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「死」をみつめる場を、また、つくってみたい。 グラレコ×デスカフェを9/27に開催します

こんばんは!このnoteにいらしてくださりありがとうございます🌻

⚠️ 生・死という非常にセンシティブな内容を含む内容となっておりますので、ご気分を悪くされる方は読み進めずそっと閉じてください。


はじめましての人ははじめまして。いつもの方はいつもお世話になっております、菅野美音(すがのみお)と申します。私の簡単なプロフィールは以下の通り。もっと知りたい方は 自己紹介note へ。

菅野美音 Sugano Mio | Co-Creation designer
近頃はCI設計に携わったりコンセプト設計から始めるビジュアルデザインをしたりと、「共創」をテーマにしてデザインワークをしているフリーランスデザイナーです。博報堂ブランドデザインスタジオ2018年Sセメスター修了生。
東京藝術大学美術学部デザイン科に在籍しながらアートマネジメント(芸術運営)の探究、芸術×福祉の探究もしていたりします。好きな言葉は「対話」。


大分久しぶりのnoteになります。

そして久しぶりのイベント告知になります。

今回 京都女子大学の吉川先生にお声がけいただき、9月21日〜27日に開催される本邦初のデスカフェ見本市「DeathCafeWeek」に主催者の一人として参加させていただくこととなりました。

『グラレコと共にひらく“見えるデスカフェ』というタイトルで、9/27(日) 14:00〜 ZOOMで行います!

▼ イベントページはこちら。

▼ DeathCafeWeekのHP、プレスリリースはこちら。

このnoteではデスカフェというものに興味をもってこのnoteを読んでくださっている方に対して、こんな対話の場をつくってみたいのでよければ一緒にこの場をつくってくださいませんか、というのをつらつらお伝えします。


そもそもデスカフェとは?


デスカフェという言葉がそもそも聞き慣れないかもしれません。

デスカフェとは、スイスを発祥に近年世界で広がっている「死をカジュアルに語る場」のことです。菅野は今年2月頃に『青森で率直に死を語り合う「デスカフェ」』という記事をたまたまtwitterで見つけ初めてこの存在を知りました。

死を語ること というのはなかなか普段ないものですが、死について考えてみることは裏を返すと「自分は今どう生きているのか」「自分がどう生きたいか」を見つめ直す機会にもなります。上記の記事を見つけた瞬間「あ、私の身の回りにもそんな場があればいいのに」と思い突発的にデスカフェを開いてしまったのが私とデスカフェとの始まりでした。

デスカフェについてもっと知りたいという方はこちらのnoteもぜひお読みください。


どんなデスカフェをひらくのか


デスカフェウィークの中にはグリーフケアに寄ったデスカフェもありますが、私はライトさ・オープンさを大事にした場をひらきます。そのために、私がひらくデスカフェでは

・お互いに対話をしやすくするためのグランドルールの設置
・3つの問いの設置
・グラレコ(グラフィックレコーディング)の実施

をご用意しています。
また菅野がファシリテーター兼グラフィックレコーダーを務め🙋‍♀️、特に対話終わりの総括は行いません

デスカフェをひらくのはこれが2回目になります。前回にして初回に開催したオンラインデスカフェはこのような様子になりました。

(右も左もわからないド初心者だったこの時からは大分グラレコの腕も上がったように思っています。笑 )


なぜデスカフェをまたひらくのか


まず一番最初の根底にあるのは、やはり私自身。自分の「今の」生を考え直したい、感じたいからというのがあるように感じています。
正直なところ、幸いなのか不幸なのか私は自分の生や死を考える体験に乏しい環境に育ってきました。そのせいか、一度過労による抑うつを経験したときはとにかくすぐに元に戻りたくて「自分は何をしたいのか」「自分は何者になりたいのか」「自分はそのために何をしなくてはならないのか」と目的と目的からの逆算を問うことに頭がいっぱいになってしまって、今ここに心あらずな状態がずっと続いてしまっていました。

でも結局それに答えは出なくて、最近の私は目的に囚われることよりも「今、私はどうしたいか」を考えた方がよっぽど前向きではないか と思うようになっています。

前デスカフェをひらいたときは完全に今ここを見失って「自分はなんのためにいま生きてるんだろう」「自分はいつどのように死にたいんだろう」みたいなゴールを描く手がかりを得たいがためにひらいたのですが、今度は私自身、そして時間をともに過ごしてくださる参加者の皆様の「今、ここ」を見つめ直す場をつくり考えたいがためにひらこうと思います。


なぜ、またもグラレコと共にひらくのか


私はデスカフェに限らず普段のディスカッション、ちょっとした哲学対話の場、そして対話型鑑賞を開催する際にも対話の見える化を積極的に行っています。グラレコを私が行う理由は以下の3つ。

① 音というパーソナリティを失い視覚化された声は平等に存在するように目に映るから。
② 視覚化し遺していくことがその場でまた新たな対話に発展するタネになり得るから。
③ 終わったあと、対話の記憶や思考を思い返す強いトリガーになるから。

私が好きなことばの一つは、「対話」ということばです。

議論でもなく、討論でもなく、指示でもなく、提案でもなく、「対話」。なぜ対話なのかというとこのことばが孕んでいるフラットな人と人との関係性が私を安心させてくれるからです。

前回行ったデスカフェは哲学対話をベースにしたフラットな関係性づくりに徹しました。そのフラットさを支えてくれたのはグランドルールはもちろん、上記の理由からこのグラレコ(グラファシ)も担ってくれていたように感じています

参加者全員でそのテーマに対するタネまきをしあい、参加者全員でそのタネたちを育てていく。そんな「死」、しいては「生」に関わる対話の場をみなさまと紡ぎ合えればと思っています。


グランドルール


今回のデスカフェでは、【 語りやすい場、語りやすい関係性 】をお互いに築いていくためにこんな3つのグランドルールを敷きます。

1. 立場や肩書きは置いておく
普段背負っている立場や肩書きもここでは脇に置いておいてください。ファシリテーターの私はあくまで進行役。ここに「教える人」や「誘導する人」はいません。「あなた」が「どう思うか」を私は大切にしますし、参加者の皆様も大切にしていただきたいです。
難しく考えず、ちょっとした問いを持ってみる。ふっと思ったことがあったら、言ってみる。そのぐらいの気の軽さでいてください。

2. 何を言ってもいい、でも否定はしない
何を言ってもいいです。話がまとまらなくてもいいです。意見が変わっちゃってもいいです。「正解」を言おうと、完璧に言おうとしなくていいです。でも、他の人が話したことや自分が前に言っていたこと、そして自他そのものを頭ごなしに否定をしないように。

3. いるだけだって別にいい
ここは「何か言わなきゃいけない」ような場ではありません。沈黙してても全然いい。あなたがいたいようにいてください。

また、禁止事項として

・対話の場で出た個人の秘密は絶対に口外しないこと
・宗教など、特定の思想への勧誘は絶対にしないこと

こちらも必ず留意のもと参加をお願いいたします。


こんな人にきてほしい


・対話した内容が遺るということに抵抗を感じない方。
・また、今まで死や生について人と一緒に考えたり語ったりしたことがないけれど、ライトに・オープンに・フラットにまずはしてみたいという方。


開催詳細


日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00
方法:オンライン(Zoomアプリ使用)
グラフィックファシリテーター:菅野美音 @sgnmio
定員:6名(先着順)
参加費:500円
申込方法:グランドルールと注意事項をお読みいただいたうえで、以下のPeatixからお申し込みください

⚠️注意事項(必ずお読みください)
*申込〆切はイベント開催日の24時間前です。
*イベント実施後のキャンセルにつきましては、キャンセル料として参加費全額を頂戴いたします。
*当日の様子を撮影したスクリーンショットをWebサイト・広報物・SNS等で使用させていただく可能性がありますので予めご了承ください。
*本イベントにはマスコミの取材が入る可能性が今後ございます。その際はご協力をお願いいたします。
*当日制作したグラフィックレコードはGoogleドライブを通して参加者間で共有し、SNS等での公開もするものとします(固有名詞などの個人が特定できるような文言や発言者名はレコードしません)。

こんな場づくりにびびびっと来た方は、ぜひPeatixからお申し込みを。みなさまにお会いできるのを楽しみにしております!


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それではっ

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