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記録(2024/5)

書籍

  • 『無名抄』鴨長明(久保田淳訳註)
    俊成卿女と宮内卿の話、印象深い。

  • 『紀貫之』大岡信

  • 『死にたいのに死ねないので本を読む』吉田隼人

  • 「山椒太夫」森鷗外

  • 『詩の自覚の歴史 遠き世の詩人たち』山本健吉
    万葉集の歌への解像度がようやく段々上がってきた。

  • 『古代うた紀行』中西進
    高市黒人の歌を、後々の時代の心敬の「冷え」の境地と合わせて論じ、黒人を心敬の先達としていたのが意外で面白い。

  • 『万葉集ハンドブック』多田一臣編

  • 『フイルム』丸地卓也
    ご恵贈頂きました。「政治まだ信じていたころ候補者のポスターの目に画鋲刺さりおり」胸を衝かれる歌。

  • 『塚本邦雄歌集』(現代詩文庫)
    塚本邦雄全歌集(短歌研究社)を買いたい。ゆまに書房の全集は大学図書館にあるが。

  • 『人形歌集 骨ならびにボネ』川野芽生 人形:中川多理
    「骨の猫夢みてゐたり亡びたる星より来たる子らの遠足」不思議な歌。

  • 『和歌のタイムライン 年表でよみとく和歌・短歌の歴史』和歌文学会出版企画委員会編
    この本も買わないといけない(図書館で借りて読んだが)。学部1、2年の時も読んだが全然理解度が違うので感慨深い。

  • 『新古今集 後鳥羽院と定家の時代』田渕句美子

  • 『藤原定家とその時代』久保田淳 

  • 『藤原定家の時代』五味文彦

  • 『日本の裸体芸術』宮下規久朗

  • 『陸游詩選』陸游

  • 『文楽・六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』六代豊竹呂太夫

  • 『文楽のすゝめ』『14歳からの文楽のすゝめ』竹本織太夫
    写真がすごく綺麗で内容も充実しており素晴らしかった。

  • 角川『短歌』6月号

  • 「仙藥vol.14」(大橋弘ほか編)

舞台

  • 人間国宝の競演 ~友枝昭世と山本東次郎の至芸~ 「素袍落」「羽衣 舞込」
    輝かしく美しい羽衣であった。キリの「愛鷹山や」で盛り上げるのが面白い。

  • 銕仙会5月定期公演「班女 笹ノ伝」「孫聟」「鵜飼 空ノ働」
    鵜飼後シテ、赤鶴の小癋見(本面)という貴重な面で、素晴らしかった。前場鵜の段の鮮やかさも深く印象に残った。

  • 国立能楽堂「入間川」「加茂物狂」
    梅内美華子さんの解説。

  • 元映画館 川野芽生短歌朗読会「鳥葬声宴」
    薄様に歌を散し書きにして読みながら捨てていく趣向が印象的。お人形も素晴らしかった。

  • セルリアンタワー能楽堂 能に親しむ 「小袖曽我」
    おしゃれな出立の曽我兄弟で面白かった。つくづく劇能である。

  • 国立能楽堂「鱸包丁」「野守 白頭」

  • 国立劇場5月文楽「寿柱立万歳」襲名披露狂言「和田合戦女舞鶴」市若初陣の段「近頃河原の達引」堀川猿廻しの段 道行涙の網笠
    11世豊竹若太夫襲名披露。「和田合戦女舞鶴」「近頃河原の達引」どちらも初見だったので、いろいろな浄瑠璃があるのだなと感じられる舞台。猿回し面白かった。

東博「法然と極楽浄土」展(當麻曼荼羅)、藝大美術館「大吉原展」。一日に見たのでちょっと疲れたが。知恩院の早来迎が見れてよかった。


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