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ほいくのはなし

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子どもたち、教師としての自分、土、虫、花、生き物、そこにある全てが、それぞれにすでに与えられた光をキラキラ放って、それぞれが役割を果たし合って、同じ空間に在る。繋がることで広がる…
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みんなと一緒って本当に良い?

みんなと一緒って本当に良い?

みんなと一緒って何だろう

幼稚園や保育園では、自由な時間も多くありますが、集団での教育の場でもあります。
片付け、お昼、クラス活動などみんなでやる場面では、みんなとやっていない子どもがとても目立ちます。

そして、小学校では座っていられる子ども静かに話が聞ける子どもが求められ、一年生までにある程度みんなと一緒に行動できる子どもを育てている必要があるように感じます。

みんなと一緒ができない。そん

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子どもの「やりたくない」という選択。先生たちはどうする?

子どもの「やりたくない」という選択。先生たちはどうする?

「やりたくない」

その言葉に対して、どうするか、どうアプローチしていくのかが今回のテーマです。
みなさんならどうしますか?

幼稚園、保育園、学校などでは日々限られた時間の中でやらなければいけないことが次々とやってきます。もちろん、先生たちは楽しくできる工夫をしますし、そのために何時間も試行錯誤することもあります。子どもたちはというと、好きな子はいくらでもできると思いますが、何かの集団で一つの同

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保育で考える。命の巡りについて。「害虫の生命ってどうなるの?」

保育で考える。命の巡りについて。「害虫の生命ってどうなるの?」

 地面に大量のフン。見上げると桜の木の葉に大量の毛虫。見た目は気持ちが悪く大人たちは嫌な顔をしながら駆除をしていました。
調べてみると、モンクロシャチホコという毛虫。食べると美味しいらしい。でも、刺されると痛いのでやはり保育の現場では駆除しなければならなかったのです。害虫駆除の業者が来て何か液体をかけると、数十分後には200匹以上の毛虫が地面に落ちて、クネクネと体を揺らしていました。

「気持ちが

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