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日々のエッセイ

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2019年から湖畔暮らし。自然、家族、ヤギ、トリ、仕事、そして考え事の日々。
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2021年7月の記事一覧

比べるものでないということ

比べるものでないということ

隣の芝生は青く見えるものだ。それは仕方がない。自分自身の芝生を俯瞰して、他人の目で見たことなんてないのだから。本当は青々としていても、それに気が付かず枯草だと諦めてしまうことだってある。

現代社会に生きる人たちは、どことなく個性を追い求めているように見える。

らしさ、好きなこと、プロフィール、なんていう言葉に敏感だ。だから他人や自分の芝生の色が気になって仕方がない。そんなものを気にしなくたって

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梅雨明けの草花摘み

梅雨明けの草花摘み

傍から見たら「そんなことやって楽しいの?」と思われることでも、実際手を動かしてみると、思いのほか楽しいことがある。

身近な作業でも改めてきちんと丁寧に向き合ってみると、なるほど新たな発見がある。

大切なのは「全集中」すること。

さり気なく鬼滅ネタ(漫画全部読んじゃった)を入れてみたけれど、冗談ではなく真面目な話で。身近なことにとことん真正面から向き合ってみると、意外な充実感が得られる場合があ

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違和感と小休止

違和感と小休止

なんか違うかも?という違和感を抱くことはよくある。些細なことから、重大なことまで。

しかもその違和感というのは、繰り返すことが多いように思う。しばらく忘れていたことでも、ひょんなことがきっかけで違和感と再会を果たすことがある。

違和感は悪いものに思えるけれど、実はそうでもなくて、自分の考えや生き方を再認識する際にも役立つ。軌道修正もできる。例えば、とある場所へ行って違和感を持てば、そこは自分の

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傘に蛙も乙なもの

傘に蛙も乙なもの

知らない間に「期待」している。人に、物に、出来事に、繰り返しやってくる日々に。

なんだか前に進めない、気分が乗らないというとき、大体はこうやって「何か」に期待している。そしてその期待は満たされずに終わっている。

でも、無意識に期待していたんだと、そう気が付くことが出来たらラクになる。期待を認識できたとき、自分の目の前にはただ「事実」があるだけで、それ以上でもそれ以下でもないことを改めて理解する

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