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いのちかげ・砂原浩太朗


この本は、村井長頼さんという武士の視点から
あるじである前田利家さんを描いた物語り

天下を取りたいという強すぎる承認欲求を持った
織田信長や豊臣秀長をそばで支え続けた
とっても強い武士

本を通して前田さんの色気がムンムンと伝わってきて
前田さんがとっってもかっこよくて
歴史小説では一番好きな本です

歴史小説や時代小説を読むと
大和言葉や、昔の古き良き日本語を知ることができて、それがとっても楽しい

前田さんの奥さんである、おまつさんが
悪阻で体の調子が悪い時に
「お許しなされてくださりませ。
本日は気色あしく…」
という言葉が使われていて
なんだかいいな、素敵な言葉だなって癒されました

「具合が悪くて」ではなくて
「気色あしく」だなんて
響きがとっても美しい

「気色あしく」を調べてみると
「機嫌が悪い」という意味らしいのだけど

おまつさんの状況だと、
気分がすぐれない、体調がすぐれない
という意味で使われているので
そういう意味でもあるのだと思います

久しぶりに読み返しているのだけど
言葉の意味を調べたり
前田さんがかっこよかったりで
ついつい手が止まってしまい、なかなか進みません

だけど、そういう時間も結構好きなのだと気が付きました

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