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あなたは、誰かの大切な人・原田マハ
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6つの物語からなる短編集で
親子、生死、旅、芸術、女性がテーマとなっている印象でした
誰しも避けて通れないような
誰にでも起こりうる事が書かれてたりして
色々と考えさせられることもあり
自分の人生の中にある
幸せとか、後悔とかそういうのって
人生が終わる直前にならないと
自分では分からないものなのかな、と
そんなことを思ったりしました
「幸せ」って
大きく高ぶるほどの幸福感が伴わ
いのちかげ・砂原浩太朗
この本は、村井長頼さんという武士の視点から
あるじである前田利家さんを描いた物語り
天下を取りたいという強すぎる承認欲求を持った
織田信長や豊臣秀長をそばで支え続けた
とっても強い武士
本を通して前田さんの色気がムンムンと伝わってきて
前田さんがとっってもかっこよくて
歴史小説では一番好きな本です
歴史小説や時代小説を読むと
大和言葉や、昔の古き良き日本語を知ることができて、それがとっても楽
静かな大地・池澤夏樹
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ー静かな大地・池澤夏樹ー
この物語りは、著者の曽祖父である三郎さんという和人の、アイヌと共に生きた実話をもとにした物語。
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「滅びゆく民という言葉が私は嫌いだ。
まるで放っておいたら滅びたかのような言いかた。
滅ぼすものがいたから滅びたのではないか」
この言葉は三郎さんの姪で、和人である由良さんの言葉。
和人にだって、三郎さんや志郎さんのように、アイヌに心を寄せてくれていた人達が
アイヌの世界に生きる・茅辺かのう
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ーアイヌの世界に生きる・茅辺かのうー
この本は、茅辺かのうさんという方が、アイヌの養母に育ててもらったトキさん(澤井トメノさん)とお話を重ねて作られた、ドキュメンタリー本のようなもの。
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私にはアイヌの血が入っているのですけど、その事を心の底から誇らしく思うのは、今この時代に生きているからなのかもしれない。
トキさんも、大好きなアイヌの養母に育ててもらって、養母に感謝をし、アイヌの