【臨床のリアルな実例】膝痛の筋力低下が起きた原因を考えることの大切さ!
実際に自分が診ているクライアントさんですが、今回の臨床ベースの話をしていきます。
机上の空論ではなく、臨床でのリアルな話なので皆さんの臨床の参考になる考え方にも活かして頂けると思います。
以前ツイートでザックリした内容を発信しましたが、その内容について深堀りした話をしていきます。
普段から痛みがある方に対しては膝関節疾患を診ることが圧倒的に多いため、膝疾患をメインにして解説をしていきます。
歩行時の膝痛で悩まれている方
実際のクライアントさんの歩行ですが、歩行を長時間した際に膝痛が生じたり、短時間であっても膝のこわばりがある感じがある訴えがある方。
この方の膝痛の改善に対して、膝関節の痛みが生じている部位の評価や筋力低下をしている筋肉の評価なども行い、動作分析も合わせて行いました。
今回は、膝関節の局所的なアプローチ・介入について解説をする様な動画ではなく、臨床で症状を改善させてく上で必要になってくる考え方の部分についてお伝えをしていこうと思います。
内側広筋の弱化に対するアプローチ
変形性膝関節症を代表的に、膝関節周囲の筋群を例にあげると「内側広筋の弱化」をしている方が多いと思います。
臨床現場での運動療法を考えた時にでも、内側広筋を鍛える運動療法をすることはあっても外側広筋や大腿直筋を使う様な運動療法をする機会はないと思います。
こんなケースは臨床をしているとよくあるケースだと思います。
この状況に対して、、
膝関節のパテラセッティングなど、動画にも挙げている様に膝関節周囲の筋力エクササイズを運動療法で行ったり、自宅でも行って頂くようにセルフケアとしても指導することもあると思います。自分自身も実際にパテラセッティングをセルフケアとして指導することもあります。
ですが、、
このパテラセッティングだけやっていても歩行や立ち上がり動作の際に、膝痛を改善していくということを目的とした場合には改善しないケースがとても多いです。
患者さん・クライアントさんの目的は…
内側広筋が弱化した原因を考える
このポイントはとても大切だと思っていて、、
内側広筋が弱化しているから内側広筋のエクササイズとしてパテラセッティングなどを行うことももちろん必要なことだと思います。
ですが、、
内側広筋が弱化した理由
内側広筋でも左右差がある理由
ここを考えなければ、、
本当の意味でも内側広筋のトレーニングになっていないですし、そもそも歩行や立ち上がり動作などの中で使える内側広筋にはなってないことが考えられます。
この方の筋力低下が起こる原因とは?
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