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平成の終わりと令和の始まりを感じるプレイリスト

平成が令和になる瞬間に浮かれ、ななまがりが新元号を「歯姫」と予言してたのはたったの1年前。新時代だ~ってなって僅か1年で何ですかコレは。生活や文化を全部ひっくり返してしまう災厄の到来。あの頃想像していた令和ってコレですか、、平成→令和、2010年代→2020年代、ビフォーコロナ→アフターコロナ(ウィズコロナ?)と時代の節目が1年ちょっとで来まくっていてどうすればいいんだという気分だが、今一度、令和への昂ぶりを思い出すべく「平成の終わりと令和の始まり」をテーマに10曲プレイリストを組んだ。

1.平成ペイン/go!go!vanillas

こういった時代への言及ってラッパー界隈では盛んだったのだけど、ロックバンドとして自分たちの時代として、平成を対象化して歌った先駆けだった。バタバタと踊らせてくる忙しなさの中にポジティブなエネルギーが。


2.めっちゃかわいいうた/ネクライトーキー

フリーキーなアレンジが炸裂し、暴走していく歪なライブアンセム。くるりチアノーゼの一節をもじり、《今は只の平成30年だ》と歌う。これが毎年変化していくのを観るにつけ、年号なんぞ"只の"ラベリングだと思うのです。


3.テレコになって/踊Foot Works
こういう時代の節目を乗りこなすにはやはりhip hopの言語は必須だなぁと思う。セルフボーストをしつつも、時代ごと蹴りたぐってく気持ち良さがある。《君の心にロキソニンただJOIN》ってとこ、好き。優しい!ってなる。


4.family name/ZOC

https://youtu.be/IytBgF3UhP0

グループアイドルが隆盛を極めた平成、その終わりに大森靖子が生み出した新しく確固たる意義を持つ特殊集団。こういうステレオタイプへの嫌気って、本当にここ数年ようやく顔を出しても許されるようになった気がして。


5.平成の男/清竜人

昭和の男、に対してのという意味でこれを創る瞬発力。歌謡曲を手掛けてきたアレンジャーを迎え、平成から令和へと価値観をスクラップ&ビルドしていく、というのをラブソングに落とし込んだ。複雑な手法だがとても美麗。


6.平成がおわる/キイチビール&ザ・ホーリーティッツ
斜陽感たっぷりのサウンドで、諸行無常を泥酔しながら歌ったみたいな曲。どんな世相においても、自分を自分たらしめるものがないと厳しいという実感。まさしくコロナ禍においてそういう部分が炙り出されている気が。


7.THE END(Full ver.)/Tempalay
令和元年夏をサイケに彩った傑作『21世紀より愛を込めて』より。全編通して穏やかに終焉を描いた作品だが、その中でも特にメロウでチルなもの。この後出すシングルがAKIRAオマージュの「大東京万博」なのだから示唆的。

8.もろびとほろびて/ドレスコーズ
"人類最後の音楽"をテーマにした令和初日リリースのアルバム『ジャズ』より。当時はパラレル的な捉え方を出来たディストピア作品だったが、今や真に迫る。《倫理観と道徳が ほろびる理由なんてさ》が皮肉を超えて響く。


9.ももいろクロニクル(REIWA RAP ver.)/アーバンギャルド
《君の病気はなおらない だけど僕らは生きてく》と歌い続けて11年、「少女元年」とか「東京は令和零時」とか新時代系の曲は多いのだけど、抱えた呪いと共に在ろうとする、この曲こそがある種の真実な気がしてならない。


10.Forever Young/スチャダラパーからのライムスター

https://youtu.be/2HzD2DFMAvc

こんなにも景気よく、継続者のためのアンセムを30年選手の2組が綴ってくれるのだから頼もしすぎる。昭和生まれ、平成を駆け抜け、令和へと繋ぐ、時代の節目には饒舌で熟練の語り部が必要。forever foolish,forever fresh!




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