佐藤れん@大学生の1コマブログ投稿中!RenSato_I_am_blogging!

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時折来たるハレ

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タンバリンをたたきたい8月に特におすすめの曲

自作小説『解放』3. 宿題

小学生の頃、放課後は学童に行っていた。 到着後10分は宿題の時間と決まっていたが、それ以降は宿題が終わっていなくても遊ぶことができた。 でも、遊ぶのは宿題を終わら…

前髪を規制する校則に関して(以前投稿したものを編集して再投稿しています)

高校のときの校則に、前髪は眉上でなければならないというものがあった。つまり、少なくとも眉にぎりぎりかかるくらいより上までは、前髪を切らなければならなかったのだ。…

自作小説『解放』2. 学級委員

「なぎさんはいつもくつをそろえて帰っているのね、えらいわ。」 学級委員になった私は、委員活動である「くつそろえ運動」を毎日欠かさず行っていた。 「かかとそろえ運…

自作小説『解放』1. 天使

天使みたいな子だとよく言われた。 天使みたいに優しい子だと。 でもそれは、本当の優しさではなかった。 優しいことをしていたのは、相手を想うからではなかった。 「…

テーブルの上が散らからない画期的な方法

なんでもテーブルの上に置いてしまって、いつのまにかテーブルの上が散らかってしまう人は多いのではないだろうか。そんなあなたに朗報だ。テーブルの上が散らからない画期…

今!

今! 一行目の今は、今は過去だ。 二行目の今は、今は過去だ。 三行目の今は、今は過去だ。 四行目の今は、今は過去だ。 五行目の今は、今は過去だ。 六行目の今は、…

頭の中のごちゃごちゃ

絶望というぬるま湯につかっているうちに、 そこから抜け出せなくなった。 この世界は思ったよりも複雑で、 いろんなものがこんがらがってるんだ。 ずっと家にいるうち…

なるようにしかならない

昔まであった絶対的な基準、 自分の中にあった絶対的なものは、 どこかへ消えた。 こうするのが正しい、 そうするのは間違い、 誰が決めた? 数々の理不尽な経験。 …

自作小説『解放』3. 宿題

自作小説『解放』3. 宿題

小学生の頃、放課後は学童に行っていた。

到着後10分は宿題の時間と決まっていたが、それ以降は宿題が終わっていなくても遊ぶことができた。

でも、遊ぶのは宿題を終わらせてからと決めていた。

というより、それが当たり前だと思っていた。

「なぎも宿題なんかやめて遊ぼうよ。」

そう言われても、宿題をやめることはなかった。

なぜなら、まだ終わっていたなかったからだ。

今考えれば、宿題なんて家でも

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前髪を規制する校則に関して(以前投稿したものを編集して再投稿しています)

前髪を規制する校則に関して(以前投稿したものを編集して再投稿しています)

高校のときの校則に、前髪は眉上でなければならないというものがあった。つまり、少なくとも眉にぎりぎりかかるくらいより上までは、前髪を切らなければならなかったのだ。ぎりぎりの眉にかかっているくらいであれば、身体検査では許容された。

自分は頭が固かったため、ルールは必ず守らなければならないという信念や、髪にかかる費用は安く済ませたいという気持ちがあった。そのため、身体検査の日の前には必ず前髪を眉よりも

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自作小説『解放』2. 学級委員

自作小説『解放』2. 学級委員

「なぎさんはいつもくつをそろえて帰っているのね、えらいわ。」

学級委員になった私は、委員活動である「くつそろえ運動」を毎日欠かさず行っていた。

「かかとそろえ運動」とは、各クラスの学級委員が、下校時に毎日、下駄箱のクラス全員の靴をそろえるという運動である。

全校学級委員長は、靴をそろえるなどの「見た目を整える」活動は、学校をよくするのに想像以上に大切だと言っていた。

それを聞いてますますや

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自作小説『解放』1. 天使

自作小説『解放』1. 天使

天使みたいな子だとよく言われた。

天使みたいに優しい子だと。

でもそれは、本当の優しさではなかった。

優しいことをしていたのは、相手を想うからではなかった。

「そうすべき」だからそうしたまでだった。

この人間世界でどのような行動が望ましいか。

世間から見たら、大人から見たら、先生から見たら、自分はどうするべき?

そんなことばかりを考えて、行動基準にしていた。

気づいた時には、本当は

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テーブルの上が散らからない画期的な方法

テーブルの上が散らからない画期的な方法

なんでもテーブルの上に置いてしまって、いつのまにかテーブルの上が散らかってしまう人は多いのではないだろうか。そんなあなたに朗報だ。テーブルの上が散らからない画期的な方法を紹介する。

段ボール箱を1,2箱もしくはもっと用意する。
普段なら机の上にぽいとおいてしまうようなものを、テーブルの上ではなくその箱に置いていく。
これでテーブルの上はいつもきれいだ。
あとは定期的に箱を見直して、箱の中を方付け

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今!

今!

一行目の今は、今は過去だ。

二行目の今は、今は過去だ。

三行目の今は、今は過去だ。

四行目の今は、今は過去だ。

五行目の今は、今は過去だ。

六行目の今は、今は過去だ。

七行目の今は、今は過去だ。

八行目の今は、今は過去だ。

九行目の今は、今は過去だ。

十行目の今は、今は過去だ。

今!今!今!

どれだけとらえようとしてもとらえられない今。

ほら、こうやって今も、

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頭の中のごちゃごちゃ

絶望というぬるま湯につかっているうちに、

そこから抜け出せなくなった。

この世界は思ったよりも複雑で、

いろんなものがこんがらがってるんだ。

ずっと家にいるうちに、

もはや外に出るのが面倒になった。

布団の中にいるうちに、

そこから抜け出すのが面倒になった。

なんでも携帯で済ませるうちに、

どうして生きてるのか分からなくなった。

放って置かれた料理本。

陽光に照らされた墓場。

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なるようにしかならない

昔まであった絶対的な基準、

自分の中にあった絶対的なものは、

どこかへ消えた。

こうするのが正しい、

そうするのは間違い、

誰が決めた?

数々の理不尽な経験。

いつしか気づいたんだ、

なるようにしかならないって。
#あたらしい自分へ