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「やなせたかし 明日をひらく言葉」 やなせたかし 


「運をつかむには、自分のやりたいことをずっと継続して、やめないことだ。」




「やなせたかし 明日をひらく言葉」 やなせたかし PHP研究所編


この本はPHPのスタッフの方が、やなせたかしさんの書いたものの中から編集して、出版しました。


やなせさんの「名言」と、やなせさんの「想い」がうまくまとめられています。


内容は前回記事に書いた「絶望の隣は希望です!」 と重なるところがあります。内容は、過去の記事で読んでいただくことにして、今回は「続けること」の力について書いてみたいと思います。


人生で、自分自身が大切にしてること、好きなこと、やりたいことがあるなら、絶対に信じてみたい言葉があります。


人生は椅子取りゲーム

満員電車に乗り込み、あきらめて途中下車せずに立ち続けていたら、あるとき目の前の席が空いた。


やなせさんが「アンパンマン」のアニメ化で一気にブレイクしたのが、70歳になる直前だったそうです。


やなせさんは、こう語っています。

ぎゅうぎゅう詰めの満員電車のように才能がひしめく漫画界に、あきらめることなく立ち続けていた。

すると、あるとき、目の前の席が空いた。

(中略)

「継続は力なり」というが、あきらめないでひとつのことを思いを込めてやり続けていると、ちゃんと席が空いて、出番がやってくるものなのだ。


「あきらめない」ということが、いかに成功につながるか。やなせさんの体験からくる言葉には、とても説得力がありました。


また


運は天が定めたものではなく、自力で動かすものなのだと。


ここでも


運をつかむには、自分のやりたいことをずっと継続して、やめないことだ。


自分の好きなことは、自然に続けることができます。やなせさんにとって、「描くことをやめる」という選択肢はなかったのでしょう。そうやって地道に自ら動くことによって、子どもたちに長く愛される「アンパンマン」は誕生したのです。


素敵な言葉がありました。


人間が一番うれしいことはなんだろう? 長い間、ぼくは考えてきた。

そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。実に単純なことです。

ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。


みんながそのように考え、行動するなら、とても良い世の中になるでしょう。自分も周りもみんな幸せを感じます。


人生は「よろこばせごっこ」なんですね。



【出典】

「やなせたかし 明日をひらく言葉」 やなせたかし PHP研究所編  PHP研究所


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