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反り腰で骨盤前傾しているのに、座位では骨盤が後傾する理由について!

今回のコラムの内容は…

誰もが臨床で不思議だなと一度は思ったことがある様な内容だと思います。


反り腰なのに、体育座りや座位が出来ない人がいる理由

タイトルのまんまなんですが、臨床でこういう人って実際にかなり多くないですか?


反り腰の姿勢で骨盤が前傾しているはずなのに、「座位姿勢」「体育座り」「長座位」を取る時に骨盤が後傾してしまって、骨盤が起きない人。

こういう方を臨床をやっていても、かなり経験します。


普通、反り腰で骨盤が前傾していたら、座位や長座位でも綺麗に骨盤が前傾して座位姿勢を取れそうなイメージがあると思うのになぜ出来ない人が多いのか?


色んな要因があると思いますが…

今回はその中の1つの考え方や原因になりやすいポイントについて解説をしていきたいと思います。


出来る&出来ないの差を考える

「立位では骨盤が前傾できるのに、座位になった時に骨盤の前傾が出来ない」というのが事実です。

立位では骨盤が前傾するのに、座位や体育座りになったら骨盤を前傾することが出来ない。

この差に何があるのかを考えることが必要です。

動作のできる場・出来ない場面

これは何に対しても応用するべきですが…

出来る場面&出来ない場面

痛みが出る場面&痛みが出ない場面

この違いを探ることでも、原因をハッキリ明確にすることができ、実際に事実ベースで患者さんにも伝えることができるため、この違いや差が起きている部分をしっかり解釈すれば相手も納得してくれやすくなります。


この立位と座位の違いを考えた時に…

大腿骨が屈曲しているのか。

大腿骨が伸展しているのか。


この違いがあることが分かります。

立位では大腿骨が伸展していますし、座位では大腿骨が屈曲している状況になっているわけです。

この大腿骨が屈曲しているのか、大腿骨が伸展しているのかの違いで何がどうなっているのかを解釈する必要があります。


反り腰の人が座位ができない理由

立位では骨盤が前傾しているのに、座位では骨盤後傾位しか取れない理由として、大腿骨が屈曲しているのか。大腿骨が伸展しているのか。この違いがあることを解説をしましたが、まずは腰椎過前弯の特徴を知っておく必要があります。


腰椎が過剰に前弯しているアライメントになると、大腿前面筋である大腿直筋・腸腰筋・大腿筋膜張筋などの股関節前面筋が短縮します。

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