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一匹狼 仕事屋(プロ)ダルファズ
一仕事終えた俺は見知らぬ街で、のどの渇きを覚えた。いや、酒が欲しい。
そう思って真っ先に見つけた酒場に入り、空いてるカウンターに腰を下ろす。
「初めての街なんだ。この店のおすすめは無いか?」
店員は無言で棚のグラスを取る。どうも愛想が悪い。
「長居するな。一杯飲んだら店を変えろ。」客の一人がつぶやくように言う。こっちを向いたわけでもないが、俺に言ったようだ。
これでも俺はプロだ。多少の問題なら
重武装営業マン代理業社
「ご挨拶に参りました」
会社の玄関に重武装重装甲の営業マンが飛び込んできた。飛び込み営業だ。
「アポイントはございますでしょうか」
同様の重武装重装甲の案内係が受け答えをする。
「いえ、ありませんがご挨拶だけでも」
「当社はアポイントなしでの営業はお断りしております」
「そうですか」
営業マンはいきなり攻撃を開始した。案内係もこのような事態には慣れておりすぐに応戦。しかし見た目重視の紙装甲。社
私以外がみんな間違えた問題
これは高校三年の時のこと。定期試験の物理で、ある問題が出された。
クラスに三十人くらいいる。このクラスは皆理系志望なのである程度は物理は得意と考えている集団だ。
正解したのは私だけ。他はみんな間違えた。
他の人が間違えた理由は、はっきり言って私にはさっぱりわからない。私は、問題文の中に書いてある文章をなぞって、式を書いただけなのだ。
あるいは「描いた」でもいい。掛け算割り算が入り混じって建て増
昔、見合いを良くやらされてた頃
今も未婚だが、ちょっと前は見合いをさせられてた。
その時だが、母が、相手から「血筋がいいんですね」と言われたという。母は、事前によく調べてきたなあという事を言っていた。うちは相手に対してそんなことはしていない。気にしていない。
それよりも、母の無自覚さである。ちょっと調べれば父も母もその祖父が村の中で大きな地位を占めていたことがわかるし、二人ともそのことは知っている。私も話は聞いていた。最近に