コロナ時代の大学ゼミを渦中の学生目線で記す渾身のブログ      ~東京経済大学 関昭典ゼミ2020の軌跡~

新型コロナウイルス流行に翻弄される超国際協力系ゼミ。文科系ゼミでここまでコロナショック…

コロナ時代の大学ゼミを渦中の学生目線で記す渾身のブログ      ~東京経済大学 関昭典ゼミ2020の軌跡~

新型コロナウイルス流行に翻弄される超国際協力系ゼミ。文科系ゼミでここまでコロナショックを受けたゼミも珍しいのではないか。当初計画が総潰れ、混迷を極めるゼミ。混乱・動揺する17名の学生と教員が、苦境を乗り越え、グローバルパートナーシップの道を必死に模索する様子を赤裸々に綴る。

記事一覧

「新たな仲間を加え、関ゼミ、いざ出陣の時まであともう少し🎌」

皆さん、こんにちは!東京経済大学関ゼミです! 前回は、関ゼミの快挙についてお話ししました。この進一層賞受賞も素晴らしいですが、もっと驚くべきことが関ゼミ内で起こ…

「止まらない、東経大関ゼミの快進撃!進一層優秀団体賞受賞!」

 皆さん、お久しぶりです!東京経済大学関ゼミでございますm(__)m  昨年はコロナウイルスの影響で毎年恒例の2週間海外ゼミ研修に行けませんでしたが、そのような状況で…

第12章「集客目標5000人!?!?」

9月、今年初めての対面授業、この日を皆待ちわびていた。初対面で感動しながら自己紹介的活動を期待していたことだろう。しかし、これが関ゼミの性なのか。いきなり先生の…

第11章「関ゼミブログ執筆の現場から」

 みう:サミットまで2週間ちょっとやばくないですか。目標人数に到達しないんですよね。  美和:毎日5人の参加者ゲットは正直大変ですね。  みう:50人に声をかけて…

第10章 「2020年度ゼミ生、波乱万丈の関ゼミを知る!」

ゼミ長トゥエ「国際交流学生サミットまで残り1ヶ月を切りましたね!そういえば、みんな関ゼミに入ってもう半年も経ってしまいました。zoomでみんなと顔合わせした半年前が…

第9章「ウルトラマンセブン凛のスマイルビームに救われたゼミ生たち」

メロサティ島でのネパール―日本大学生ジェクトは徐々に交流ムードから真剣SDGsモードに移行しつつあった。 ネパール学生の煌びやかなパフォーマンスや流暢な英語で…

第8章「互いの日常大公開!関ゼミ男子2人にズームイン!!!!」

関ゼミとネパール学生による国際交流プロジェクト(メロサティ・オンラインプロジェクト)。バーチャル島(※オンライン上の仮想島)で無事にオープニングセレモニーを終え…

第7章「ついに!ネパール学生とのオープニングセレモニー開幕!!」

メロサティ島に到着し、ゼミ生たちはブロジェクト開幕の門をくぐり抜けた。 いよいよ例年にない、イレギュラーな国際交流が始まろうとしている。 Zoomというゼミ生とネパ…

第6章 「いざ!メロサティ島へ出発!!!」

ゼミ生ははっと我に返った。 亮(リョウ)からの一言で皆慌てて飛行機に乗り込み、すぐに離陸した。この時ゼミ生の一人が機内に見当たらないことに気付く者は誰もいなかっ…

第5章 「感電男による関ゼミ10,000字プロジェクト」

倒れかけた関先生を再び起き上がらせるために流した10,000ボルトの電流は見事に先生を感電させ、私たちは歓喜に沸いた。 「よし、これでみんなでネパールに行けるぞ!」 …

第4章 「父の日サプライズ!!歌の力でフルチャージ!!」

私たちは「自立」する時が来た。先生にはもはや「飛行機」のタラップを登るエネルギーは残っていない。置き去りにするのは大変申し訳ないが、致し方ない・・・。大学のゼミ…

第3章「関ゼミのエレメントとネパールプロジェクト始動」

ネパール学生へのお返し動画が完成し、「これでやっと交流ができる」とゼミ生全員が期待に胸を膨らませていた。しかし、 「オンラインプロジェクトは無理。ネパール学生と…

第2章「富士の聳える国の学生からヒマラヤの国の学生への返信」

第1章は →https://note.com/sekiseminar/n/nc73e5270f4e1 **** 心地よい朝凪が吹き抜けるように“ヒマラヤの”ネパールの学生たちから自己紹介動画が届いた。突然に送…

第1章「沈む幻惑、浮かぶ眩惑」

新型コロナにことごとく打たれ、もはや「青天の霹靂」立ち尽くすことしかできない関ゼミ。それを打開するべく、ミャンマー出身ゼミ長の提案で始まった“Zoom人狼ゲーム”。…

2020年度活動報告~序章「青天の霹靂」~

「青天の霹靂」としかいいようがない。2020年度東京経済大学関昭典ゼミ。 関ゼミの真骨頂は何と言っても海外ゼミ研修。全国どの大学でも経験できない独特の冒険型研修…

「新たな仲間を加え、関ゼミ、いざ出陣の時まであともう少し🎌」

「新たな仲間を加え、関ゼミ、いざ出陣の時まであともう少し🎌」

皆さん、こんにちは!東京経済大学関ゼミです!

前回は、関ゼミの快挙についてお話ししました。この進一層賞受賞も素晴らしいですが、もっと驚くべきことが関ゼミ内で起こっていたのです!

それは、、、

3人の強力な仲間が加わることになったのです!

詳しく言うと、2021年度のオンラインで行われる国際交流プログラムに、とても素敵で個性あふれる3人の他大学の方が参加してくれます。

去年の関ゼミもさわね

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「止まらない、東経大関ゼミの快進撃!進一層優秀団体賞受賞!」

「止まらない、東経大関ゼミの快進撃!進一層優秀団体賞受賞!」

 皆さん、お久しぶりです!東京経済大学関ゼミでございますm(__)m

 昨年はコロナウイルスの影響で毎年恒例の2週間海外ゼミ研修に行けませんでしたが、そのような状況でも必死に奮闘する関ゼミの日常を少し誇張しながら?お届けしていました。

 その関ゼミが、なんと!なななんと!快挙を成し遂げました☆彡
 関ゼミの頑張りが大学に認められ、『進一層賞』というとても光栄なすんばらしい賞を頂けました!!!

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第12章「集客目標5000人!?!?」

第12章「集客目標5000人!?!?」

9月、今年初めての対面授業、この日を皆待ちわびていた。初対面で感動しながら自己紹介的活動を期待していたことだろう。しかし、これが関ゼミの性なのか。いきなり先生の爆弾発言で幕を明けた。  

「集客目標は5000人でお願いします。」  「・・・・」  

この一言が先生の口から発せられたときにはまだ、5000という数字がとてつもないものであることを誰一人として理解していなかった。 年上のミャンマー人

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第11章「関ゼミブログ執筆の現場から」

第11章「関ゼミブログ執筆の現場から」

 みう:サミットまで2週間ちょっとやばくないですか。目標人数に到達しないんですよね。

 美和:毎日5人の参加者ゲットは正直大変ですね。

 みう:50人に声をかけてもいい返事をくれるのは5人以下、、、これが現実です。

 美和:私毎日声をかけているのに、返信が貰えず無視されたり、断られたり、凄く傷ついています。メンタルが持ちません。

関先生:大変そうだね。でもまあ、君たちゼミ生が始めたこと。自

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第10章  「2020年度ゼミ生、波乱万丈の関ゼミを知る!」

第10章 「2020年度ゼミ生、波乱万丈の関ゼミを知る!」

ゼミ長トゥエ「国際交流学生サミットまで残り1ヶ月を切りましたね!そういえば、みんな関ゼミに入ってもう半年も経ってしまいました。zoomでみんなと顔合わせした半年前がとても懐かしいですね。」

美和「もう半年経つんですね!関ゼミはガチゼミと聞いていたので当時は堅いイメージがありましたけど、顔合わせした時関先生と4年生の亮さんがフランクに話されていたのが印象的でした。」

亮「ははは笑 先生とはいつも

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第9章「ウルトラマンセブン凛のスマイルビームに救われたゼミ生たち」

第9章「ウルトラマンセブン凛のスマイルビームに救われたゼミ生たち」

メロサティ島でのネパール―日本大学生ジェクトは徐々に交流ムードから真剣SDGsモードに移行しつつあった。

ネパール学生の煌びやかなパフォーマンスや流暢な英語での発表が圧倒されつつも、来たる国際学生サミットに向けて準備を着々と進めていた。関ゼミ生は努力は人一倍であるが、全体的に自己肯定感が低めで焦燥に駆られる人が多い。ネパール学生の口から雪崩のように放出される情報量に飲み込まれそうなる。

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第8章「互いの日常大公開!関ゼミ男子2人にズームイン!!!!」

第8章「互いの日常大公開!関ゼミ男子2人にズームイン!!!!」

関ゼミとネパール学生による国際交流プロジェクト(メロサティ・オンラインプロジェクト)。バーチャル島(※オンライン上の仮想島)で無事にオープニングセレモニーを終えた。
ネパール学生たちは「また来週会おう!!」と言って「飛行機」で一旦島を後にした。「島」にゼミ生だけになった途端、しばらく封印してきた日本語が飛び交った。既に脳が英語にシフトしてしまっていたため、遥か昔を思い返すような懐かしい響きに感じら

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第7章「ついに!ネパール学生とのオープニングセレモニー開幕!!」

第7章「ついに!ネパール学生とのオープニングセレモニー開幕!!」

メロサティ島に到着し、ゼミ生たちはブロジェクト開幕の門をくぐり抜けた。

いよいよ例年にない、イレギュラーな国際交流が始まろうとしている。

Zoomというゼミ生とネパール学生を繋ぐバーチャル空間が開かれ、5000kmの隔たりを無かったものにしてくれた。

ゼミ生たちが先に開会式会場に登場し、ダンスのリハーサルを行った。1人が代表して音楽を流すが、音ズレでダンスのタイミングが合わない。内心焦りを感

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第6章  「いざ!メロサティ島へ出発!!!」

第6章 「いざ!メロサティ島へ出発!!!」

ゼミ生ははっと我に返った。
亮(リョウ)からの一言で皆慌てて飛行機に乗り込み、すぐに離陸した。この時ゼミ生の一人が機内に見当たらないことに気付く者は誰もいなかった・・・(ブログ後半でこの事実が明らかになる)。

さて、ここで亮について紹介していこう。この男の特徴を一言で表すとするならば“不死身の男”、いや“おきあがりこぼし”といった方が正確かもしれない。これまで3年近く、何度も地面に叩きつけられ

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第5章 「感電男による関ゼミ10,000字プロジェクト」

第5章 「感電男による関ゼミ10,000字プロジェクト」

倒れかけた関先生を再び起き上がらせるために流した10,000ボルトの電流は見事に先生を感電させ、私たちは歓喜に沸いた。

「よし、これでみんなでネパールに行けるぞ!」

とそのとき、一人のゼミ生が皆を制するように声をあげた。

「ちょっと待って!あれを見て。やばいよ!」

彼女が指さす先には、関先生の横で一緒に通電してしまい、よだれを垂らしビリビリと大きく震えながら目をギラギラ輝かせている男がいた

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第4章 「父の日サプライズ!!歌の力でフルチャージ!!」

第4章 「父の日サプライズ!!歌の力でフルチャージ!!」

私たちは「自立」する時が来た。先生にはもはや「飛行機」のタラップを登るエネルギーは残っていない。置き去りにするのは大変申し訳ないが、致し方ない・・・。大学のゼミにおいて、教師を置き去りにして学生だけが飛び立つことなどあり得ないはずだが、それがまさに今目の前で起ころうとしていた。

仕方ないのだ。

ある時は、私たちがネパール学生と互いに動画を送り合い交流を深めようとしている真っただ中に、オンライン

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第3章「関ゼミのエレメントとネパールプロジェクト始動」

第3章「関ゼミのエレメントとネパールプロジェクト始動」

ネパール学生へのお返し動画が完成し、「これでやっと交流ができる」とゼミ生全員が期待に胸を膨らませていた。しかし、

「オンラインプロジェクトは無理。ネパール学生との交流はなし!」

先生の一言でゼミ生の心は奈落の底に落ちてしまった。この状況から関ゼミは立ち直ることはできるのか・・・



第2章→https://note.com/sekiseminar/n/nb81496f988a8

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第2章「富士の聳える国の学生からヒマラヤの国の学生への返信」

第2章「富士の聳える国の学生からヒマラヤの国の学生への返信」

第1章は →https://note.com/sekiseminar/n/nc73e5270f4e1

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心地よい朝凪が吹き抜けるように“ヒマラヤの”ネパールの学生たちから自己紹介動画が届いた。突然に送られてきたハイクォリティ動画。ゆったりと波に体を預けることなどもはや許されない。

「返事を送らないとね。」

関先生の鋭い視線にたじろぎ、ゼミ生は、体の重みを感じながら地上を歩み始めた

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第1章「沈む幻惑、浮かぶ眩惑」

第1章「沈む幻惑、浮かぶ眩惑」

新型コロナにことごとく打たれ、もはや「青天の霹靂」立ち尽くすことしかできない関ゼミ。それを打開するべく、ミャンマー出身ゼミ長の提案で始まった“Zoom人狼ゲーム”。ゼミ生同士の心の距離を狭めることができたと喜んでいたが・・・。

序章は→https://note.com/sekiseminar/n/ne075b9b7fd12

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2020年度活動報告~序章「青天の霹靂」~

2020年度活動報告~序章「青天の霹靂」~

「青天の霹靂」としかいいようがない。2020年度東京経済大学関昭典ゼミ。

関ゼミの真骨頂は何と言っても海外ゼミ研修。全国どの大学でも経験できない独特の冒険型研修。ネパールで、ベトナムで繰り広げられる国際学生交流。これを目指して多くの東経大生が関ゼミを目指し、合格するのはわずかに一握り。合格学生は思わずガッツポーズする。

しかし、新型コロナウイルスのせいですべておじゃんになってし

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