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第69回角川短歌賞 受賞挨拶
2024年7月2日に角川武蔵野ミュージアムにて開催された、第58回迢空賞・蛇笏賞、第69回角川俳句賞・角川短歌賞の贈賞式にての挨拶の原稿です。当日お話しさせていただいた先生方・皆様、ありがとうございました。
会場にお呼びできた方以外にも、たくさんの方へ感謝申し上げないといけない、という思いもありますので、当日の内容そのままではないですが載せておきます。
また次へ向けて、新しい気持でじっくりと
ポートフォリオ(随時更新)
2024/02/21 作成
短歌作品
「冬を越えて」50首 第64回角川短歌賞佳作 『短歌 11月号』(角川文化振興財団、2018)
「秋を過ぎる」50首 第2回笹井宏之賞野口あや子賞 『ねむらない樹 vol.4』(書肆侃侃房、2020)
「指を置く」7首『ねむらない樹 vol.5』(書肆侃侃房、2021)
「晩夏光」15首 第3回超然文学賞短歌部門 最優秀賞 『第3回 超然文学賞 受賞
記録(2024/1)
書籍『うひ山ぶみ・鈴屋問答録』本居宣長
読み初め。『うひ山ぶみ』の一節「古風は白妙衣のごとく、後世風は、くれなゐ紫いろいろ染たる衣のごとし。白妙衣は、白たへにしてめでたきを、染衣も、その染色によりて、又とりどりにめでたし、然るを白妙めでたしとて、染たるをば、ひたぶるにわろしとすべきにあらず。ただその染たる色には、よきもあり、あしきもあれば、そのあしきをこそ棄つべきなれ。色よきをも、おしこめてすてん
記録(2023/10)
書籍『遠い感』郡司和斗
刊行おめでとうございます。たくさん好きな歌ありますが、「おとうとの絵日記にいるわたくしは腕が四本関節はない」(「ニュースに母は」)。
『ねんてんさんの名句百選』坪内稔典
『江戸歌舞伎の怪談と化け物』横山泰子
『ドラえもん論 ラジカルな「弱さ」の思想』杉田俊介
『近松序説』広末保
『出世景清』『堀川波鼓』『心中天網島』論が面白かった。
「行爲も葛藤も書きえないような絕
記録(2023/9)
書籍『ボヴァリー夫人』フローベール(芳川泰久訳)
『言語表現法講義』加藤典洋
先月の『新古今の惑星群』とは違った方向で、この本も自分にとって大切な一冊である。
新日本古典文学大系『謡曲百番』『梁塵秘抄 閑吟集 狂言歌謡』
『日本文化のかくれた形』加藤周一・木下順二・丸山真男著 武田清子編
『憂世と浮世 : 世阿弥から黙阿弥へ』河竹登志夫
『カズオ・イシグロの世界』小池昌代ほか
『特急二
記録(2023/8)
書籍『津軽』『斜陽』太宰治
『コルシア書店の仲間たち』須賀敦子
『日の名残り』カズオ・イシグロ(土屋政雄訳)
最近読んだ小説では一番惹かれた。これは、前近代が近代にとどめを刺されるさまを描いた話ではあるまいか。
『犬のかたちをしているもの』高瀬隼子
『優雅で感傷的な日本野球』高橋源一郎
『新訳うたたね』『新訳十六夜日記』阿仏尼作、島内景二訳
『妾と愛人のフェミニズム』石島亜由美
『快
記録(2023/6)
書籍『哀愁の町に霧が降るのだ』上・下 椎名誠
名作。「六本木で夜だった」佳品。
『動物園巡礼』『戦争という見世物』『世の途中から隠されていること』『博士の肖像』木下直之
『能・狂言 謡の変遷』高桑いづみ
『21世紀日本文学ガイドブック3 平家物語』高木信編
『21世紀日本文学ガイドブック4 井原西鶴』中嶋隆編
『21世紀日本文学ガイドブック5 松尾芭蕉』佐藤勝明編
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