マガジンのカバー画像

人生をゲーム化する100の方法

18
人生をゲームらしく生きるためには何をするべきなのかを書きなぐったマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

人生をゲームにする100の方法(18):伏線に気づく

人生をゲームにする100の方法(18):伏線に気づく

かつて、人生をゲームにする方法のひとつとして「自分のフィールドを見つける」を挙げたことがあった。が、なかなか自分のフィールドが見つからない、のめりこめるものが見つからない……ということが往々にしてある。

そんなときは、「人生に張り巡らせた伏線に気づく」能力を高めることが大事になる。人間の「こことここはつながっているに違いない!」と勘違いする能力は凄まじいもので、見ようによってはすべてが「伏線」に

もっとみる

人生をゲームにする100の方法(17):単純化する

そういえばこの連載(?)、最近書いていなかったことを思い出したので。

「人生をゲームにする」なんて大仰な表現を使わなくても、多かれ少なかれどの人だって人生を「ゲーム」っぽくするライフハックを使っているものだ。

なかでも「人生の単純化」はその最たるものである。どんなに複雑なゲームであっても、人生という現象が持つ複雑性に比べればシンプルだ。シミュレーションゲームは特にそれがわかりやすい。シミュレー

もっとみる
人生をゲームにする100の方法(16):IPと組み合わせる

人生をゲームにする100の方法(16):IPと組み合わせる

若干更新が空いてしまったのは、「そもそも人生をゲームにする方法が100もあるのか?」と根本的な疑問に行き着いてしまったからだが(見切り発車にも程がある)、そんなことを気にせずに今思いついたものを書き留めていくほうが大事だと思い直したので再開する。

「人生のゲーム化」は既存のゲームと組み合わせるで、IP(インテレクチュアル プロパティ、知的財産)の話である。というのも結局のところ、既存のゲームやキ

もっとみる
人生をゲームにする方法(15):自動化する

人生をゲームにする方法(15):自動化する

かつて、ゲームと呼ばれるものはアナログだった。

いまゲームと聞いて想起されるのは、デジタルゲームが大半だろう。デジタルゲームが登場する前から存在していたものは、わざわざ「アナログゲーム」として表現されるようになり、デジタルゲームは「ゲーム」と称されるまでになった。

ゲームは基本的にデジタルと相性が良い。そしてデジタルの大きな利点は、煩雑な計算を自動化してくれるという点にある。

アナログゲーム

もっとみる
人生をゲームにする方法(14):プレーする物語を変える

人生をゲームにする方法(14):プレーする物語を変える

何度もいうが、この世界という物理的事象そのものはゲームではない。だが、ゲームのように解釈することはいつだって可能だ。

私は宗教というものを「人生をゲーム化するパッケージ」とみなしているフシがある。宗教と一言で言ってもいろいろあるので、そんなに単純化して語ると怒られてしまうかもしれないが、ここで強調したいのは、宗教は「世界という文脈を読み替える」技法に長けているということである。

私たちの人生は

もっとみる
人生をゲームにする方法(13):コミュニティをつくる

人生をゲームにする方法(13):コミュニティをつくる

ゲームにおいて、コミュニティの存在は偉大である。

そう聞くと、「ちょっと待った」と言いたくなる人もいるかもしれない。特にデジタルゲームの場合、1人でプレーできることに良さはあると思うし、実際コミュニティを作らずとも、ゲームを楽しむことはできる。

それでもゲームに「のめり込む」とき、往々にしてそこにコミュニティがあるという事例はよくあることだ。

それが一人用のゲームであっても、「どういうふうに

もっとみる
人生をゲームにする方法(12):何度でもやり直せる環境をつくる

人生をゲームにする方法(12):何度でもやり直せる環境をつくる

ゲームになりやすい領域となりにくい領域がある人生が究極的にゲームになりえないのは、いずれ死を迎えるからである。そういう意味で、人生はゲームというよりはゲーム機に似ている。いろいろなゲームを楽しむことができるが、ゲーム機が壊れてしまったら、もう次のゲームをプレーすることはできない。なぜならあなたはプレイヤーというだけでなく、ゲーム機そのものでもあるからだ。

ゲームの大きな特徴は、やり直しが効くとい

もっとみる
人生をゲームにする方法(11):ギャンブル性をもたせる

人生をゲームにする方法(11):ギャンブル性をもたせる

私たちはランダム性に惹かれているランダム要素のないゲームは、ありていに言って停滞している。

世界中で楽しまれているゲーム(スポーツ含)のトップランカーたちの戦績を見ると、だいたい7割〜8割程度に収まっていることに気付かされる。これはゲームそのものに、ある程度のランダム性が付与されてるためだ。

逆にこれ以上数字が上にいくと、独占的な環境になり、環境が固着化する。観る前から勝敗が明らかなものが続く

もっとみる
人生をゲームにする方法(10):コレクションする

人生をゲームにする方法(10):コレクションする

ビジネス書ではよく、「記録すること」の重要性について説かれている。

自分もまったく同意する。記録すること、すなわち可視化することはさまざまなメリットをもたらす。いわく、自分の現状を認識できるようになる。いわく、日々の変化に気づけるようになる。

だが他にも大事なことがある。それは「コレクション欲を満たせる」ということである。

コレクションというと、特定のグッズのことが真っ先に思い浮かぶかもしれ

もっとみる
人生をゲームにする方法(9):自分のフィールドを見つける

人生をゲームにする方法(9):自分のフィールドを見つける

規則性がわかれば没頭できる人生はゲームではないが、その中に無数のゲームを抱えている。

ということで、人生をゲームのように生きたかったら、どれだけ自分のはまれる「ゲーム」を見つけられるかにかかっている、という身も蓋もない話になる。

ここでいうゲームは、狭義のゲームでもいいが、一般的にゲームとみなされていないようなものでもいい。ルールがはっきりしていて(あるいは不明確なルールを探求するためのツール

もっとみる
人生をゲーム化する100の方法(8):ルールをつくる

人生をゲーム化する100の方法(8):ルールをつくる

ゲームとはルールメイキングであるゲームとは、多かれ少なかれルールメイキングのことである。ルールがどれぐらいうまく作られているかによって、そのゲームのおもしろさが変わってくる。

一見すると自由度が高いゲームでも、ルールがまったくないということはありえない。それが細かすぎるといわゆる「お使いゲー」になるし、ゆるすぎると「何をしたらいいのかわからない」という状態になるが、どのゲームにも通底してルールは

もっとみる
人生をゲーム化する100の方法(7):アウトプットする

人生をゲーム化する100の方法(7):アウトプットする

「汝、とにかくアウトプットせよ」ゲームというのは、やるべきことが明確である。少なくともそのことを意識してつくる。どういう世界なのか、そこで何が求められているのか、どこに向かうべきなのかが、目で見てわかる。だからこそ行動が喚起されるし、その行動が可視化されるというフィードバックを受けて、さらに次の行動が促される。

これは自己反省として思うのだけど、最近はあまりにもインプットの機会が多すぎる。新聞や

もっとみる
人生をゲーム化する100の方法(6):ロールプレイを意識する

人生をゲーム化する100の方法(6):ロールプレイを意識する

「人格の使い分け」という人類史上に残る発明人は多かれ少なかれ、何かを演じているものだが、あまりにも自然にやりすぎているせいで、それが演じられたものなのかどうかに気づけない。まさに仮面を被りすぎていて取れなくなってしまった道化師である。

「人生のゲーム化」をうたった書籍やブログ記事はじつはちょこちょこあるのだけど、この点に触れているものは少ない。考えてみれば、ゲームをやっているとき、本当に「あなた

もっとみる
人生をゲーム化する100の方法(5):時間を区切る

人生をゲーム化する100の方法(5):時間を区切る

現実とゲームの大きな違いは、そのわかりやすさにある。

ゲームは現実と比べて制限が多い。つまり現実はあまりにも選択肢が多すぎる。ときには何に集中すればいいのかわからなくなるぐらいだ。

新しいゲームをやりはじめたとき、やれることが多すぎて何から始めればいいのか困った体験をした人も結構いると思うが、あれの究極版が人生である。

では人生がなぜ破綻しないのかというと、社会というシステムがいい感じに出来

もっとみる