身元調査

この題名でいいのかちょっと不明。

自分の名字はそう珍しいものではないのだけど、自分の地方では珍しい。そこら辺に興味を持って、自らルーツを調べている人たちがいる。私もそれに加わる形になって、私の方が世代が若いので、あとをつげと言われている(笑)

やはり近隣に同じ苗字の家があって、どのようなつながりがあるのか調べたらしい。そしたら、かなり詳しい家系図が出てきた。
実は、その一族の一人が外国人と結婚するということになって、その際に家系調査をしたらしい。それが渡ったということのようだ。

本当に詳しくて、少々のつながりのある家系がずらっと載っていた。問題になった外国人の人の家系もあった(かなりの良家である)し、その家の先祖も載っていた。突然公家さんとかが出てきてびっくりしたりも。結構大きな財閥とかも登場する。
その中には私の先祖もいた。だから同じ苗字なのだ。だが、いろいろな理由があって、同じ一族とは言いにくく、また、養子関係なので血のつながりもない。かといって赤の他人とも言えずというややこしい関係にある。

というか、なんでまたそんな調査をするようなことになったのかが気になるところでもある。実は、結構地元でも大きな家なのだ。
というあたりでどうやら財産あたりで揉めたとかその辺りらしい。家の関係もややこしく、本家と二つの分家があり、分家の方は互いに養子を出すような関係にあるらしい。その分家で外国の人との縁があって、みたいなことらしい。

しかも本家と分家で名字が違う。本家が私と同じ苗字なのだが、本来はその家の名は分家の苗字なのだ。しかも本家は名字が変わった時と、その後の代で養子をとっているため分家筋とも血筋がつながっていない。ただ、その際に、より良い血筋の人を養子に入れているようではある。まあ、戦前以前の価値観によるものだ。

下手に財産があるとややこしいことになるものだなあと、他人事のように言えるのは、うちの一族は大した財産を持っていないことと、みんな一家をなしたらその家で財産をキープする取り決めになっているようだからだ。親子間では相続はするが、兄弟間では事前に一家を立てるだけの財産分与をするか、別の家へ婿だの嫁だので入り、その家を継ぐ形になるため、当主が亡くなったからと言って揉めるようなことはない。私が受け継ぐのは、父方の祖父以来の土地と家のみで、母の実家や祖母の実家(その辺りの元大地主である)などの財産はひとかけらも入ってこない。まあ、個人の形見などは貰うのだが。

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