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”湿気”は不調の原因

2024年6月 甲・辰 水無月


もうすぐ田植え

我が家の小さな庭は、紫陽花の枝や葉っぱが、とても元気に繁っています。もうすぐたくさんの花でいっぱいになりそうです。
この頃になると、雨が降り、カエルが鳴き、
もうすぐ田植えかな~今年も美味しいお米がたくさんできるといいな〜と
祈る季節です^^
 
湿気のある水田に実る“稲”は、体の湿気をとる力があり、
乾燥する畑でできる“小麦”は、体に湿気をためる力があります。
 
湿気の多い日本だから「米」の文化。
乾燥した欧米だから「小麦」の文化なのです。
 
体内に余分な湿気が溜まると、体の調子が崩れ、困った症状や病気にもつながります。
この時期、体調がすぐれない方は、”湿気”が原因かもしれません。
そして、なぜ、湿気が溜まったのか・・・全てに必ず原因があります。
ほんの些細なこと、小さなことが、原因で不調に繋がることはたくさんあります。
その”なぜ?”を見つけるために、私たちは学ぶのだと思っています。

自然と調和して生きよう!

昨年から始めた、『ZOOMで学ぶ古典医学から未来へ』の講義では、
4月・5月の2ヶ月で、
世界記録遺産に登録されている『黄帝内経 素問』の
『四氣調神大論編』を解説していただきました。

健康で良い人生のためには、
春、夏、秋、冬の四季の持つエネルギーを知り、
季節の変化や働きかけに合わせて、生活をすることがいかに大事かを学びました。
 
夏の3ヶ月は、大地のエネルギーが昇り、天のエネルギーが降る(くだる)
天地のエネルギーが交わり、万物は花開き、身を結実させると。

この「夏の生長」の力を受容するためには、
夜は早く寝て、朝は早く起きる。夏は万物が成長するように
志も伸び伸びと成長する時。
怒りはそれを封じてしまうので、
人を愛するが如く、思いが外に溢れ出るようにして、
鬱塞させないようにする。

この養生法に反するときは、「心臓にかかわるすべて」を傷つけ、
秋になると、咳や喘息のような病いや、大腸や喉、鼻、皮膚のトラブルに
繋がるとのことです。

(秋・冬・春の過ごし方は、また、記します!!!)

平の氣で生きよう

病気の内因のはなし。
日々の生活で、様々な感情が湧いてきます。

怒情は、肝臓を
喜情は、心臓を
思情は、脾臓(膵臓)を
憂・悲情は、肺を
恐・驚情は、腎臓を
傷つけるそうです。

できるだけ平常心で、こころ穏やかに過ごせることは
健康に欠かせない条件ですね。

腹が立ったり、悔しかったり、悲しくなったり、
不安でたまらなくなる夜もあります。
でも、感謝すべきことは、必ずあるはずです。
嬉しかったこと、幸せだったことを一つでも見つけて、
感情の偏りのバランスを ”平” に戻しましょう!!!
平気!平気!の ”平” です^^

こころの持ち方にも『食』が影響する

心身ともに健やかに過ごすために、何を食べるか!?はとても重要です。
今年の夏は、暑い中にも、すーっと寒さが入ってくるようです。 (甲・辰の運気)
かき氷や、アイスクリームは、胃袋を冷やし、胃の働きを低下させます。
特別な日に、おいしく、嬉しく、幸せを感じられるためにも、
いつもいつも食べないようにする工夫は、とても大切な気がしています。
 
巡る季節を満喫し、幸せを感じて過ごせるように、今できることを、
今月もみんなで学べますように!!!

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