小売業のエキスパートに!~仕事の整理からはじめてみよう~
日々エネルギッシュでお人柄も魅力的な小売業のメンバーと出会わせてもらい、そのお返しに何かお手伝いできれば・・・と取り組んでいます。
「接客サービス」と「店舗マネジメント」というテーマを中心としたテーマで集合研修や個別面談を依頼していただくことが多く、こんなにも店舗・ブランドのことを想い、お客様に喜んで・楽しんでもらいたい!と思っている方々が小売業に沢山いらっしゃるということは、買い物や食事そしてサービス体験も向上できるのだと確信を持っています。
店舗での何気ないやりとりの中に気分を害すこともあれば、販売スタッフとのちょっとした会話で、その日の気分が晴れやかになったというような感想をくださるお客様もいらっしゃいます。
それはきっと、売上プラスα売り手と買い手に幸せをもたらしてくれることでしょう。
常々、私の持論として「接客サービス」を提供する側にも幸せな場であってほしい。そんな店舗づくりを創出するために「接客サービス」以外の知識や技術を獲得し、小売業のエキスパートたちになってもらえたら・・・と願っています。
アパレル店はセールの時期に入り、定価で販売しているときよりも、売上に対して販売する数や手間が増えるのが小売業の実情です。セールで数字を作ることは大切ですが、見えてくる「売上」だけの数字では店舗や倉庫の忙しさは計り知れません。
以前よりも店舗におけるマンパワー不足により店舗の運営が厳しくなったという店長やリーダー職の方の嘆きもよく耳にします。
例えば、シフト上の人数は減っていないものの、新人アルバイトや時間単位で勤務してくれる方以外、自分(店長)のみが社員であるなど、店舗の外から見ると変わりなく見えるかもしれませんが、業務の割り当てができないことも多くなってきています。
実務内容を聞いていると、よく頑張っているし、その状況を耐えて乗り越えていることが素晴らしいと賞賛しています。そんな中、自身の接客力をブラッシュアップしようと「接客ロールプレイング大会」に挑んでくださる店長やリーダーの皆さんと今週も多くの場でご一緒させてもらいました。
なかには、休日返上で自己学習の場に参加してくださる方もいらっしゃいます。
大変だけれど頑張る!というやる気もステキですが、ときには業務量が溢れる寸前の方もお見受けします。(倒れる前に休もう!と何度も何人にもお声かけした記憶があります・・・)
小売業にとって、かけがえのない素晴らしい人材を大切にしたいからこそ、知識や技術を蓄えて欲しい。それができる環境整備を本部や管理者の皆さんと考えることは私の仕事と戒めつつ、店長やリーダーの皆さんにはときどき、ご自身の仕事を可視化してみることを提案しています。
毎日あたり前にやっていること。
毎日ではないけれど、定期的にやらなければいけないこと。
新人スタッフの方に伝える業務内容は整理するけれど、案外ベテランチームの仕事内容は、それぞれが理解していて進めているので、羅列してみたら、お互いとんでもなく多く業務をしているかもしれません。
もしかしたら、各人のバランスが偏っていることもあるかもしれません。
何よりも、周囲は店長の仕事大変そうで、いつも忙しそうだけれど、自分が手伝えるようなことはないのかもしれない。と気づいているけれど、自分なんかではできない業務と感じていることもあるようにお見受けします。
まずは一度、仕事を書き出してみる。とりあえず、並べてみる。
そして、できたら、仲間や上司と一緒に確認して協力してもらえることや、少し教えたらできるようなことはないか?そんな時間を少しだけとってみて欲しいなと願っています。
書き出してみて、整理することが難しかったら、微力ながら弊社メンバーもお手伝いしますので、一緒に考えましょう!!
今月お会いできた素敵な小売業のエキスパートたちに応援の気持ちを込めて。