第5章 「感電男による関ゼミ10,000字プロジェクト」
倒れかけた関先生を再び起き上がらせるために流した10,000ボルトの電流は見事に先生を感電させ、私たちは歓喜に沸いた。
「よし、これでみんなでネパールに行けるぞ!」
とそのとき、一人のゼミ生が皆を制するように声をあげた。
「ちょっと待って!あれを見て。やばいよ!」
彼女が指さす先には、関先生の横で一緒に通電してしまい、よだれを垂らしビリビリと大きく震えながら目をギラギラ輝かせている男がいた。
「充俊(あつとし)だ・・・オウ・マイ・ゴッド」。
よりによって一番刺激を