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あと何日かで今年も終わるプレイリスト

1~11月までのプレイリストは、ちょっとしたコメントをつけて24曲で24時間を表現するというこだわりを持って作っていたのだけど、2年前に作った12月のプレイリストだけがちょっと変則的かつ簡素な記事になってしまっていて。ずっと気になっていたのでこの機会にしっかり完成させてみた。1時~24時を表現しつつ、今年が終わっていくムードも曲順で演出してみました。

1.サカナクション「スローモーション」[1:00]
レトロなオケと、歌謡曲に根差したいなたいメロディ、パラレル昭和のヒット曲のような装い。数年後に出たMVによってその印象はより強固に。


2.フジファブリック「銀河」[2:00]
全パート妙な動きをする曲だけど、ベースが圧倒的に変なんだよな、ストイックかと思えば暴れ出すし。不穏なSF感を纏った異端な冬期ロック。


3.さよならポニーテール「12月のUFO」[3:00]
UFOにちなんで前曲から繋いでみた。淡々としたフレーズと美しいハーモニーで織りなす、何てことのない夜の小話。優しく宇宙に触れてしまう。


4.odol「退屈」[4:00]
疾走感はあるのに、静止した世界のイメージが浮かぶ。思考が体を止め、寒空の下でぽつんとさせる。ピアノのうねりがそのまま心模様のよう。


5.チャットモンチー「Last Kiss」[5:00]
This is 福岡晃子、というような世界観。こんこんと降り積もる粉雪のように奏でられるリフが悲しみを折り重ねていく。寂しさが込み上げる。


6.パスピエ「わすれもの」[6:00]
雨が雪へ変わるという古より続く気候変動モチーフを景色ごと変わるサウンドスケープで描く出す。しんしんと始まり、最後は天へ飛び立つよう。


7.ASIAN KUNG-FU GENERATION「真冬のダンス」[7:00]
凍え切った気分を温めるような目一杯のダンス、それは様々なメタファーとして作用していく。悲しみを振り切り、誰かと繋がる切実さの歌。


8.a flood of circle「オーロラソング」[8:00]
ロックンロール体現者のようなバンドだけど毎アルバムに1曲はある、これはもうきゅんです、的な曲が抜群すぎ。笑顔でさらば、の感傷よ。


9.Base Ball Bear「向日葵の12月」[9:00]
ギターの音デカい!ってなるんだよなこの頃のベボベ。それが最高に気持ち良いんだけど。寒空を爽快に滑空する連続写真のような歌詞が良い。


10.でんぱ組.inc「冬へと走り出すお!」[9:00]
黄金期へと向かう最中に届いた、ウェルメイドでソフトなポップス。声を放てば電波になる彼女たちだけど吐息まじりなラップは新鮮だった。


11.KANA-BOON「ネリネ」[11:00]
ホーンとの絡みが心地よいスイングナンバー。谷口鮪の声はどんな曲調にも馴染む可塑性に満ちているがそのウォームサイドの到達点のような。


12.UNICORN「雪が降る町」[12:00]
クリスマス以降の、まったりしてるのか忙しないのか、的な年の瀬の空気をたっぷり吸い込んだ名曲。どうか元気で、がこんなに意味を持つ今年。


13.くるり「最後のメリークリスマス」[13:00]
今年のクリスマスと年末を終えたら2年はこっちで年を越すことはないんだな、とか考えると一気に感慨深くなる。街と祭り、ひしめく思いの歌。


14.Homecomings「WINTER BARGAIN」[14:00]
バンドごとクリスマスソングが似合う、希有な存在だけどど真ん中に投げ込まれたこの曲は至上。市井の暮らしの中にある、和やかな1シーン。


15.ストレイテナー「GHOST OF CHRISTMAS PAST」[15:00]
うきうき跳ねるようなステップで、温かに広がる1曲。だけどもどこか深淵なるものに触れているような心地になる。おばけに出会える聖夜の話。


16.Enjoy Music Club「クリスマスをしようよ」[16:00]
Homecomingsの演奏、プラスチック米の歌唱によって生まれた極上の共作。サビで差し込まれるYUKI「2人のストーリー」の引用が物語を加速。


17.OKAMOTO'S「NEKO」[17:00]
グデングデンでどうにもならん、という気持ちをどっかに蹴飛ばせるのも師走の良さなのかな、と。空っ風がよく似合うファンク&Hip Hop。


18.Negicco「光のシュプール」[18:00]
曲の中だけでも景気はよくあらんと!的な意匠のこれぞ華やかなウィンターソングというような。めちゃイケのエンディングで流れてそうな感。


19.住所不定無職「キスキス」[19:00]
バブリーなムードとキッチュなキュートさで贈る、やや狂い出しそうな程のロマンチックを貪る1曲。なんだってやれちゃう無敵感、熱くてイイ。


20.avengers in sci-fi「Wish Upon The Diamond Dust」[20:00]
宇宙世紀系SFバンドがなぜか作った永遠の愛を誓うウィンターラブソング。雄大でスペイシーな音像の中、降る雪がダイヤモンドのよう、って!


21.indigo la End「冬夜のマジック」[21:00]
ホロホロととろけていくような音色の中、メロウな恋慕が滲み出す1曲。極限まで焦らしての、<もうすぐもうすぐそこに>のカタルシスよ。


22.ハンブレッダーズ「大掃除の後」[22:00]
掃除、苦手なんですよね。放っておくとそれはもう山積みになっちゃうんですが、今年は片付けを促してくれる人と過ごす年末なので安心です。


23.きのこ帝国「ラストデイ」[23:00]
これ聴くためにCDJ行ったなぁ。今年はこの曲通り、炬燵でだらだら過ごすのだろう。一緒に観るテレビは紅白みたくあれこれ言える番組が楽しい。


24.the pillows「New Year's Eve」[24:00]
ピロウズの、こういうプライベート感満載で、そっと寄り添ってくるような楽曲が大好き。何とも言えない静寂の中で迎える、新たな年のイメージ。


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