「筋肉の緊張が高い」という現象に対する解釈の仕方と運動療法をする際の考え方
筋肉の緊張が固い状態に対する運動療法がテーマです。
臨床をやっていると筋緊張が高い方も多くおられると思います。
この筋緊張が高い部位に対してストレッチやマッサージをするという選択になりがちですが、筋緊張の捉え方について改めなければむしろアプローチによって筋緊張が余計に高まってしまうケースが多いです。
この筋緊張に対する捉え方や解釈の仕方を変えて頂くことによって、運動療法・アプローチが変わってくるので今日から活用頂ける内容になっています。
よく臨床現場で見ることが多い症例やケースを例に挙げて紹介させて頂いていますのでこの筋緊張に対する考え方として活かして頂ければと思います。
変形性膝関節症の大腿直筋の過緊張
変形性膝関節症の方でPF関節の可動性が低いことで膝関節の可動域制限に繋がっている方も多くおられて、大腿四頭筋が過度にタイトになっている方も臨床上かなり多いと思います。
この大腿四頭筋のタイトネスに対してですが、大腿四頭筋が固いから大腿四頭筋のマッサージやストレッチを行うというのは、経験上でもアプローチをしても症状として戻ってしまうケースがほとんどです。
そのため、やるべきこととしては、、
大腿骨頚部骨折の内転筋群の過緊張
大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折などを理学療法士の病院勤務時代にはみる機会が多かったですが、、
手術をされた後の患者さんで、股関節内転筋がパンパンに張ってきて股関節の開拝動作の制限に繋がってしまう症例も数多く経験していました。
この股関節の開拝動作が制限されていて、、
股関節内転筋がパンパンに張っているから、股関節内転筋を緩める様なアプローチをしがちになります。
実際のところですが、、
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