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腹横筋と骨盤底筋の機能解剖学的な関連性!運動療法・ピラティスへの応用!
今回は、腹横筋と骨盤底筋との機能解剖学的な共通点と運動療法・ピラティスへの応用する考え方まで紹介します。
腹横筋も骨盤底筋においても、インナーマッスルトレーニングであったり、骨盤底筋エクササイズだったり、腹横筋にフォーカスされたトレーニングや骨盤底筋にフォーカスされたトレーニングなど個別の筋肉を対象にされた介入がある様にそれだけ重要な筋肉であることは一般の方の中でも認知されています。
ですが、日常生活やスポーツ場面において腹横筋だけの単独収縮や骨盤底筋だけの単独収縮が必要になる場面はむしろなく、他の筋肉や組織との協調的な働きによって機能が発揮されるかどうかが決まってきます。
そのため、骨盤底筋・腹横筋を単体の筋肉として捉えるのではなく、体全体を統合して考えた際にどの様なエクササイズやポジションを取って鍛えることで反応しやすくなるのかなどを解説していければと思います。
腹横筋の特徴について
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腹横筋の特徴として押さえておきたい点ですが
・腹圧を高める
(横隔膜の拮抗筋)
・強制呼気筋で働く
この2点は、今回解説する骨盤底筋ともリンクする部分になってきますし、臨床的に重要になってくるので押さえておきたいポイントです。
まず腹圧を高める作用として腹横筋がありますが、安静時呼吸をする際には、横隔膜が下降することで吸気が行えます。横隔膜が吸気によって下降してくる際に、腹横筋は遠心性に作用することで腹圧が高まります。
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横隔膜をしっかり使って呼吸ができるのは、横隔膜が求心性収縮をする際に、腹横筋が遠心性に働くからであって腹横筋が求心性に収縮できなくても横隔膜は上昇できなくなるため、横隔膜が下降した状態のままになってしまいます。一般的によく言われるリブフレアの状態です。
そのため、「腹圧を高める」というよりは「腹圧は高まる」というのが通常であって無理に高めようと意識したりするものではないです。
この腹圧が高まる状態を作るためには、横隔膜の下降に拮抗した腹横筋の収縮が必要になってきます。
腹圧が高まるためには、腹横筋の収縮が必要になってきますが強制呼気をする際には腹横筋が中心的に作用すると言われています。
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一般的に腹筋を鍛える方法として、上体起こしの運動やプランクをしてキープすることなどされている方が多いですが腹横筋などローカルマッスルをターゲットにした介入であるならば、上体起こしやプランクをする様な運動ではなく呼気をゆっくり強調する様な運動をする方が効果的だとも言えます。
骨盤底筋の特徴について
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骨盤底筋の特徴としては、骨盤底筋群は恥骨尾骨筋や恥骨直腸筋や肛門挙筋など複数の筋肉の総称として骨盤底筋群と言われています。
恥骨から仙骨にかけて、骨盤底にハンモック状になっている筋肉になっているため、骨盤底筋群の上方にある生殖器であったり臓器を支えている役割をしており、インナーユニットとしては腹横筋や横隔膜や多裂筋といった筋肉と体幹のインナーユニットを形成している筋肉の1つになります。
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骨盤底筋と横隔膜は拮抗する作用になっており、横隔膜が求心性に働くと骨盤底筋は遠心性に働き、横隔膜が上方に移動する際には骨盤底筋は上方に引き上がる状態になります。
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