築事務所を探し、建築家さんを見つけるとすごく高くなってしまうことがありコストを抑えようと、自ら工務店を探し見積もりをとって比較して、現場監督や建築チームと施工のやり取りをして、時には浴槽を探しに出かけたりもして。

奥様:
その結果、先が見えないようなロードマップが出来上がり、仕事をしながらリノベーションに挑んだので、正直もうあの日々は思い出したくないくらい。

旦那様:
また、出来上がって気づくこともあります。
タオル掛けが無いとか、お風呂の追い焚き機能を付け忘れたとか。自分たちの好きに決める楽しさや、作り上げていく喜びがある反面、そこに必要な時間や労力、積み上がるコスト、出来上がりの全貌が見えづらくなっていくデメリットがありました。

奥様:
私たち建築の素人で、自分達に何ができて何ができないのか、最初は知らないので全部チャレンジしようとしてしまう部分があって。SMARG「THELIFE」の場合は空間構成や生活導線も計算の上、設計されている。

■SMARGで逆に物足りない点、改善点は?


奥様:
家全体に統一感があるからこそ、自分で揃える家具や家電、インテリアを選ぶ際はとても慎重になりました。

旦那様:
うん、それだけでなく、レイアウトにもこだわってしまいますね。なので、家具も家電もコーディネートしてくれたら更に良いサービスになると思います。デザインやレイアウトを合わせて、家のデザインとその先にあるトータルコーディネートを求める声は今後も増えてくるのではないでしょうか。


■ご友人・家族の評判をお聞かせください、また、ご自宅へ招待などされていますか?

奥様:
入居してすぐの机や家具も揃っていない状態の時から、頻繁に友人・知人を呼んでいます。

旦那様:
遊びに来てくれる人は、はじめはデザインに驚いていますね。ただ時間が経つにつれてリラックスし、帰り際には「居心地が良いから一泊したい」なんて言ってくれる方も。

そして、ホテルなどの商業施設の建築をやっている友人が来たとき、建具の木材の緩やかなカーブなどを見て「住居でここまで細部にこだわるの」と驚いていました。

奥様:
そう言ってもらえることが嬉しくてまた呼んでしまいます。
面白いエピソードがあります。
友人の家族が、子供がまだ赤ちゃんで、レストランに気軽に行けないという悩みがあって「この家にお気に入りのレストランのシェフを呼んで皆でディナーをしたい」と。友人主催のディナーパーティーを行いました。

旦那様:
実は、今日もこの後、友人家族が福島から泊まりに来ます。福島から車で来るのですが
途中、栃木の宇都宮を通るという事で餃子パーティーをします。

■最後にF様の考える日本の住生活・文化について。これからの住まいとは?

奥様:
私個人の価値観ですが、良質なヴィンテージがそもそも好き。ピカピカしているだけのモノに、あまり良さを感じないんです。
築年数の古さは購入前に熟慮し、悩んだポイントでもありますが、友人・知人などが来たときに皆が言う「落ち着く・居心地がいい」は家の風情や佇まいも含めて創り出す空気
感だと思っています。

旦那様:
内装は新しいけど、建物も含めて統一されたヴィンテージという住環境を購入し
結果、合理的な選択だったと思っています。

奥様:
例えばニューヨークの友達の家は、外観がものすごく古い住居を有効的に活用しているお部屋で、その住まいや住民の循環、伝承的な雰囲気も人々の住まいの環境を構成する要因だと感じる事があるんです。

SMARGリノベーションは計算し尽くされたパッケージ商品を、どんな物件にもはまるよう設計してくれるサービス。新しい“住“の文化でもあり、資源の有効活用にもなっていると思います。

旦那様:先ほどのニューヨークの話とも重なりますが
古い住居で内装をリノベーションして新たに住み直す文化は、欧米では普通のことだと思うんです。しかもそれが数百年と続いて、住んだ人それぞれのエッセンスが追加され、そして今がある。
その家が街を構成する一部になっていくと考えられます。

このエリアは街自体も再開発中のエリアなので街が変わっていく。
いま既に便利ですけど、より便利に新しくなった時に、その場所・その街に
昔からあるこの家も、街を構成する一つの要素になる。

街が変わっていく事に、外部要因として住居が貢献するのが都心の魅力だと考えています。

奥様:
街・家・住むヒト、全てがうつり変わり循環してゆく事が興味深い文化であり
SMARGのリノベーションサービスは新しい文化づくりだと思いました。


以上

F様ご夫妻ありがとうございました。


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