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【胸郭の運動療法】リブフレア&胸椎の可動域を改善する際の運動療法の考え方!

今回は、胸椎・肋骨に対する運動療法を行う際の考え方について解説をします。

実際に自分自身の臨床でやっていることを踏まえて解説しているので、机上の空論ではなく実際にやって実感していることや考え方について解説をしていけたらと思います。

今回の内容が全てではありませんが、臨床で運動療法を行う際に参考にはなると思いますのでご活用下さい(^^)


肋骨はどんな場面に開くのか?

肋骨はどんな場面に開くのか?

解剖学的なところからお伝えすると、、

肋骨が開くというのは、肋骨外旋運動です。


肋骨の外旋が起きる場面としては、、

・呼吸の吸気時
・体幹の回旋時(同側)
・体幹の伸展時

代表的なのが上記の様な動きをする時に、肋骨が開く(肋骨外旋)の動きが引き出されます。


リブフレアと胸椎の関係性

リブフレアと胸椎に関して


肋骨が外旋した状態(リブフレア)の状態になるのには、いくつか条件があります。肋骨も必要もないのに開くとかは基本的にないです。


まず結論から伝えると、、

・胸椎伸展の代償
・胸椎回旋の代償

この2つの動きの代償として、肋骨が開いた状態(リブフレア)の状態になっているケースが多いです。


肋骨も胸椎に付着するため、胸椎が動かなくなれば肋骨を動きやすいポジションにして可動させたり、腰椎を必要位以上に可動させたりする戦略になるわけです。


そのため、そもそも肋骨のリブフレアは胸椎の可動域制限対する代償によって動きすぎているケースが多いため、肋骨の過度な外旋が入らない状態における胸椎の可動域を出すことが必要になってきます。


そして、肋骨を外旋することが日常的に当たり前になっている人は、肋骨外旋した状態をニュートラルと錯覚しているケースが多いため、まずは肋骨の内旋運動を入れることで、肋骨が普段から外旋したままになっていることを感覚的に本人さんに知覚してもらう必要性があります。

リブフレアに対しての運動療法

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