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人生をゲーム化する100の方法

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人生をゲームらしく生きるためには何をするべきなのかを書きなぐったマガジンです。
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記事一覧

人生をゲームにする100の方法(17):単純化する

人生をゲームにする100の方法(17):単純化する

そういえばこの連載(?)、最近書いていなかったことを思い出したので。

「人生をゲームにする」なんて大仰な表現を使わなくても、多かれ少なかれどの人だって人生を「ゲーム」っぽくするライフハックを使っているものだ。

なかでも「人生の単純化」はその最たるものである。どんなに複雑なゲームであっても、人生という現象が持つ複雑性に比べればシンプルだ。シミュレーションゲームは特にそれがわかりやすい。シミュレー

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人生をゲームにする方法(14):プレーする物語を変える

人生をゲームにする方法(14):プレーする物語を変える

何度もいうが、この世界という物理的事象そのものはゲームではない。だが、ゲームのように解釈することはいつだって可能だ。

私は宗教というものを「人生をゲーム化するパッケージ」とみなしているフシがある。宗教と一言で言ってもいろいろあるので、そんなに単純化して語ると怒られてしまうかもしれないが、ここで強調したいのは、宗教は「世界という文脈を読み替える」技法に長けているということである。

私たちの人生は

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人生をゲームにする方法(12):何度でもやり直せる環境をつくる

人生をゲームにする方法(12):何度でもやり直せる環境をつくる

ゲームになりやすい領域となりにくい領域がある人生が究極的にゲームになりえないのは、いずれ死を迎えるからである。そういう意味で、人生はゲームというよりはゲーム機に似ている。いろいろなゲームを楽しむことができるが、ゲーム機が壊れてしまったら、もう次のゲームをプレーすることはできない。なぜならあなたはプレイヤーというだけでなく、ゲーム機そのものでもあるからだ。

ゲームの大きな特徴は、やり直しが効くとい

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人生をゲームにする方法(11):ギャンブル性をもたせる

人生をゲームにする方法(11):ギャンブル性をもたせる

私たちはランダム性に惹かれているランダム要素のないゲームは、ありていに言って停滞している。

世界中で楽しまれているゲーム(スポーツ含)のトップランカーたちの戦績を見ると、だいたい7割〜8割程度に収まっていることに気付かされる。これはゲームそのものに、ある程度のランダム性が付与されてるためだ。

逆にこれ以上数字が上にいくと、独占的な環境になり、環境が固着化する。観る前から勝敗が明らかなものが続く

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人生をゲームにする方法(10):コレクションする

人生をゲームにする方法(10):コレクションする

ビジネス書ではよく、「記録すること」の重要性について説かれている。

自分もまったく同意する。記録すること、すなわち可視化することはさまざまなメリットをもたらす。いわく、自分の現状を認識できるようになる。いわく、日々の変化に気づけるようになる。

だが他にも大事なことがある。それは「コレクション欲を満たせる」ということである。

コレクションというと、特定のグッズのことが真っ先に思い浮かぶかもしれ

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人生をゲームにする方法(9):自分のフィールドを見つける

人生をゲームにする方法(9):自分のフィールドを見つける

規則性がわかれば没頭できる人生はゲームではないが、その中に無数のゲームを抱えている。

ということで、人生をゲームのように生きたかったら、どれだけ自分のはまれる「ゲーム」を見つけられるかにかかっている、という身も蓋もない話になる。

ここでいうゲームは、狭義のゲームでもいいが、一般的にゲームとみなされていないようなものでもいい。ルールがはっきりしていて(あるいは不明確なルールを探求するためのツール

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人生をゲーム化する100の方法(8):ルールをつくる

人生をゲーム化する100の方法(8):ルールをつくる

ゲームとはルールメイキングであるゲームとは、多かれ少なかれルールメイキングのことである。ルールがどれぐらいうまく作られているかによって、そのゲームのおもしろさが変わってくる。

一見すると自由度が高いゲームでも、ルールがまったくないということはありえない。それが細かすぎるといわゆる「お使いゲー」になるし、ゆるすぎると「何をしたらいいのかわからない」という状態になるが、どのゲームにも通底してルールは

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人生をゲーム化する100の方法(7):アウトプットする

人生をゲーム化する100の方法(7):アウトプットする

「汝、とにかくアウトプットせよ」ゲームというのは、やるべきことが明確である。少なくともそのことを意識してつくる。どういう世界なのか、そこで何が求められているのか、どこに向かうべきなのかが、目で見てわかる。だからこそ行動が喚起されるし、その行動が可視化されるというフィードバックを受けて、さらに次の行動が促される。

これは自己反省として思うのだけど、最近はあまりにもインプットの機会が多すぎる。新聞や

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人生をゲーム化する100の方法(6):ロールプレイを意識する

人生をゲーム化する100の方法(6):ロールプレイを意識する

「人格の使い分け」という人類史上に残る発明人は多かれ少なかれ、何かを演じているものだが、あまりにも自然にやりすぎているせいで、それが演じられたものなのかどうかに気づけない。まさに仮面を被りすぎていて取れなくなってしまった道化師である。

「人生のゲーム化」をうたった書籍やブログ記事はじつはちょこちょこあるのだけど、この点に触れているものは少ない。考えてみれば、ゲームをやっているとき、本当に「あなた

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人生をゲーム化する100の方法(5):時間を区切る

人生をゲーム化する100の方法(5):時間を区切る

現実とゲームの大きな違いは、そのわかりやすさにある。

ゲームは現実と比べて制限が多い。つまり現実はあまりにも選択肢が多すぎる。ときには何に集中すればいいのかわからなくなるぐらいだ。

新しいゲームをやりはじめたとき、やれることが多すぎて何から始めればいいのか困った体験をした人も結構いると思うが、あれの究極版が人生である。

では人生がなぜ破綻しないのかというと、社会というシステムがいい感じに出来

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人生をゲーム化する100の方法(4):ゲームであることを認める

人生をゲーム化する100の方法(4):ゲームであることを認める

「でもそれって単なる自己啓発じゃ?」「人生のゲーム化」の具体的な手法を考えていくと、言っていることがだんだん自己啓発のそれに近くなってくる。なので、ここで言っている「ゲーム化」というのが、一般的な自己啓発となにが違うのか?という点について言及したい。

タスクの可視化、健康状態(ステータス)の可視化、エクササイズの実施という、これまでの記事で自分の書いてきたことは、わざわざ「人生のゲーム化」と銘打

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人生をゲーム化する100の方法(3):能力値を上げる

人生をゲーム化する100の方法(3):能力値を上げる

運動は最強だ……やることができれば前回の記事が健康管理に関することだったので、必然的に運動についても触れていく必要がある。ゲームで言うならば、使用キャラクターのステータスに関する話だ。

社会人になると、意識的にやろうとするか、一緒にやる人間が周りにいないかぎり、どうしても運動不足になりがちだ。というか一般論はわからないが自分自身は間違いなく運動不足である。うっかり編集やらライターやらを生業とする

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人生をゲームにする100の方法(2):自分のステータスを可視化する

人生をゲームにする100の方法(2):自分のステータスを可視化する

人生において可視化すべきもの人生をなんとかゲームのように扱おうと考えたとき、前回の記事で書いたように、可視化(数字化)することが重要だと書いた。どんなゲームだって、何をするべきか提示されているからアクションが取れるからだ。

では何を可視化するべきか?というのが次のお題目となる。前回取り上げたHabiticaは、自分の習慣や日課、ToDoを可視化することで、「自分が何をすればいいのか」というアクシ

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人生をゲームにする100の方法(1):倒すべき敵を設定する

人生をゲームにする100の方法(1):倒すべき敵を設定する

当然だけど、人生はゲームではない。
とはいえゲーマーとしては、人生はゲームのようであってほしい。

ということで、可能なかぎり人生(の一部)をゲームに近づけるようにするため、どういうことができるのかを考えている。

「ゲーム化」するうえで、まっさきに重要だと思えるのが可視化だ。数字化と置き換えてもいい。

自分のやったアクションややるべきアクションが可視化されていること、それがゲーム化の1つの条件

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