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合気道

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#生き方

「脱力」ってなんぞや

「脱力」ってなんぞや

合気道を始めて12年目。

稽古会をして合気道の面白さを伝えていると必ず出てくる言葉が

「脱力」

ただ「脱力」の定義は何なのかが明確に分からないとどうしようもないですよね。

辞書的な意味では

「からだから力が抜けて、ぐったりしてしまうこと。また、意欲・気力が衰えること。気持ちの張りがなくなること(参考:goo辞書)

ぐてたまのようなイメージですね。

私の中で脱力の定義はまた異なっていて

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型稽古って必要?

型稽古って必要?

合気道に限らず、多くの武道において「型」をすることは重要だとよく聞きますよね。

「でも型なんてやっても実戦じゃ使えないじゃないか」

大学時代の私が思っていたことです。

当時は少林寺拳法部の友人とよく組手をしていました。

その際に型にある技を使おうとしても全く使うことができなかったのです。

平均2週間に1回を3年間、約72回の組手のうち、合気道の技が決まったのは1回のみ。

(2週間に1回

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「今日なんか嫌なことあった?」稽古で分かる相手の心情

「今日なんか嫌なことあった?」稽古で分かる相手の心情

「合気道はただの技法に収まらないものがある」

大学時代から光輪洞合気道を初めて、その独特の稽古方法「円の乱取り」をして思ったことです。

技法に関しては指導者が「高い指導力」と、「相手に合わせた言語化能力」を持つのであれば、合理性の名の下に教えることができます。

警視庁時代、合気道の指導をする際にこの言語化能力が非常に役に立ちました。

しかししかし。

次にぶつかった大きな壁。

それは型の

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死角からハイキックされてビビりました

死角からハイキックされてビビりました

大学に入ってから始めた合気道。

大学卒業後、警察官になり、合気道指導員研修にも行きました。

その中で感じてきた「違和感」。

「この稽古は自分の目的に合っているのか?」

例えば大学時代の合気道をする目的は

「もっと合気道をうまくなりたい」
「合気道で強くなりたい」
「技をちゃんと決められるようになりたい」

という、じっくりと長く深めていくような感じ。

だから「こうしたら技が決まるのでは

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